FASHION
足元で演出する新たなラグジュアリー
ニューリッチこそ週3回は取り入れたい、スリッポン
スニーカーにすっかり慣れてしまった大人の足。休日だけでなく、もはやビジネスにおいても許容される時代ですからね。いわゆるニューノーマルってヤツでしょうが、ある程度の年齢を重ねた大人の男性の場合、スニーカー一辺倒では済まないオケージョンもやっぱりあるワケで。とはいえ、今さら正統派ドレスシューズに戻すのは腰が引けるのも事実。そんな今、その有用性を見直されているのがスリッポンです。
ここでいうスリッポンとは、シューレースのない革靴のこと。つまり、ローファーもしかりです。以前は大人の休日靴の定番でしたが、ビジネススタイルのカジュアル化によってビジネスシューズとしても一般的に。おまけにスニーカー人気が浸透したことで、むしろ格上げされた感があります。
シューレース仕様のドレスシューズに比べれば、履き心地は断然軽快。そもそもカジュアルシューズだけに、昨今のスポーティなパンツともマッチしますしね。スニーカー人気も過渡期を迎え、革靴回帰の流れも出てきているだけに、そろそろスリッポンでリハビリしておきません?
モデル着用アイテム
ジャケット¥162,800/チンクワンタ(チンクワンタ)https://www.beams.co.jp/
ニット¥27,500/グランサッソ(エスディーアイ)https://sdijp.jp
パンツ¥42,900/アスペジ(トヨダトレーディング プレスルーム)https://www.toyodaco.jp
王道中の王道ロペスこそ、バリエ違いで揃えるのが正解
イマドキな大人は、これさえ持っておけばOK。ジョンロブのロペスは、まさにその象徴的なモデルでしょう。なにせ、スーツにもデニムにも似合ってしまうんですから。そんな中、今年の春に登場したロペス ニュースタンダードは、どちらかといえばカジュアル寄り。ラウンドトゥと2.5ダブルレザーソールの採用により、ボリューム感=存在感が増しているのが特徴です。とはいえ、こんなパテントアッパーを選べば、元来の洗練されたラスト0015と相まって、ドレッシーな雰囲気でも履けますけどね。
JOHN LOBB(ジョンロブ)
¥217,800(税込)
ジョンロブ ジャパン
https://www.johnlobb.com/ja_jp
ニューリッチこそ、タッセルのエレガンスが効くんです
ジェイエムウエストンのローファーといえば、シグニチャーローファー ♯180が有名。その完成された美を受け継ぎ、より軽快さを求めたのがル・モック ♯281です。で、こちらはそのル・モック♯281をタッセルでアレンジしたル・モック パンピーユ #286。タッセルが飾られることで、サドルローファーとはひと味違ったエレガントな雰囲気を楽しませてくれます。きめ細かなヌバックアッパーは、デニムパンツと好相性にしてスラックスともマッチ。♯180との両使いなら、もはや大人のシューズ選びは完結かと。
J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)
¥105,600(税込)
ジェイエムウエストン 青山店
https://jmweston.jp/
そろそろ茶目っ気あるオールデン、試しませんか?
オールデンのシューズと聞いて、思い浮かぶことは? 堅牢、質実剛健といった言葉をイメージする人も多いかと。でも、このペニーローファーはその真逆。やわらかなスエードアッパーに、厚みを抑えたラバーソールのレジャーIIを採用することで、実に軽やかな履き心地を楽しむことができます。さらに、そのデザインにも注目。スエードにはネイビーを、そしてサドル部分はスムースレザーを配したコンビ使いにすることで、見た目にも日々履きたくなるカジュアル感を演出しています。
ALDEN(オールデン)
¥106,700(税込)
ラコタ
https://www.lakotahouse.com/
スニーカーと真逆な色気顔に、久しぶりに興奮です
昨年登場し、定番化の様相を見せるヴァンプシューズ。ヴァンプからトゥへと流れるような低空姿勢を見せるラストNANTESの採用により、履き心地こそラバーソールと相まって軽快なれど、その履き姿は色気たっぷりです。ラウンドではなく、スクエアトゥを採用し、捨て寸をやや多めに設けている辺りにも、その色気の理由が。さらに、ここの十八番であるハンドカラーペイントによる深みのある色合いも要因に。どうです? 久々にこんな色気のあるシューズに足を入れたくなってきませんか?
SANTONI(サントーニ)
¥95,700(税込)
サントーニ
https://www.santonishoes.com/jp/
撮影杉田裕一
スタイリング鈴木 肇
ヘア&メイク 米尾太一(TUNE)
モデル加藤章太郎
文安岡将文
編集_藤倉大輔
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