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(画像=PIXTA)

このほど発表された米フォーブス誌の「日本長者番付2019」では、資産額とともに出身大学も明らかにされています。この記事ではこの番付を出身大学という切り口で分析し、どの大学がより多くの成功者を輩出しているのかを紐解いていきます。

1位:慶應義塾大学 9人

日本長者番付2019のトップ50の出身校として最も多かった大学が「慶應義塾大学」で9人でした。資産額ランキングで4位の佐治信忠氏(サントリーホールディングス)を筆頭に、8位の森章氏(森トラスト)、10位の毒島秀行氏(SANKYO)などと名前が連なります。

慶應義塾大学の場合、資産額ランキングで登場した9人全てが60歳以上で、ほかの大学に比べると高齢の人が目立ちます。最高齢は、セブン&アイ・ホールディングスの伊藤雅俊氏で94歳です。ちなみに業種としては、サントリーやセブン&アイ・ホールディングス、ドン・キホーテホールディングス、イズミ(スーパーマーケット)など、飲食や小売関係が多くなっています。

また番付には登場しませんでしたが、慶應義塾大学出身で活躍が目立つ創業者や経営者としては、佐野陽光氏(クックパッド株式会社)や柳澤大輔氏(面白法人カヤック)のほか、クラウド名刺管理サービスなどを手掛けるSansan株式会社の寺田親弘氏などが挙げられるでしょう。こうしたIT系企業の創業者や社長たちは、日本長者番付に今後登場する可能性もある「予備軍」であるとも言えそうです。

2位:早稻田大学 4人

慶應義塾大学に続いてトップ50へのランクインが多かったのが「早稲田大学」出身者で4人でした。資産額ランキングで栄えある1位となった柳井正氏(ファーストリテイリング)も早稲田大学出身です。

そのほかでは、鈴木郷史氏(ポーラ・オルビスホールディングス)が27位、山田進太郎氏(メルカリ)が33位、福武總一郎氏(ベネッセホールディングス)が39位という順で資産額トップ50にランクインしています。ちなみにメルカリの山田氏はトップ50にランクインした成功者の中で最も若い年齢です。

番付に登場していない早稲田大学出身の注目人物としては、最近注目度が高いシェアリングエコノミー(共有経済)事業を手掛けるスペースマーケットの重松大輔氏やインターネット広告事業やVC(ベンチャーキャピタル)事業を展開するオプトの鉢嶺登氏などが挙げられるでしょう。

3位:日本大学 3人

日本大学からは3人がトップ50にランクインしています。最上位は重田康光氏(光通信)=中退=で6位となっており、福嶋康博氏(スクウェア・エニックス・ホールディングス)が32位、田中良和氏(グリー)が48位と続きました。

ちなみに日本大学は、調査会社の帝国データバンクが2018年7月に発表した「全国社長出身大学分析(2018年)」の総合ランキングで1位となっています。「上場企業」というくくりでは慶應義塾大学に首位を譲るものの、日本有数の社長輩出大学であると言えることが分かると言えます。

中卒や高卒の成功者も

これまで出身大学別にみた場合の上位3校について紹介してきました。ちなみに4位で並んだのが東京大学と関西大学、青山学院大学、東京薬科大学で、いずれの大学からもトップ50に2人を輩出しています。

また番付に登場した成功者の中には中卒や高卒が最終学歴の人もおり、出身大学がビジネスの成功度合いを決定付けるものではないことも確かです。ただ帝国データバンクの調査結果をみても分かるように、一定の傾向があることは確かです。

日本長者番付は毎年発表されています。今後も「出身大学」という切り口で自分なりの分析をしてみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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