bag
(画像=andersphoto/Shutterstock.com)

洋服やバッグ・シューズ・財布といったファッションブランドは、消耗品です。最近は、メルカリをブランディアなどが追随するなどフリマアプリ市場は拡大傾向です。おかげで、古着なども気軽に売れるようになりましたが、お小遣いになればといったケースが多く、買った時より高く売れたりはしません。

しかし、世の中には例外があるのです。今回の記事では、投資対象となりうるレアアイテムや、人気の秘密を紹介します。

憧れのブランドも一度使えば半値以下

憧れのファッションブランドも、一度でも使えば価値は大きく下がります。例えば人気のブランドバック、シャネル・マトラッセ34(通称デカマトラッセ)は新品だと並行輸入品でも60万円以上しますが、中古品相場は新品同様のクオリティでも30万円といったところです。

靴やバッグはそれでも底堅い方です。30-40万円が中心相場のシャネルのブラウスですが、たとえ未使用品でもせいぜい5-6万円、一度でも袖を通せばもっと下がります。洋服はその年の流行も強く影響し、浮き沈みが激しいのです。

値上がりするアイテムも

ただし、ごく一部ですが希少価値からプレミアがつくアイテムもあります。ここではブランドバッグとスニーカーを取り上げます。

<エルメス・バーキン>

エルメスはセールやアウトレットをしないレザーブランドで、中古品も値崩れが少ないと言われています。

エルメスの代表バッグ・バーキンは人気No.1、直営店は上得意に優先配荷するので、店頭に並ぶのはごく稀です。入荷があっても、あっという間に売れてしまうようです。

バーキンフリークは直営店で小物を買ってお店と顔をつないだり、比較的入荷の多い海外直営店で手に入れたりと、涙ぐましい苦労を続けています。

中古のバーキンは、定番モデルでもほぼ定価通り(100万円強)、あるいは若干プレミアムが付いた価格で取り引きされています。

特にレアものは、数百万円のプレミアがつくことも珍しくありません。ヒマラヤに代表されるクロコやオーストリッチなどの特殊素材の他、シャドーバーキン(金具のないオールブラックモデル)など、出回る数の少ないアイテムが人気を呼ぶようです。

<ナイキ×ヴァージル・アブロー>

エアマックスとともに、90年代第1次スニーカーブームの火付け役として話題を集めたのがNBAスタープレーヤーのマイケル・ジョーダンの名を冠したエアジョーダンです。当時は50-80万円で取引されていました。

最近でもナイキとヴァージル・アブローがコラボした「THE TEN」シリーズは人気が高く、定価1.4万円のモデルが7万円以上で取り引きされています。

ただし簡単には手に入らず、オンラインは発売と同時に即完売、ショップに並んでも購入できない可能性が高いのです。

クオリティとストーリーを愛する

希少価値を産むアイテムは、なぜ高い人気を維持し続けるのでしょうか。もちろん、高いクオリティは必須です。例えばバーキン。

ティエリ・エルメスが、馬具で培われた職人達の技術を活かして手がけたのが革製バッグです。工程はすべて手作業で、熟練職人1人が2日間かけて仕上げます。修理に出される時も、その職人が責任をもって請け負います。また、皮革の上質な部分のみ使い、端切れは処分します。

品質だけでなく、バーキンは魅力溢れるストーリーで彩られています。バーキンは、女優ジェーン・バーキンが名前の由来です。それまでマダムご用達のイメージが強かったエルメスですが、「元祖フレンチロリータ」とも呼ばれるコケティッシュな彼女の影響で、若い女性たちの憧れに変わりました。

バーキンは、逸話にも事欠きません。映画「セックス・アンド・ザ・シティ」で、PR会社社長のサマンサが5年待ちのバーキンを手に入れようと奔走するシーンは有名です。

「バーキンを抱えて歩くと周囲の女性は皆よける」と揶揄されるほど、バーキンは経済力と人脈の象徴となったのです。

クオリティ&魅力的なブランドストーリーこそが、人々に長く愛され将来も高い価値で取り引きされる源泉です。

クオリティとストーリーが共感できるアイテムを見つけ出し投資する、そうした経験を通じてセンスを磨きつつ賢く稼ぎましょう。

文・J PRIME編集部

>>会員登録して限定記事を読む

【関連記事】
いま世界的に「ブランドロイヤルティ」が低下しているわけ
トヨタが遂に30兆円超え!日本企業の最新売上高ランキング
衰えない「高級食パン」ブーム、人気の理由は?
エルメス、ルイヴィトン、グッチ…バッグじゃなく株を買うのはいかが?
ラグビーW杯、東京五輪に向けて上がりそうな銘柄4選
令和時代のメインストリーム?「トキ消費」最前線