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(画像=Misunseo/Shutterstock.com)

パーティーが多い年始のこの時期。一流の男性であるならばドレスコードを知っておきたいものです。昼と夜とでの区別、正礼装、準礼装、略礼装の違いなどをマスターしておくとこれからのシーズンにきっと役立つはずです。男性の憧れタキシードを含む、フォーマルスタイルをレクチャーします。

正礼装とは?

正礼装とは、最もフォーマルな服装を指します。格式高い行事などにおいて、人をもてなす側に立つ場合は正礼装を用意しておくといいでしょう。正礼装には、モーニングコート、燕尾服(えんびふく=イブニングコート)、タキシードがあり、着用できる時間帯によって違いがあります。これらについて、さらに詳しく解説します。

  • モーニングコート

昼間に行われる慶事や弔事に着用する、格式高い正礼装です。結婚式や披露宴では新郎や主賓が、卒業式や入学式といった公的な行事では主催者が着用します。また弔事においては、葬儀と告別式で喪主などが着用します。通夜と三回忌以降の法事には着用しないのが一般的です。

着用する際は、ベルトを使わず、サスペンダーの使用が基本となります。前裾がラウンドしたジャケットが特徴的です。

またジャケットのボタンの合わせを、慶事と弔事によって変えた方がよいと考えられています。弔事の場合は通常の合わせですが、慶事では「拝み合わせ」となります。拝み合わせとは、フロントを重ねることなく布の裏側を合掌するように突き合わせてとどめる方法です。左右対称となるため、すっきりとした印象となります。

ベストはジャケットと同じ布地かグレーがいいでしょう。慶事時、ジャケットと共地の際は、取り外し可能な白襟を付けることもできます。

ネクタイは、弔事では黒無地が基本です。慶事には、白・黒・グレー色のストライプ柄「レジメンタルタイ」か、結ぶ際にスカーフのように見える「アスコットタイ」を合わせましょう。

  • 燕尾服

夜用の正礼装です。公式の晩餐会や舞踏会、音楽会などで着用します。また、格式高い結婚式や披露宴でも着用可能です。一般的には、ベストと共地の白い蝶ネクタイを合わせます。記念式典や格式高い結婚式などで「ホワイトタイ」とドレスコードを指定されている場合は、この燕尾服を着用します。上着の裾が2つに割れたバックスタイルが燕(ツバメ)の尾に似ているところからこの名があります。

  • タキシード

夜間の準礼服として主に着用されていますが、昼間からの結婚式や披露宴での、新郎や新郎新婦の父親、主賓も着用することがあります。ドレスコードが「ブラックタイ」とされている場合は、タキシードを着用します。

幅の広いベルトのような「カマーバンド」を付ける場合は、ヒダを上向きに着用しましょう。ベストで代用することも可能です。またカマーバンドを使用する際は、ベルトを使わずサスペンダーを使うのが基本となります。着用方法は、ズボンの上からへそ位置で巻き、留め金を掛ければOKです。

準礼装

正礼装の次に改まった装いとされているのが準礼装です。ディレクターズスーツや、夜の使用ならば先ほど説明したタキシードがそれにあたります。幅広く着用できるアイテムです。

  • ディレクターズスーツ

昼間の結婚式や披露宴で新郎や新郎新婦の父親、主賓、上司などが着用します。入学式や各種式典やパーティーなどにも着用可能です。

黒や濃紺の上着に、グレーのベストを合わせ、グレーと黒のストライプ柄パンツ「コールパンツ」を合わせます。

略礼装

格式張らないパーティーや結婚式・披露宴に出席する際に着用します。ブラックスーツやダークスーツなどが略礼装にあたります。ちなみにブラックスーツは、準礼装という側面も持っていますが、ディレクターズスーツよりも格下の扱いとなります。また「平服」での参加を呼び掛けるイベントには、略礼装またはそれに近い服装で行くとよいでしょう。

  • ブラックスーツ

ここで言うブラックスーツとは、黒無地の上下共地スーツで、礼装用に仕立てられた服を示します。昼、夜問わず、結婚式から弔事まで着用できる、とても便利なアイテムです。タイの色は慶事で白やシルバーグレー、弔事の際は黒無地となります。

黒いビジネススーツを持っていれば、ブラックスーツとして活用できると考える人もいます。しかし、礼装用に作られたスーツの黒色はとても深く、光沢がありません。屋外でははっきりと違いが分かってしまうため、ビジネススーツで代用することは避けたほうがよいでしょう。

  • ダークスーツ

ブラックスーツ同様、昼夜問わず着用できます。タイはシルバーグレーや明るめのものを選ぶとよいでしょう。

シーンに合ったフォーマルウェアを選ぶのも男性のたしなみ

男性のフォーマルウェアと一言でいっても、正礼装、準礼装、略礼装とさまざまな種類がある上に、一定の決まり事まで存在します。しかしそれを理解し、礼節を守った装いをすることが一流の男性のたしなみといえます。招待状が来てから、フォーマルウェアをオーダーしようとしても遅い場合もあります。先のことを見据えて用意しておくことも考えましょう。

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