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(画像=Zapp2Photo/Shutterstock.com)

各マーケットの趨勢は、消費者のライフスタイルや価値観の変化、技術革新などに大きく左右されます。では令和時代に規模が拡大する市場はどこでしょうか。市場調査会社が発表しているレポートなどを基に予想してみましょう。

キャッシュレス市場:2021年度末には利用者が2,000万人近くに

日本政府も普及に向けた取り組みを推し進めているキャッシュレス決済は、今後拡大が見込まれているマーケットの一つです。情報技術(IT)分野の調査会社であるICT総研は、スマートフォンによるキャッシュレス決済サービスの利用者数は2018年度末では1,157万人でしたが、2021年度末には1,953万人まで増加するという予測を発表しています。

日本政府が消費税の引き上げに合わせて実施する「キャッシュレス・消費者還元事業」(ポイント還元事業)では、キャッシュレス決済に対応する店舗の数が増えることも見込まれています。より日本国内で消費者が電子マネーやQRコードで決済しやすい環境が整っていけば、市場拡大の追い風になることでしょう。

eスポーツ市場:世界市場は2022年に2,000億円規模に

将来はオリンピック種目になる可能性もあると言われている「eスポーツ」は、特に海外で競技人口が増え、日本でも近年盛り上がりをみせています。企業が主催するeスポーツの国際大会なども実施されるようになってきており、優勝賞金が1億円を超える大会も既に珍しくありません。

世界におけるeスポーツの市場規模は現在11億ドル(約1,200億円)とされていますが、2022年には18億ドル(約2,000億円)まで拡大すると言われています。ゲーム情報誌「ファミ通」を発刊するGzブレインによると、日本国内における2018年の市場規模は約48億円で世界に比べると小さいものの、前年比で13倍と驚異的な伸びを示しています。

コネクテッドカー市場:2035年には新車販売の96.3%を占めるように

「つながるクルマ」を呼ばれるコネクテッドカー市場も、今後市場の拡大が見込まれています。現在も既に自動車メーカー各社が、走行データを保険料に反映させるテレマティクス保険や車内向けのインフォテインメントサービス、緊急通報機能などの独自コネクテッドサービスを開発・提供しています。

調査会社の富士経済は、2035年には世界市場における新車販売の96.3%がコネクテッドカーになるという予測を発表しており、コネクテッドカーの新車販売台数は2017年比で5.3倍になるとしています。高速で遅延も少ない次世代通信規格「5G」が実用化されれば、より多様なコネクテッドサービスの提供も可能になり、市場の拡大が一層進むでしょう。

フリーランス市場:日本国内で推計1,100万人、経済規模は20兆円超え

コワーキングスペースが日本国内の各地で事業として成り立つのは、フリーランスとして働く人が増えたことが理由の一つとして挙げられるでしょう。働き方改革によって副業や兼業が広がるようになれば、半フリーランスの人に対する業務委託も一層増えていく流れとなっていくでしょう。

クラウドソーシング事業を行うランサーズが2019年5月に発表した「フリーランス実態調査」によれば、フリーランスで働く人は推計で1,100万人を突破し、経済規模は20兆円超。日本の総給与支払額の10%が現在フリーランスで働く人に支払われているとのことです。

VRやAR、AI、シェアエコ市場も

令和時代に伸びるマーケットはこれらだけではありません。技術革新によって、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、AI(人工知能)などのマーケットも今後拡大が見込まれているほか、個人間の能力や財産を共有するシェアリングエコノミー市場の盛り上がりにも注目したいところです。

ただこうした市場は既に市場調査が行われているほどメジャーな存在になりつつありますが、まだほとんどの人が目をつけていない将来有望なマーケットもきっとあるはずです。そうした市場を見つけるために、情報感度を上げて日々のニュースを読み解いてみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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