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(画像=mama_mia/Shutterstock.com)

2019年10月に予定の消費税引き上げの負担は、収入が増えるほど重くなる傾向にあります。この負担増に対して高所得者・富裕層は、節税や投資で対抗していくしかありません。合わせて有効なのが「現物を活用してリターンを得る」方法です。その詳細をご紹介します。

年収1500万円以上の世帯では年9.1万円の負担増

第一生命経済研究所の試算では、消費税が10 %に引き上げられた場合、平均的な家計の負担は年 4.4 万円増加。負担額は世帯収入が増えるに伴って上がり、1000万円〜1250万円世帯で年 6.6 万円増、1500万円以上の世帯では年 9.1 万円増になります。

財政難の日本は消費税だけでなく、年金保険料・健康保険料・相続税などあらゆる負担を増やしていくでしょう。その一番のターゲットになるのは高所得者・富裕層と考えられるため、該当する方は資産防衛策を強めていく必要があります。

その中心になるのは節税対策や投資ですが、もうひとつ「現物を活用してリターンを得る」という柱を持っておくと楽です。なぜなら、節税対策は国の政策に左右されますし、投資は国内外の経済状況に影響を受けるからです。これらは個人ではコントロールできません。「現物を活用してリターンを得る」はもっと身近な活動なので、不可抗力の要素が少なく、選択さえ間違えなければ計算しやすいと考えられます。ここでは代表的な3つの選択肢を紹介します。

自動車や高級バッグを貸し出してリターンを得る

富裕層や高所得者は高級ブランドのアイテムを所有していることも多いのではないでしょうか。最近では、一般の方が憧れるラグジュアリーアイテムを貸すことでリターンを得ている方が増えています。例えば、男性なら車、女性なら高級バッグを貸し出すことでリターンを得るサービスです。

所有する車を貸し出してリターンを得るサービスは、個人間カーシェアの「Anyca(エニカ)」。ここに車種・年式などを登録しておくと、それを使いたい方からリクエストがあり、予約確定・貸し出しになるとリターンが得られます。人気が集まるのはスポーツカーや高級車など。大手保険会社と提携した保険補償システムがあるため、万が一の場合も安心です。

手持ちの高級バッグを貸し出してリターンを得るサービスは「Laxus(ラクサス)」。ここに貸し出し可能な高級バッグを預けておくと、稼働率に応じてリターンを得られます。シャネル、セリーヌ、エルメスなど人気ブランドのバッグほど稼ぎやすく、入荷待ちが数百人、稼働率100%のバッグも多数あります。

所有マンションを貸し出してリターンを得る

現在マイホームとしてマンションを所有している方なら、タイミングによってはそれを賃貸・民泊に転用することでリターンを得る方法もあります。原則、住宅ローンで購入したマンションは賃貸転用できません。しかし、「遠方に転職したので通勤が難しくなった」などの合理的な理由があれば、金融機関と交渉の余地が出てきます。

賃貸転用するならビジネスパートナーの管理会社を見つける必要があります。入居者募集やトラブル対応などをサポートしてくれるので経営の手間がかかりません。また、マンションを民泊転用するなら、民泊代行会社に依頼するとスムーズです。問い合わせ対応、申し込み受付、使用後の清掃など、民泊運営に必要な業務の大半をフォローしてくれるのでオーナーは時間的な拘束がありません。

航空機を貸し出してリターンを得る

これは共同で航空機を購入し、それを航空会社にリース(一定期間貸し出す)することでリターンを得るスキームです。まとまった額の減価償却が短期間で出来るため節税効果が高く、富裕層に利用されています。

まずは情報収集で選択肢を増やすことが大切

ここでは「現物でリターンを得る方法」をご紹介しました。これらを実行するかどうかは別にしても、増え続ける社会保険・税金の負担を緩和するために、何らかのアクションを起こさなければならないのは間違いありません。まずはどんな選択肢があるか、アンテナを高く張って情報収集に注力しましょう。

文・J PRIME編集部

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