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港区の駐車場事情を鑑みたクルマ選び

デカくてラグジュアリーなSUVは買えても乗れない、土地事情がある

2022.01.13

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デカくてラグジュアリーなSUVは買えても乗れない、土地事情がある

相変わらずSUV人気は衰えを見せず、都会を大型SUVがたくさん疾走しています。しかし…そこであるギモンが生まれた方もいらっしゃるでしょう。そう、駐車場問題です。

都会の駐車場事情を象徴するラグジュアリーSUV

国土交通省が毎年3月に発表する公示地価によると、日本全国の中で港区の公示地価が安定した上昇率を見せています。港区の中でも人気が高い青山や麻布あたりでは、ここ1〜2年は1平方メートルあたり平均で400万円オーバー(坪単価は1400万円ほど)と、全国トップになっています。

大型のSUVに乗るためには、立体ではなく平置きである必要があるのですが…土地の値段が高価格であることに加え、そもそも六本木や青山、麻布十番には土地そのものがないので、そのあたりで1戸建を買うのはほとんど不可能と言えるでしょう(狭小住宅を購入できる地区はあるようですが…!)。

ニューリッチが憧れる人気の街のマンションに住んでいる、住みたいという方は多数いらっしゃると思いますが、そのマンションの立体駐車場の許容重量は軒並み2.5トン未満…ところによっては2.4トン未満、2.3トン未満。すでにこの壁にぶち当たっている方も多くいらっしゃると思いますが、品川ナンバー(都内であれば主に日本橋、銀座、白金、麻布十番や六本木住まい)をつけたデカくてラグジュアリーなSUVは保管することが難しいのです。

マンションによっては平置きの駐車スペースもあるのですが、たいていは「抽選」になるため何年も苦渋を飲まされることになります。かくいうJ PRIMEの戸賀編集長もそのひとりで、「新型ゲレンデヴァーゲンに乗りたかったけど、あきらめました」と嘆いております。

と、考えていくと、麻布十番や六本木、南青山あたりでよく見かけるメルセデス・ベンツ ゲレンデヴァーゲンの車両重量は約2.5トン以上、ときに六本木の交差点で信号待ちしているロールス・ロイス カリナンは車両重量が約2.7トンなので、運良く平置きが当たったか?ちょっと離れたところの一軒家住まい?もしくは港区に広い土地を持っている超富裕層?森ビル系?という考察が生まれてくるのです。運任せ、居住地に妥協できない、そもそも…というお金だけでは解決できない問題があることは間違いありません。

そこで、立体駐車場付きマンションに住んでいるニューリッチなオヤジの選択肢としては、2.5トンを切るラグジュアリーなSUVの登場を待つしかありません。
ベントレー ベンテイガ、ポルシェ カイエン、アウディQ8、ランボルギーニ ウルス、マセラティ レヴァンテなど、2.5トン未満のラグジュアリーSUVは、もちろんないわけではありませんが、もっと選択肢はあった方がいいのは事実。過剰なオプションを装備しつつも軽量化を図った“港区仕様”のラグジュアリーSUVを作れば売れるんじゃないでしょうか!?…と、「全国立体駐車場協会会長」の戸賀敬城も申しております(笑)。

ニューリッチたちが熱望する車両重量2.5トンを切ってくれたら嬉しいクルマ!

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最先端のテクノロジーを搭載することで、より逞しくなったオフロード性能と、さらに快適になったオンロード性能。ニューリッチなオヤジはこの車が大好きなんですが、車両総重量が優に2.5トンを超えるのです。大人気のため高騰しているAMG G63に至っては2.6トン。

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ロールス・ロイス初のオール・テレインSUV。比類なきパフォーマンスとラグジュアリー感は、港区の路上で圧倒的な存在感を発揮します。全長5340×全幅2000×全高1835mmのボディサイズと、約2.7トンあるこのクルマを「品川ナンバー」で乗ろうとすると、一部の住居にしかおけないということ。

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アメリカ大統領が乗る「モンスター」の前後を護衛するのが、このクルマです(シークレットサービスの強者満載!)。その強い個性とラグジュアリーさ、そして余裕のある走行性能で、“通”なクルマファンから支持されているキャデラック エスカレード。「カリナンに匹敵するサイズ&重量で、1300万円はコストパフォーマンス“大”でしょう。誰かに運転させて、自分は広い後席にのびのび座って移動してもいいですね」と、戸賀編集長は絶賛しています。

suv

日本車だから他ライバル車よりは少しは小さめかと思いきや、全長約5m、全幅約2mと、カリナンやエスカレード に匹敵するボディサイズなのです。車両総重量も意外と重くて、最上級グレードは約2.6トンです。「トヨタのランクルもいいけど、まもなくフルモデルチェンジするレクサスLXに期待したいなぁ。立体駐車場を考慮して、2.5トンを切ってくれない…だろうなぁ」と、戸賀編集長は消沈気味。

新型レンジローバーには大きな期待をしたいと思います!

文 高 成浩

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