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(画像=Pressmaster/Shutterstock.com)

収入の多い家庭で育った子は高学歴の比率が高い……。最近、日本でも教育格差が顕在化し、問題視されています。裏を返せばこのような格差があるということは、教育に投資することで才能を開花させたり、高所得の職に就きやすくなったりする可能性が高まるということです。世界の富裕層はどのような幼児教育・初等教育に投資しているのでしょうか?

オルタナティブ(革新的)教育の新たな潮流「イエナプラン」

今、世界中の教育関係者に「時代にフィットした幼児教育・初等教育」と注目されているのがオランダで盛んな「イエナプラン」です。ちなみに、日本国内では2019年4月、長野県南佐久郡に日本初のイエナプラン実践校「大日向小学校」が誕生する予定です。

世界の教育トレンドとも言えるイエナプランですが、その歴史自体は古く100年近く前にドイツのイエナ大学(の実験校で)生まれ、1960年代からオランダで広がりました。その教育メソッドは、自律性と共感力を育むことに力を注ぎます。現在ではオランダ国内に220校以上のイエナプラン小学校が存在します。

イエナプラン校は、知識偏重型の日本の学校と大きく異なります。軸にしている4つの活動「対話・遊び・仕事・催し」に参加することで、体・頭・感性を通して学んでいきます。

「STEM教育」の進化盤「STEAM教育」がシリコンバレーで人気

世界の教育トレンドと言えば「STEM(ステム)教育」も外せません。これはもともと、1990年代にアメリカで重視されはじめた科学技術を重視した教育の考え方。STEM教育という名称は、次のキーワードの頭文字を取ったものです。

  • Science(科学)
  • Technology(技術)
  • Engineering(工学)
  • Mathematics(数学)

STEM教育を施すとエンジニアや技術開発者などの高所得の職に就くのに有利なため、費用対効果の高い教育メソッドと言われます。日本でもこれまでに全国で200校のスーパーサイエンスハイスクールを配置してきました。さらに最近では、小学校のカリキュラムにプログラミングの授業が組み込まれたり、幼児向けのプログラミング専門の塾が立ち上げられたりするなど、「STEM教育」が一般化・低年齢化しています。

一方、海外の富裕層の間では「STEM教育」をさらに進化させた「STEAM(スティーム)教育」が話題。STEAM教育とは、STEM教育にArt(芸術)の要素をプラスしたもの。教育熱心な親が多いことで知られるカルフォリニアなどで行われています。ただし、ここで言うArtとは単純な絵画創作にとどまりません。身体で表現するパフォーミングアートやビジュアルアートなどを幅広く学ぶことです。

いまだに影響力を持ち続ける「モンテッソーリ教育」

子供の才能を開花させる教育メソッドのスタンダードとも言える「モンテッソーリ教育」。オルタナティブ教育の先駆けとも言える存在ですが、いまだに富裕層の教育に影響を与え続けています。

この教育を実践してきた著名人は多く、イギリスの王室関係者、Amazon創業者のジェフ・ベゾス、日本だと中学生で棋士デビューした藤井聡太氏などが知られます。もともとは100年以上前に医師と教育家をしていた博士が生み出したメソッド。140ヵ国以上でモンテッソーリを実践する学校が存在すると言われます。

教育は何が正解か?何が最先端か?が難しいテーマ

ここでは世界の潮流を見てきましたが、教育というテーマでは古典的な教育スタイルが見直され、最新の教育に返り咲くということがしばしば起こります。その代表が最近、富裕層の間で注目されている、小学生・中学生の頃から団体生活をするスイスのボーディング(寄宿舎)生活です。日本国内でも、スイス留学をサポートする企業がありますし、実際に、利用された親御さんのインタビューも見かけます。いずれにせよ、教育は何が正解か?何が最先端か? が難しいテーマのため、時間をかけて情報収集し、お子様の性格や知的レベルに合わせて選択すべきでしょう。

文・J PRIME編集部

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