日本,消費税
(画像=Getty Images)

ニュースを見ると増税の話題が多いですが、日本以外の消費税事情をご存知でしょうか。

日本人は10%の消費税を「高い」と感じてしまいますが、消費税が最も高いハンガリーでは27%。国によって大きく違います。

この記事では、日本の増税の歴史や他国の消費税事情についてご説明しています。

日本の消費税事情

2019年10月に消費税が10%に増税するため、消費税の話題が尽きません。

消費税は財源確保のために増税される

2度にわたり延期されてきた消費税増税ですが、現在のところ2019年10月に増税される予定です。

現在は8%ですが、増税後は10%になります。

オリンピックで景気が良くなるだろうという予測も加味してか、延期はされないようです。

消費税は、景気が悪くても変動が少ない財源として重宝されています。

所得税や事業税は景気が悪いと減りますが、「景気が悪いからトイレットペーパーを買わない」のようなことは起きません。

いくら景気が悪くても物は買われますので、消費税は安定的な財源とされれています。

日本の消費税の歴史

1989年4月、竹下登内閣の時に消費税法が施行され、3%で始まりました。

8年後の1997年4月、橋本龍太郎内閣の時に3%から5%に増税、2014年4月の安倍晋三内閣の時に8%になりました。

そして2019年10月、同じく安倍晋三内閣で消費税が10%に上がる予定です。

他国に比べて消費税が低い時期が長く、いずれ10%を超えるだろうと言われてきましたが、いよいよ増税される時がやってきました。

日本国内では「消費税10%は高い」と言われますが、他国と比べると特別高いわけではありません。むしろ低い方です。

他国の消費税事情

欧米の消費税は非常に高く、福祉が充実した北欧では25%のところもあります。

  • 25%:デンマーク、スウェーデン、ノルウェー
  • 22%:イタリア
  • 21%:オランダ、ベルギー
  • 20%:フランス、オーストラリア、イギリス

他のアジア諸国も日本より消費税が高い傾向にあります。

  • 17%:中国
  • 12%:フィリピン
  • 10%:韓国
  • 10%:インドネシア

日本の消費税が特別高いわけではないことが分かります。

消費税がもっとも高い国はハンガリー

消費税が最も高い国はハンガリーの27%です。

ついで25%がクロアチア、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー。24%がアイスランド、ギリシャ、フィンランド、23%がアイルランド、ポーランド、ポルトガルと続きます。

最も高いハンガリーの消費税事情

基本的には27%ですが、軽減税率として18%と5%の基準も設けられています。

あまりに高いとのことで、2017年より多くの商品やサービスの税率が引き下げられたのです。

例えば牛乳や肉類、本、衣料品などは5%です。

消費税が高いからといって、北欧のような福祉国家であるわけでもないようです。

ハンガリーは「生活満足度ランキングOECD加盟国」で最下位になることもあり、政治も不安定で国民の不信感が募っている状態です。

さまざまな面で増税されており、健康に悪いポテチに税をかけるポテチ税や犬を飼育する人が納める犬税などもあります。

北欧のように福祉や教育に税金が使われるならまだしも、財政難のために国民からお金を集めている状態では納得できませんよね。

まとめ

増税は仕方ないことですが、「なぜ増税するのか」「税金がどのように使われるのか」「生活が苦しい人への救済措置はあるのか」などを把握しなければ納得できませんよね。

他国の軽減税率などを参考に、日本の消費税事情についてよく考えましょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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