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(画像=Sergey Nivens/Shutterstock.com)

SDGs(エス・ディー・ジーズ)、ESG、サステナブルという言葉が広く使われるようになり、サステナブルなモノやコトに興味を持つ人が増えています。サステナブルを日本語に訳すと、「持続可能な」という意味になります。投資においても、今後はサステナブルな銘柄に注目した方がよさそうです。今回は、サステナブル投資とは何か、またサステナブル投資が資産の増加につながる理由について解説します。

サステナブル投資とは

サステナブル、サステナビリティとは、地球環境や社会に関しての持続可能な発展という意味で使われます。地球環境の保全と経済の発展を両立させることが、今後の世界に必要であるという考えから、人間社会の経済の発展や利益だけを追うのではなく、地球と共存できる取り組みが重視され始めているのです。

このサステナブルと投資を組み合わせた言葉であるサステナブル投資とは、株式投資の一つの戦略です。優れた企業活動を行うことによって、持続的に成長していくと思われる企業への投資を行います。この投資戦略では、財務分析だけでなく、経営マネジメントの手法や技術が優れているか、環境や社会に貢献するような活動ができているか、などを評価の対象にします。短期的な利益ではなく、あくまでも中長期的な投資を行う際に活用できる戦略です。

ESG投資について

サステナブル投資と似たものに、ESG投資があります。ESGとは、Environmental(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を合わせたもので、企業の投資価値を測る一つの評価項目とされています。

環境面では、再生可能エネルギーを活用しているか、あるいは推進しているか、製造工程における二酸化炭素(CO2)の排出を減らす取り組みを行っているか、などが評価の指標となります。社会への取り組みとしては、子育て支援が充実しているか、フェアトレードへの支援を行っているか、人権問題への適切な対応や障碍者の雇用拡大などを行っているか、なども企業の評価につながります。

また、企業統治の観点では、役員研修や株主との対話などが、評価のポイントです。ESGに配慮して事業を行っている企業は、価値が下がりにくく投資のリスクが低いと考えられます。こちらもサステナブル投資と同様に、中長期的な投資を行う際の指標とすることができます。

サステナビリティ投資で注目したい企業

サステナビリティ投資やESG投資を行うことで、投資による利益が得られるだけでなく、投資を通じて社会貢献することもできます。サステナビリティ投資で注目したい国内企業を紹介しましょう。

株式会社ブリヂストン

株式会社ブリヂストンでは、ICTを活用したモビリティソリューションの開発、従業員の技能や知識の向上を支援する教育・訓練施設の運営、2050年を見据えた環境への取り組みなどを行っています。

株式会社ベネッセホールディングス

「Benesse=よく生きる」を企業理念に掲げている株式会社ベネッセホールディングスでは、教育関連事業や介護関連事業を行う企業としての強みを生かし、これからの社会に必要となる人材の育成に力を入れています。2019年をベネッセのサステナビリティ元年と位置付けていることもあり、今後もサステナブルな取り組みを広く行うと考えられます。

コンピューター・周辺機器の企業

コンピューター関連の分野において、国内にはサステナブルな企業が複数あります。富士フイルムホールディングス株式会社、コニカミノルタ株式会社、日本電気株式会社、株式会社リコーは、スイスの投資会社ロベコSAMがまとめた「サステナビリティイヤーブック2016」において好評価を得ています。

中でも注目したいのがコニカミノルタ株式会社です。同社はサステナビリティイヤーブックの2018年版にも掲載されています。

目先の利益を追わない、リスクの低い投資を

短期的に売買を繰り返さず、中長期的に株式を保有するような投資を考えているのであれば、サステナブル投資の視点はより重要性を増していくと考えられます。

また企業利益だけでなく、社会全体、あるいは地球環境全体にまで配慮して事業を展開している企業に投資することで、投資リスクを軽減できるだけでなく、同時に社会貢献を行うことができるのです。次に購入する銘柄に困った時には、サステナブル投資を思い出し、社会貢献度の高い企業を探してみましょう。

文・J PRIME編集部

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