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最新もよいけれど、クラシックな一台にもオヤジ心は揺れ動くことでしょう。時代を超越して乗りたい名車には、さまざまな理由があります。古いからカッコイイだけではなく、乗り(使い)こなすことで旧車の良さが一層引き立つというわけ。今回は数ある名車からフォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」をリバイバル。

ゴルフⅡに乗ると、すべての人が納得する!

ファーストカーは超ド級のパフォーマンスと有無を言わせぬカッコいいスタイリングで、自分を含むすべての人を納得させることができます。しかし、セカンドカーは機能性や経済性といった諸々のしがらみ(言いワケ!?)のせいで、選び方&乗り方が非常に難しいのです。

例えば、イマドキのラテンのホットハッチは確かにお洒落で楽しいかもしれませんが、ヘタすると「これがファーストカー!?」と勘違いされる可能性があります。あるいは経済性を優先してハイテクEVなんぞ乗ろうものなら、「お小遣い減らされたの!?」と失笑されるかもしれません(笑)。

そこで選択肢に入れてもらいたいのが、1983年にデビューしたフォルクスワーゲン「ゴルフⅡ」です。では、その理由を説明いたしましょう。

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(画像=ゴルフⅡの販売は1983〜1992年(日本販売は1984年から)。同年代の外車と比べてトラブルが少ないのも魅力。ちなみに、奥様がミディアムサイズのSUVではなく、このゴルフⅡを運転していると周りからは好評価です。)

まずはコンパクトであること! 直線を基調としたシンプルなボディは全長3985×全幅1680×全高1430mmと、現代の肥大化したCセグメントの車種に比べてとっても小さいのです。…にもかかわらず、バルクヘッド(エンジンルームと居住空間を仕切る壁)を最大限に前方に寄せたおかげで、室内は驚くほど広くて快適!  ですから、子供の送り迎えやショッピングに最適ですし、たとえ奥様が爆買いしたとしても、余裕で積むことができます。

また、“走りがいい”ということも見逃せません。 なにしろ38年前のクルマですからGLモデルでたった107馬力と、現代のコンパクトカーにはとうてい及びませんが、低速からトルクのあるエンジンはスペック以上に力強く走るので、街中(なんなら高速も)ではなんら不足はありません。

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(画像=ダッシュボードの一番上にステレオ、その下に空調、一番下に吹き出し口を設置した、これぞ「シンプル・イズ・ベスト」の見本とも言うべきインパネ。各種スイッチ&レバーは大きいので、慣れれば見なくても操作できます。)

しかも、イマドキのクルマのように運転操作&走行性に電子制御が介入しないので、ゴルフⅡのドライビングはリニアかつダイレクト!  ストロークたっぷりのサスペンションと厚いクッションのシートと相まって、気持ちよくドライブすることができます。

最後にもうひとつ付け加えさせていただくと…いや、実はこれがイチバン大事かもしれませんが…このゴルフⅡに乗っていると、クルマのことをよく知っているエンスー(熱心なクルマ好き)ほど、「おっ、わかってんじゃん!」と羨望ぎみに見てくれます。 逆にクルマのことを知らない若い子からも「小さくて可愛い(19歳/大学生)」「シンプルで知的(25歳/OL)」と好評価を得られます! 

それもこれもゴルフⅡが昔のフォルクスワーゲン社が抱いていた“正しい大衆車作りのコンセプト”を守り、ジウジアーロのデザインどおりに作った、“ちゃんとしたコンパクトカー”だから!  フェルディナンド・ピエヒの趣味嗜好で作ったゴルフ8を街中で見かけても、さらっと無視してくださいませ(ゴルフ8はスタイリング、性能、価格において、ほとんどファーストカーですから)。

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(画像=ゴルフⅡは街中から高速まで、“必要にして十分”な走りを実現。もしも満足できなければ、「GTI」を選んでもOK。腕に覚えがあるのなら、ワンランク上のスポーツカーをカモることができます(山道でね)。)

Staff
文_高 成浩


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