QRcode
(画像=Zapp2Photo/Shutterstock.com)

PayPayやLINEペイ、楽天ペイ……。QRコード決済サービス市場は既に群雄割拠の時代を迎え、還元キャンペーンも過熱しています。国内だけで5年後に8兆円市場になると言われるQRコード決済市場の概要や主要なサービスについてまとめて解説します。

QRコード決済とは?

QRコード決済はキャッシュレス決済の一つの類型で、その名前の通り、QRコードを使った決済手段のことを指します。QRコード決済には、店舗が提示したQRコードを顧客がスマートフォンで読み取る形式と、逆に顧客が提示したQRコードを店舗側が端末で読み取る形式の2種類があります。

QRコード決済は中国で2016年ごろから普及したことで注目を集めるようになり、日本でも普及が進んでいます。リサーチ会社の日本能率協会総合研究所は2018年11月、日本国内におけるQRコード決済市場は2019年度に6,000億円規模、2023年度には8兆円規模まで拡大するという将来予測を発表しています。

同研究所はQRコード決済が広まる理由や背景として、訪日中国人などの増加による導入店の増加や政府の後押し、大手企業の参入などを挙げています。

主なQRコード決済サービスと利用者ランキング

日本国内では「PayPay」や「LINE Pay」「楽天ペイ」「d払い」「Amazon Pay」「Origami Pay」などがQRコード決済サービスとしてよく知られています。

モバイル関連調査などで知られるMMD研究所が2019年2月に発表した調査内容によると、スマホ所有者が利用しているQRコード決済サービスのトップ3は、楽天ペイ(利用率9.4%)、PayPay(同8.1%)、LINE Pay(同7.9%)の順番でした。以下、このトップ3のQRコード決済について概要を説明していきます。

楽天ペイ

オンラインショッピングサイト大手の楽天が提供するQRコードなどを使った決済サービスが楽天ペイです。2016年10月からサービスの提供を開始しています。楽天はオンラインショッピングサイトなどを通じて国内に多くの会員を有しており、こうした巨大な経済圏が楽天ペイの利用者増にも寄与していると言えます。

PayPay

PayPayはソフトバンクとヤフーが出資する「PayPay株式会社」が提供するQRコード決済サービスで、2018年10月からサービス提供が始まりました。100億円を還元する利用者向けキャンペーンをテレビCMなどアピールして一気に知名度を挙げ、2019年2月には第2弾の100億円還元キャンペーンを開始しています。

LINE Pay

LINE Payは、無料対話アプリを運営するLINEのグループ会社「LINE Pay株式会社」が提供するモバイル送金・決済サービスで、2014年12月から提供が開始されています。LINEペイでは決済方法の1つとして、QRコード決済を行うことができます。2019年3月からはLINEを使った住民票のオンライン申請の決済手段としてLINE Payを活用する実証実験も始まり、関心を集めています。

日本でも進むキャッシュレス化

MMD研究所の調査ではQRコード決済の利用理由として、ポイントがたくさん貯まることや会計がスピーディに終わることなどが利用者から多く挙げられています。日本ではキャッシュレス化の進展が韓国や中国、欧州諸国に比べると遅れていますが、今後、政府の後押しやさまざまなサービスが誕生する中で、利用者は増えていくとみられます。

街を歩いてみると、QRコード決済が可能なことをアピールする店舗をより頻繁に見掛けるようになっています。まだQRコード決済を使ったことがない人は、各社のサービス内容を比べながら、どのような特徴があるのかまず知ることから始めてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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