
男性が嗜むジュエリーにおいて、これみよがしな着け方は好まれません。その点、着け方が難しいのがネックレス。シンプル系なのかチャームありなのか。なかでも霊験あらたかなハイジュエラーの、タイプ別つけ方を分かりやすくレクチャーいたします。
リッチなオジサンのネックレスは、着け方の“侘び寂び”がキモ
歴史に裏打ちされ、そして用いられる素材も高価なハイジュエラーのアイテムたち。一発でクラス感をアピールできるという点では確かにありがたい存在。ですがネックレスでとなると、ちょいと事情が変わってくるのです。
男性が身に着けるジュエリーの中で、最も大きめサイズであるのがネックレス。つまり、アピール度がより高いってことです。それは、ともすればこれみよがしな印象になることも。そこで重要なのがあしらい方。
ネックレスは、大きく2種類に分けられます。つまりチェーン物とチャーム物。シンプルなチェーン物は、そのままトップスの上から着けてよし。一方、シンボリックがゆえに主張が強まるチャーム物は、あえてトップスの中に入れ込んでさり気なく。要するに、侘び寂びが大事ってことですね。
端的にいえば、チャラく見せないコトが何より肝要。さすれば「それ、どこのネックレス?」と自然に女性が顔を近づけてくれるはず。そこで一気にガブッ! これぞJ PRIME流「草食に見せて、実は肉食」の術。そんなオトコのことを、巷ではロールキャベツ男子と言うそうです(笑)。
ちなみにチャーム付きをトップスの中に入れる隠れた理由としては…本質は脱ぐまでのお楽しみってことです(笑)。このネックレスの着けこなし術は、オールシーズン対応ですので、お見知りおきを!
シンプルなチェーン物なら、ゴールドをより上品に!


ユニセックスに使えるネックレス。シンプルかつ細身なリンクチェーンとあって、場合によっては成金的に見えがちなイエローゴールドも、気取らず着けることが可能です。ならば、トップスの上から堂々と身に着けてヨシ。黒ニットとのコントラストを楽しんでも、ワザとらしい感じになりません。
ネックレス¥1,082,400(税込)
Cartier(カルティエ)
https://www.cartier.jp/
シンボリックなチャーム物は、シャツの隙間からひっそりと


コロッセオに着想を得たサークルデザインが印象的な、ブルガリの「ビー・ゼロワン ロック」。サイズは控えめながら、そのシンボリックなフォルムと、18Kピンクゴールド×ブラックセラミックによるコントラストが、しっかり胸元で主張してくれます。ならば、着け方はあくまでさり気なく。開いたシャツの胸元から、チラリと覗かせるぐらいでちょうどいいんです。クルーネックの場合は、いっそINしちゃってOKです。
ネックレス¥638,000(税込)
BVLGARI(ブルガリ)
https://www.bulgari.com/
ラグジュアリーにもストリートにも振り幅広し

シンプルの極み、喜平チェーンを採用したこちら。中央には「Dior リボン」ロゴをあしらいながらも、シルバートーンで統一しているので実に控えめです。チェーンの幅もやや太めですが、やはりシルバートーンなら比較的にこれみよがし感を回避出来ます。サイズ調整も可能ですが、長くし過ぎないのがポイントですよ。
¥93,000(税込)
DIOR(ディオール)
https://www.dior.com
大人気かつエレガントなガンチーニをシルエット使い

フェラガモを象徴するガンチーニ。まるで2本の紐を結わえたかのようにシンプルに表現したコチラは、シンボリックにしてそもそもエレガント。とはいえ、ゴールドトーンとあって存在感は強く、これもやはりさりげなくシャツの隙間などからチラリと見せるぐらいでイイんです。薄手ニットにINすれば、シルエットが品良く浮かびます。
¥62,700 (税込)
Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)
フェラガモ・ジャパン
https://www.ferragamo.com/
超絶ラグジュアリーを隠してしまう最高の贅沢

戸賀編集長の大好物であるベル エポック。コチラは、王冠に着想を得たクロスに、ダイヤモンドをこれでもかと贅沢にセットされています。ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドのどれもが、言うまでもなく存在感抜群。そんな超絶ラグジュアリーな1本を、あえてトップスの中に隠すように使うのが粋なんです。
「ベル エポック・クラウン」 Mサイズ ¥1,166,000(税込)
DAMIANI(ダミアーニ)
https://www.damiani.com/jp

B.R.CHANNEL Fashion Collegeにて、チェーンタイプを外に出す「BRづけ」なども提案し、J PRIME編集長戸賀もネックレスをイン、アウトで愛用している一人!
モデル 加藤章太郎
撮影 杉田裕一
スタイリング 鈴木 肇
ヘア&メイク 米尾太一
文 安岡将文
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