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(画像=Romolo Tavani/Shutterstock.com)

投資信託の情報は巷にあふれています。しかし、客観的な視点で優れた投資信託を評価する情報はごくわずかです。その希少な情報のひとつが、格付け投資センターが毎年発表する「R&Iファンド大賞」。2019年に最優秀評価の国内株式・債券を対象にした4銘柄を紹介します。

R&Iファンド大賞は、なぜ信頼性が高い?

「R&Iファンド大賞(以下、R&I)」は2007年からスタートし、2019年で13回目を迎えます(5月に実施)。日本経済新聞社が後援する話題性の高いイベントです。賞の中身では、例えば次のような部門が設定されています。

  • 投資信託総合部門
  • 投資信託部門
  • iDeCo・DC部門
  • NISA部門

R&Iが個人投資家や機関投資家などから信頼されている理由は、評価を行っている「格付け投資センター」があらゆる運用機関と距離をとっているというスタンスが大きいでしょう。徹底的に第三者的視点、中立的立場にこだわった賞なのです。

これが「R&Iファンド大賞2019」で最優秀評価の銘柄

R&Iには、部門ごとにいくつものテーマ賞が設定されています。ここではその中でも注目度が高いと思われる「投資信託部門−国内株式・債券」の4銘柄とその特徴を解説します。

【国内株式 最優秀ファンド賞】
名称『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』
(運用会社:東京海上アセットマネジメント)]

その会社の社長・役員が経営で絶大なイニシアティブをとっている国内企業が投資対象です。経営者がリーダーシップを発揮することで、次の項目で優位になるとこのファンドでは考えています。

  • 長期的な株主利益の追求
  • 経営理念・哲学の貫徹
  • 迅速な意思決定 など

特に最後の「迅速な意思決定」は、あらゆる分野でグローバル化・IT化が進んでいる昨今において重要性が増しているでしょう。上記に加えて、売上高や純利益増加率などの指標に基づき成長性・収益性を分析した上で組み入れ銘柄を決定しています。

【国内中小型株式 最優秀ファンド賞】
名称『日興グローイング・ベンチャーファンド』
(運用会社:日興アセットマネジメント)

「グローイング・ベンチャー」の愛称で知られる銘柄です。主な投資対象は上場後5年以内の国内企業。その中から、革新的かつ高成長が期待される新興企業をセレクトして投資を行っています。

このような新興企業の株を自身で運用しようとすると、ハイリターンが期待できる一方、ボラティリティが高くリスクもあります。そのため、値動きをこまめにチェックする必要がありますが、この投資信託を利用することで時間に縛られず、効率的に高リターンを狙いやすくなると言えるでしょう。

【国内ESG 最優秀ファンド賞】
名称『女性活躍応援ファンド』
(運用会社:大和証券投資信託委託)

「椿」の愛称で知られる銘柄です。女性の可能性を大切にしたい方や、女性の社会進出を応援したい方向き。女性の活躍を成長エンジンにすることが期待される企業に投資を行っています。具体的には次の4つのテーマを重要視しています。

  • 女性の活躍を推進する企業
  • 女性の社会進出を助ける企業
  • 女性向けの商品・サービスを提供する企業
  • 女性の所得が増えることで恩恵を受ける企業

【国内債券 最優秀ファンド賞】
名称『エス・ビー・日本債券ファンド』
(運用会社:三井住友DSアセットマネジメント)

「ベガ」の愛称で知られる銘柄です。投資信託においてはローリスク重視な一方、国債以上のリターンを狙いたいという投資家向け。主に信用力のある公社債など(AAAからBBBの範囲内)を中心に投資。中長期的に見た場合に、国債以上のリターンを目指してアクティブ運用を行っています。

ここでは以上の4銘柄にフォーカスしました。最後に注意点ですが、「R&Iファンド大賞」は過去の実績をベースにしているもの。将来のパフォーマンスを評価するものではないため、あくまでも銘柄選びの参考情報とするのが賢明です。

文・J PRIME編集部

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