ベンテイガ

世界に冠たるイギリスのベントレーが2015年にリリースしたハイエンドSUV、ベントレー ベンテイガ。あれから7年の歳月を経て、どうやら2022年のアタマにさらにラグジュアリー度を増したリムジン仕様がデビューするようです。超贅沢なSUVの概要について、さらっとご紹介しましょう。

デカくて豪華で凄いクルマに乗るという本当の意義とは!?

SUV…スポーツ・ユーティリティ・ビークルとは、もともと“遊びの達人”であるアメリカ人が確立したクルマです。つまり、キャンプ道具やMTBやサーフボードといったアウトドアアクティビティのギア(人も)を満載し、山や海に出かけるクルマだったのです。ですから、たっぷりのラゲッジスペースとそこそこのトルク、ほどほどの居住性があれば事足りていたのですが…。 ところが「街中でSUVを乗るのってお洒落だよね」という世界中のセレブの思いつきで一気にブームに火が付き、それに乗じて各クルマメーカーが流麗なスタイリングに超ド級なエンジンと豪華なインテリアを積め込んだSUVをどんどこ発売。それが昨今のSUVブームの流れです。
つまるところ、巷を我が物顔で走っているSUVはどれも本来の目的から外れており、ましてや狭い日本にはそのデカい図体に見合った大パワーは無駄以外の何物でもないのです。

う〜む、それでもJ PRIMEがデカくて豪華で凄いSUVの象徴であるベントレー ベンテイガを絶賛するのは、その“無駄”が良いから! 「無駄」という言葉の印象が悪いのなら、「贅沢」と置き換えてもいいでしょう。猥雑な街中を走る際は、その巨体を持て余すかもしれません。でも、全長5m強、全幅ほぼ2mというボディサイズをしっかりと把握し、スムーズに運転する姿勢はとても潔くてカッコいい! あるいは空いた高速道路を走って郊外のゴルフ場に向かうとき、燃費の悪さが気になることでしょう。そんなライフスタイルを貫く姿勢ことが「贅沢」であり、その贅沢を分かる人にこそベンテイガは相応しいのです。

さらに付け加えるのなら…ベンテイガは4人乗り仕様、5人乗り仕様、7人乗り仕様の3タイプが用意されていますが、あえて4人乗り仕様を選択することも真の贅沢と言えるでしょう。ボディサイズが大きい分だけ「なるべく人を乗せちゃえ!」という発想は、ちと野暮かと思います。「ロールスロイスでさえ5座を選ぶのは、ちょっと悲しい発想だと思います。だって、クルマに5人乗車する機会って、まずないでしょう!? 僕は4座のクルマこそ、本当の贅沢だと思うんです」と、J PRIME編集長・戸賀も明言しています。

現行モデルの4人乗り仕様はキャビンとトランクエリアを隔てるバックボードの位置を変更するなどして、後席の最大リクライニング角を32度から40度へと大きくし、さらに前席移動量を35mmも拡大しています。そのおかげでリクライニング時のニールームが100mmも広がり、ラグジュアリー度がアップ! そのうえ、4人乗りコンフォート仕様ではシートベンチレーションに加え、6種類のマッサージプログラム、コンフォートヘッドレストなど、後部座席の内容が充実!! 2つのリアシートの間には収納スペースとUSB充電ソケットが付いたリアセンターコンソールが誂えられ、なんならシャンパンのボトルを収納できるドリンククーラーや、シャンパングラスが2本収納できるコンソール・ボトルクーラーさえも、オーダーできるのです。
新型のロングホイールベース・モデルなら、そんなゴージャスなリアシートのレベルがますますアップするのは間違いありません。

さて、そのベンテイガのリムジン仕様…ロングホイールベース・モデルが、2022年早々にデビューするようです。現行モデルは全長5140mm、ホイールベース2995mmですが、新型はホイールベースが約250mmも長くなっています。ロングホイールベースのクルマが好まれる中国や中東を中心に導入が見込まれており(さすが中国と中東のセレブは、本当の贅沢を知っているんですな)、早くもベンテイガのリムジン仕様は各国のセレブから期待が寄せられています。
現行型パワートレインは最高出力550ps/最大トルク770Nmを発揮する4.0リットルV8ツインターボエンジンと、最高出力635ps/最大トルク900Nmを誇る6.0リットルW12ツインターボエンジン、それにハイブリッドなどがラインナップ。最新情報ではベンテイガ ロングホイールベース・モデルには、W12のみが搭載されるようです。
あいにくインテリアについては情報が届いていませんが、現行モデルよりもさらに“贅を尽くした”仕様であることは間違い無いでしょう。サイズ、パフォーマンス、クオリティといったあらゆる面で贅沢なベントレー ベンテイガのリムジン仕様を、ニューリッチなクルマ好きオヤジにぜひとも乗っていただきましょう。

ベンテイガ

ボディのペイントは創業100周年のメーケティングキャンペーン「BEYOND100」の巨大ペイントをボディラッピング。写真を見る限りロングホイールベース化に伴い、後部ドアが延長されているのがわかります。

ベンテイガ

ボディサイズが大きくなり、そして重くなったこともあり、大パワーのW12気筒エンジンが搭載されるのは必至。ロングホイールベース化と相まって、その走りはまさしく贅の極みと言えるでしょう。

文_高 成浩


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