5G
(画像=chaythawin/Shutterstock.com)

株にはそのときどきで注目されるテーマがありますが、最近特に人気が高まっているのが5G(第5世代移動通信システム)銘柄です。SBI証券によると、テーマ別の株式では、2019年に入り5G銘柄のアクセスが好調とのこと(※)。これからの本格スタートに合わせて、さらに注目度が高まっていく可能性が高いといえます。主な5G銘柄をチェックしてみましょう。

※SBI証券独自ツール「テーマキラー」アクセスランキングに基づく。

5G 関連銘柄の中でもニッチ銘柄に注目したい理由

5G 関連銘柄といえば、NTTドコモやKDDIを筆頭に大手通信サービス会社を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。また、富士通やNECなどの基地局や通信設備に強い企業を想起する方もいらっしゃるでしょう。

確かに、これらの企業群も5Gの拡大によって業績アップが期待できますが、ここでは5Gの中でも日本企業が強いといわれる「ニッチ分野」に絞ってご紹介します。ニッチ分野は参入障壁が高く専門性が高いため、一般的な通信サービス会社や総合システム会社以上にダイレクトな株価アップが狙える可能性もあります。

アンリツ(東証1部 証券コード:6754)

5Gネットワークを支える計測機器のグローバルメーカー。 5G基地局の測定を行う機器や、モバイルネットワークの高速化・低遅延化をチェックする機器などが得意分野です。これまでは主にスマホメーカーからの需要が中心でしたが、5G/IoTの本格化を前に、自動車や家電メーカーからの引き合いも増えていると日経新聞(2019年4月15日付)が報じています。今後、この流れが本格化していくかどうかが、業績の行方を左右すると考えられます。

アドバンテスト(東証1部 証券コード:6857)

半導体が設計通りに動作するかをチェックする「半導体テストシステム」で世界トップレベルを誇る企業。5G通信に必須の複雑で高度な半導体・部品の次世代のテスト需要を大きく取り込むと期待されています。2019年3月末には、半導体大手の中国企業に、5G規格対応の検査装置を納入したと日刊工業新聞が報じています。

アルチザネットワークス(東証2部 証券コード:6778)

通信構築に使われる計測機器や通信インフラの保守などを展開。取引先には、NTT、KDDI 、ソフトバンクなどの国内通信大手に加えて、ファーウェイやノキアなどのグローバル企業も並びます。世界最大の電子計測器メーカーとアライアンスを組み、最先端ベンダー向けの5Gテストソリューションを開発。これまで4G技術で培ってきたノウハウを活かし、「5G基地局システム試験用テスター」のリリースなど、この分野でのさらなる影響力拡大を狙います。

コムシスホールディングス(東証1部 証券コード:1721)

5Gの本格スタートに伴い、基地局工事を主力にする企業にも好影響が出やすいと見られます。その中の1つがコムシスグループです。2018年3月期の売上高約3,800億円のうち、ほぼ半分がNTT設備事業。有線・無線ネットーワーク工事以外に、最近では設備運営業務も受託しはじめています。

アイ・エス・ビー(東証1部 証券コード:9702)

携帯電話の基地局向けのソフト開発を得意にする独立系システムインテグレーター。携帯分野にとどまらず、官庁・自治体、医療・介護、金融など多岐にわたる分野をステージにしているため、仮に5G /IoT分野が低調だとしても他分野でカバーできる強みがあります。

米中の貿易摩擦による5G関連銘柄低調をどう見るべき?

2019年5月の時点では、5G関連銘柄は全体的に値を下げている例が目立ちます。その大きな要因は、米中の貿易摩擦による市場の先行き不透明感と考えられます。この状況を「様子見すべき」と考えるか、「割安な今こそ買い」と判断するかで、半年後、1年後のリターン(あるいは損失)は大きく変わってきそうです。いずれにせよ、5Gがグローバルで急拡大していくことはほぼ確実と言えます。個人投資家にとって5G関連銘柄が注目すべき分野であることは変わりないといえます。

※本稿は上記の銘柄を推奨するものではありません。投資の可否はご自身の判断で行うようお願いします。

文・J PRIME編集部

【関連記事】
超富裕層が絶対にしない5つの投資ミス
「プライベートバンク」の真の価値とは?
30代スタートもあり?早くはじめるほど有利な「生前贈与」という相続
富裕層入門!富裕層の定義とは?
世界のビリオネア5人が語る「成功」の定義