HUBLOT
(画像=lentamart/Shutterstock.com)

1980年創業のまだ若き時計メーカーウブロは、1839年創業のパテックフィリップや、1905年創業のロレックスに比べると歴史は浅いものの、その人気は負けずとも劣りません。ウブロを愛好している人の中には、時計を趣味としてコレクションしている人も多いことでしょう。なぜウブロは、老舗時計メーカーを押しのけてその人気を勝ち取ることができたのでしょうか。ウブロが歩んできたストーリーとその魅力に迫ります。

スイス時計の陰りとウブロの台頭

古くから「最高の時計」を作り続けてきたのはスイスの老舗メーカーでしたが、クォーツ時計が主流となると、その人気に陰りが出始めます。精密なスイスの機械式時計界を揺るがしたクォーツは、1969年に日本のセイコーが販売したものでした。

安定した品質で精度も高く、価格も安いクォーツ時計の登場によって、スイスの時計メーカーは大きな打撃を受けてしまいます。このスイス時計不振の最中に生まれたのがウブロです。ウブロは、これまでの常識を覆すデザインの時計を発表し、「異端児」とされながらも着実にファンを増やしていきます。

ウブロの「売り」は、ほかのメーカーと異なる腕時計を作り続けている点にあります。金属製の本体でバンド部分にはラバーを採用した特徴的なデザインは、高級時計にあるまじきとされながらもイタリアで人気を博します。

その後、ウブロを一躍人気メーカーへと押し上げたのは、2005年に発表されたモデル「ビッグ・バン」でした。多くの著名人がこぞって買い、身に着けるようになったビッグ・バン。その成功の影には一人の経営者の存在がありました。

ジャン・クロード・ビバーCEOの誕生

さまざまな時計メーカーで功績を上げていたジャン・クロード・ビバーがウブロのCEOに就任したのは2004年のことでした。同氏はCEOになるとすぐに「The Art of Fusion」というコンセプトのもと、ウブロの元々の持ち味である異素材の融合を際立たせる戦略を打ち立てます。

そして就任からわずか1年、2005年に発表されたビッグ・バンは数々の賞を受賞し、メーカーの売り上げを大きく伸ばしていきました。その後も手綱を緩めることなくCEOとして尽力した結果、2008年にはサッカーのヨーロピアンチャンピオンシップの公式タイムキーパーに、2010年にはフェラーリの公式ウォッチ・公式タイムキーパーに、さらにFIFAワールドカップの公式ウォッチ・公式タイムキーパーに選出されます。

こうして世界にその名を広め、ヨーロッパだけでなく、世界中の著名人から人気を集めるようになりました。日本の芸能人とのコラボレーション、一流スポーツ選手とのコラボレーションも積極的に行い、一般にもその名を広め着実にファンを増やします。このように天才的ともいえるマーケティングの手腕を振るった同氏は現在、ウブロの会長に就任し、今なおウブロの成長を見守っています。

ウブロのシリーズをおさらい

このようにドラマティックに成長を遂げていったウブロの、魅力あふれる人気のシリーズを紹介していきましょう。

  • ビッグ・バン

ウブロ再生の代名詞ともいえるこのシリーズは、「金属とラバーの融合」という、創業当時からの伝統を守りながらも、革新的なデザインを打ち出したモデルです。バリエーションも豊富で、男性向けだけでなく女性向けのモデルも人気です。ゴルフモデルも登場し、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く網羅する、ウブロの底力を見せつけています。

  • クラシックフュージョン

「主張しすぎない個性」によって、ビジネスシーンでも活躍するのがこのモデルです。年代を問わず楽しめるクラシカルで中性的なデザインに魅了されます。スーツに合わせて、さまざまなデザインを選んでみてください。

  • レディースライン

男性向けがメインのウブロですが、レディースモデルもいくつか販売しています。文字盤にダイヤをちりばめたエレガントなものが多く、男性向けのウブロとはまた一線を画すデザインです。奇抜なデザインが多いウブロですが、女性向けは、「オンとオフの両方で使えそうな繊細なデザイン」のものが多くそろっています。大切な人へのプレゼントにもおすすめです。

ウブロの個性を身に着けて、成功への道を歩む活力に

スイス時計が不振となった時代に誕生し、その後時間をかけて成功への道のりを歩んだウブロ。2005年に誕生したモデル、ビッグ・バンと、その陰にあったCEOの手腕によって一大ブランドへと駆け上り、多くの著名人やスポーツ選手をとりこにしてきました。

個性的なデザインとフォルムは、創業時から変わらない「異端児」としてのプライドを感じさせてくれます。単なる高級時計ではなく、ストーリーのある腕時計を身に着けて、仕事への活力としてみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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