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(画像=Adriano Castelli / Shutterstock.com)

Microsoftが、Windows 7の無償サポートを2020年1月13日で終了し、以降はサポートを行わないと公表しています。前回、Windows XPが終了する際も、ひと騒ぎありましたが、今回も同様に、いろいろなところに影響があることが予想されています。現在もなお、特に法人においてWindows 7がOSとなっているPCは多いと考えられます。サポート終了の影響と、Windows 10への移行の際に気を付けるポイントについて解説します。

Windows 10への移行はまだ道半ば

Windows 7は、日本国内を始め、世界各国で、長らく主要なOSとして、個人、法人問わず使われてきました。しかしながら、2009年に発売された同製品は、2020年の1月をもって、サポートが終了します。マイクロソフト社の製品の特徴として、商品発売後最低5年はメインサポートの対象であり、さらに最低5年を延長サポート期間とし、最低でも10年はサポートを受けることができるようになっています。ちょうど約10年の月日を持って、Windows 7のサポートも終了します。

しかし、まだ、多くの企業では、サポート終了に対応できていません。調査会社のIDCによると、日本の法人向けパソコンのうち、Windows 10に切り替え予定にあるものは、2020年の予測でもまだ半数程度であり、サポート終了後も、多くのWindows 7のOSが稼働する予定になっています。日本全体としても、Windows 10への移行はまだ道半ばである、と言えるでしょう。

Windows 7のサポートが終了すると、起こり得るリスクとは?

では、実際のところ、Windows 7のサポートが終了すると、どのようなリスクがあるのでしょうか。主なものを紹介します。

セキュリティリスク

最も大きくインパクトを与えるのが、セキュリティリスクでしょう。実際、サポート期間が終了すると、それまで提供されていたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題点を修正するためのセキュリティ更新プログラムが停止されます。そのため、ウイルスやマルウェアに狙われ、情報の流出や、犯罪の踏み台にされるリスクが高まります。

アプリケーションや、周辺機器との連携の問題も

もう1つインパクトがあるのが、アプリケーションや周辺機器との連携の問題です。アプリケーションは、すべての環境で正しく動作するわけではなく、特定の環境において最適に動作するように作られています。Windows 7がサポート終了すれば、当然、Windows 7で使えるアプリケーションも減ってきます。また、周辺機器とPCを連携させているのもアプリケーションやソフトウェアになります。こういったアプリケーションやソフトウェアが、昔のOSに対応しなくなり、連携しなくなる、というのも危機の1つと言えるでしょう。

経営の視点から、Windows 10への移行の際に気をつけることとは?

では、Windows 10に移行するにあたって、どのようなポイントに気を配ればいいのでしょうか。

1つは、OSが変わっても仕事に支障がでないように、バックアップ体制などをしっかり確認することです。OSが変わると、アプリが使えなくなったり、データが紛失したりなど、「まさか」と思う事態が起こりえます。実際に、どのように移行していくかは、担当者に任せてもいいと思いますが、不測の事態が起こることを想定し、十分なバックアップを取り、無理のない移行を目指しましょう。

もう1つは、「Windows 10も、いつかはサポートが終了する」と理解しておくことです。以前Windows XPからの移行が多くの人を騒がせたように、10もいつかはサポートが終了し、移行する必要が出てくることが予測できます。特に、自社で独自にカスタマイズしたアプリやソフトウェアは、OSが変わると、引き継げなくなります。本当にそのソフトウェアやアプリが、カスタマイズすべきものかも含めて、長期的なシステムプランを考えましょう。

Windows 10への移行は、今年のうちに準備を

Windows 7は、来年の1月にサポートが終了します。サポートが終了してから慌てて移行するのではなく、今年のうちに余裕をもって準備しておきましょう。今回準備する際には、「いつかはWindows 10のサポートも終わる可能性がある」ことを意識しながら、準備を進めていくとよいでしょう。

文・J PRIME編集部

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