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ラテンのホットハッチ、アバルト595という選択

イケイケな気持ちを忘れないオヤジのセカンドカーは“サソリ”マークのホットハッチに決まり!

2022.02.13

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イケイケな気持ちを忘れないオヤジのセカンドカーは“サソリ”マークのホットハッチに決まり!

クルマ好きオヤジのセカンドカー選びは、非常に難しい! なぜなら趣味嗜好で選べばいいファーストカーと違って、セカンドカーには機能性や経済性を考慮しつつ、打算と妥協で選ばないといけないからです。しかも、場合によってはファーストカーより乗る機会が多いかもしれないので、奥様やお嬢様よりも自分の好みを加味したくなりますしね。そんな悩めるオヤジにお薦めなのが、イタリアン・ホットハッチ「ABARTH 595(アバルト595)」です。では、その理由について改めて解説しましょう!

“古き良き”スポーティドライビングが楽しめるクルマ

フェラーリSF90ストラダーレやマクラーレン765LTスパイダーをファーストカーに選んだ人や、ましてやベントレー ベンテイガ スピードを乗り回している人は、セカンドカーは小さくて取り回しがしやすく、人も荷物もそこそこ乗せられるクルマ、すなわちコンパクト2BOXカーを選ぶのは必至でしょう。だって、2人しか乗れないうえに荷物も積めないスポーツカーや、四つ角を曲がるのにもパーキングにも苦労するSUVなんて、買い物や家族の送迎に使えないでしょ!?

だからと言って、運転しやすくてエコでなんの文句も無い国産ハイブリッドカーなんて、「そんなのつまんねえし、カッコ良くねぇ」と乗るわけ無いですよね!? んじゃあ、小型でバカっ速いゴルフGTI(UP! GTIでも可)やGRヤリスとか、もしくはお洒落で便利なシトロエンやプジョーの小型車なんぞ乗ろうもんなら、そのクルマがファーストカーに見られてしまいます。要注意!
いやぁ、エンスーなオヤジならご存知かと思いますが、1980年代後半から90年代にはルノー5バカラとか、もっと前にはバンデンプラプリンセスといった、小型車なのに革張りという高級車がありまして…。当時のエンスーは好んで乗っていまして、世間もセカンドカーとして納得していたもんなんですがね。
ところが昨今は、クルマメーカーは売り上げを重視するために、デカくて凄いクルマばっかりラインナップ。そのせいで小型車の選択範囲が狭く乏しくなっています…といったマーケット事情も、オヤジのセカンドカー選びを難儀させている理由でしょう。

アバルト
スタンダードは「595」に、スタイリングとパフォーマンスをよりアグレッシブにした「595ツーリズモ」、それにオープンエアが楽しめる「595Cツーリズモ」があります。さらに過激な特別モデル「595コンペティツィオーネ」も!

さて、そんなマーケット事情とセカンドカー定義を踏まえ、J PRIME戸賀編集長も再注目しているのが、このアバルト595です。 そもそもアバルト595は意識高い系の女子大生や主婦に人気のイタリアの小型車、フィアット500をベースに、レースカーやチューニングカー作りでその名を轟かせているイタリアのスポーツブランド「ABARTH(アバルト)」が内外装をドレスアップ。さらにエンジンやサスペンションなども独自をチューニングを施した特別なクルマです。そのプレミアム感が示すベクトルの先には、フェラーリやマクラーレン、あるいはベントレーといったファーストカーの姿がちゃんと見えます。ですから、あなたがアバルト595に乗って表参道の交差点で信号待ちしていても、周りの人は誰もファーストカーとして乗っているとは思いません。ご安心を!
では、アバルト595に食指を動かされたオヤジのために、このクルマのことをサクッと紹介しましょう。 ラテンのホットハッチの代名詞という割には、最高出力は145馬力と控えめ。でも、搭載されているエンジンはイマドキのダウンサイジングした3気筒ではなく、直列4気筒16バルブ・インタークーラー付ターボなんですが、これがまた高回転でドッカ〜ンとパワーが出るタイプなんですな。車両重量が1トンちょっとという軽量さと相まって、スペック数値以上に速いんです。サスペンションもイマドキの欧州コンパクトカーと異なり、かなりガチガチで、路面の凸凹のショックがきつくボディに伝わります。ところがスポーティドライビングの際はサスストロークがジワ〜っと利いて、結構な横Gに耐えながらコーナーを抜けるって感じ! まぁ、エンジンもサスも“古き良き”味付けなんですが、こういう味ってオヤジは大好きな筈です。

インテリアも古風な感じ。インパネには「レーシングカーか!?」とつっこみたくなるような大きくて丸いメーターがド〜ンと鎮座していますし、身体をがっちりホールドするフルバケットシートも、オヤジをカッ飛びモードにしてくれます。

アバルト
トランスミッションは5速MTと5速セミオートマがあります。イケイケなオヤジとしてはMTを選びたいところですが、奥様やお嬢様がお使いになることを考えると、セミオートマにしておく方がよろしいかと…。いや、セミオートマでも十分にイケイケな走りを堪能できますって!

さらにお薦めな理由としては、買う時も売る時も断然「お得」ということ。例えばセカンドマーケットでは2018年式のアバルト595が約220万円ということは、新車のフィアット500(アバルト595のベース車)221万円〜よりかなり魅力的じゃありません? それに3年落ちのアバルト595が260万円前後なので、リセールバリューも良いってことです。
趣味嗜好性が高く、使い勝手も(そこそこ)良くて、乗り味は超楽しいアバルト595なら、極楽セカンドカーライフを送れることは間違いありません。

アバルト

●エンジン:直列4気筒DOHC16バルブ・インタークーラー付ターボ(1368cc)
●最高出力:107kW(145PS)/5500rpm
●最大トルク:180Nm(18.4kgm)/2000rpm
●全長×全幅×全高:3660×1625×1505mm
●車両重量:1110kg
●価格:¥3,200,000〜(税込)

ABARTH(アバルト)
https://www.abarth.jp/595/

文_高 成浩(POW-DER)

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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

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