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(画像=Getty Images)

モトリーフール米国本社、2019年6月3日投稿記事より

アマゾン・ドットコム(ティッカー:AMZN)は3日月曜、米国内のプライム会員向けに1,000万品目超を対象に翌日配達サービスを開始しました。経営陣がプライム会員向け最短2日配達を翌日配達に「進化」させると発表してから6週間も経っていません。競合との配達競争で、アマゾンは大きくリードしました。しかし、競争はまだ始まったばかりです。

ウォルマート(ティッカー:WMT)の翌日配達サービスの「ネスクトデー」プログラムは、22万品目が対象で一部都市でのサービスにとどまっています。ターゲット(ティッカー:TGT)の「リストック」翌日配達プログラムの対象は、3万5,000品目のみです。

アマゾンにとって重要な迅速な配達

ウォルマートやターゲットのように実店舗を活用した配達展開ができないアマゾンにとって、迅速な配達は極めて重要です。

しかしアマゾンには、巨大なフルフィルメント(ネット通販における、受注、梱包、発送、受け渡し、代金回収までの一連の業務全般)ネットワークがあります。これにより、プライム会員に対する1,000万品目の翌日配達が可能なばかりか、44都市地域のプライム会員には数百万品目の同日配達を行っています。

迅速な配達への投資は始まったばかり

なお、投資家にとって重要なことは、アマゾンは迅速な配達への投資を始めたばかりだと言うことです。同社は、今四半期に8億ドルを追加投資し、さらに今後も高水準な投資を継続させる意向です。

アマゾンは、「プライム会員向けに翌日配達の品目とエリアをさらに拡大し、同日配達も充実させていく」とコメントしています。アマゾンによれば、配達パートナー企業による配達よりも、自社のフルフィルメントを活用した配達の方がコストが安いとしています。

そしてアマゾンの全米に張り巡らされたフルフィルメントネットワークは、他社にとっても魅力的です。アマゾンは今後、配達能力の一部を社外の企業に販売する可能性もあります。アマゾンの配達関連投資は現在の増収につながるばかりか、長期的にはフルフィルメントのコストを下げ、配達請け負いという新たな売上に道を開く可能性が出てきました。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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