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(画像=Tetyana Kaganska / Shutterstock.com)

世界三大投資家として名高いジム・ロジャース氏は、その投資動向のみならず、2人の愛娘の教育方法を通して、様々な影響力を世界に及ぼしています。ロジャース氏が、中国のポテンシャルを見抜き、娘に中国語を学ばせているのは周知の事実ですが、それに加え、子供に習得させたいとも考えている言語とは一体どの国の言葉でしょうか。

愛娘は英語と中国語のバイリンガル

ロジャース氏が世界的な投資家として名を馳せるのに成功した主な要因は、中国に対する投資で莫大な利益を上げたことです。他の投資家に先駆け、中国が世界一の経済大国になることを見抜き、積極的な投資を仕掛けました。さらに、中国に対する思い入れは、投資だけにとどまらず、愛する娘を中国語と英語のバイリンガルに育てようとしているほどです。長女がニューヨークで誕生した際には、ベビーシッターに中国人を雇用し、乳幼児の段階から中国語に触れる機会を整えました。

教育熱心な親であれば、子供が乳幼児の段階から英語のレッスンを受けさせたり、インターナショナルスクールへ入学させたりすることを視野に入れるでしょう。しかし、世界的な投資家であるロジャースともなると、愛娘に対する教育にかける情熱も並外れており、その行動も実に大胆です。中国人ベビーシッターを雇うだけにとどまらず、中国語と英語は公用語として話されているシンガポールに家族で移住することを決めたのです。移住先となったシンガポールで、次女が誕生しています。

中国語の次は韓国語?

中国の次にロジャース氏が注目する国は、意外かもしれませんが北朝鮮です。2019年2月にベトナムで行われた米朝首脳会談では、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長との間で具体的な合意がなく、期待外れに終わりました。東アジアの地政学を不安定にさせるとみられる北朝鮮ですが、ロジャース氏の見解は異なります。

同氏は、閉ざされた独裁国家の北朝鮮のマーケットが世界に開かれれば、朝鮮半島に好景気と高度成長がもたらされると見込んでいます。その背景には、北朝鮮には勤勉な国民性、子息に対する熱心な教育方針、貯蓄の習慣があり、経済発展に欠かせない要素は揃っているというのです。

こうした背景から、ロジャース氏は次の10年間で投資先としてポテンシャルが最も高いのは韓国と北朝鮮と言及しています。従って、既に子供が中学生から大学生くらいの年齢であれば、韓国語を学ばせるのも選択肢の1つにもなり得るというのです。しかし、北朝鮮の市場開放による特需は、10〜20年間の期間限定であるとロジャース氏はみています。現在の中学生から大学生の世代がこの特需によりビジネスで恩恵を受けられることが期待できるため、韓国語の習得を勧めています。

一方、英語と中国語のバイリンガルに育てている愛娘の教育方針に対する自信が揺るぐことなく、未だに中国語の重要性は変わらないと念押ししています。従って、朝鮮半島の特需が終焉を迎えるころにビジネスの世界に入る世代にとっては、やはり中国語を取得することの重要性は変わらないようです。従って、まだ子供が幼少であれば、ロジャース氏の愛娘同様に、中国語を学ぶべきだと説いています。家族でシンガポールに移住した同氏ですが、それによって自動的に英語と中国語が身につくとは考えておらず、正統派の中国語を習得するには、優秀な家庭教師を雇うほか、中国への留学の必要性も指摘しています。

世界的な投資家であるロジャー氏は、子育ての真っ最中であり、その愛娘に対する教育方針で参考になる点は多くあります。英語や中国語の重要性は広く認知されていますが、韓国語というのは目から鱗のオプションかもしれません。しかし、同氏が指摘するように、韓国と北朝鮮の情勢が好転すれば、韓国語を話せることは大きなメリットになるに違いなく、選択肢の1つとして考慮してみてもよいかもしれません。

文・J PRIME編集部

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