ライカギャラリーでスポーツ写真展開催中
(画像=PavelLosevsky/stock.adobe.com)

銀座のライカギャラリー東京で、世界を代表する国際的な写真家グループ、マグナム・フォト所属のクリス・スティール・パーキンスによる、スポーツをテーマにした写真展が開催されています。2021年オリンピック気分の夏、一度見に行ってみてはいかがでしょうか?

クリス・スティール=パーキンスとは?

クリス・スティール=パーキンスは、第三世界やイギリス、日本などの撮影で知られるイギリス人の写真家で、正式名はクリストファー・ホレス・スティール=パーキンスといいます。1947年にミャンマーで生まれ、2歳の時に渡英し、大学では化学と心理学を学ぶかたわら学生新聞の写真家兼編集者として働き、後にフリーランス・フォトグラファーになりました。

フォトグラファーになってからは、貧困などの都市問題やサブカルチャー、パラリンピック
などをテーマに活動を続け、展覧会を開くようになります。イギリス国内やアフリカ、中南米、レバノンなどに赴き世界各地の紛争地や社会情勢を取材し、戦争や災害を撮り続けました。その写真集は大きな評価を得ており、英国で最も優れたフォトジャーナリストにおくられるトム・ホプキンソン賞など栄誉ある賞を多数受賞しています。

1979年からは、マグナム・フォトに参画し83年に正会員として活動を続けます。

その後、スティール=パーキンスは何度か来日を繰り返し、1999年に日本人と結婚します。葛飾北斎の富岳三十六景に影響を受け、富士山の写真集や東京の写真集を刊行しており、私たち日本人にも大変親しみの深い写真家です。

スポーツをテーマにした写真が並ぶ

貧困やサブカルチャーを専門として活動したスティール=パーキンスですが、今回ライカギャラリー東京では、アジア、アフリカ中米、ヨーロッパなど世界各地の競技場や校庭などさまざまな場所でスポーツの楽しむ人々に焦点を当てた作品が14点ほど並びます。伝説的な写真家集団マグナム・フォトに所属する写真家の魅力を存分に味わえる構成となっています。

コロナ禍でスポーツ観戦が制限されている昨今、代わりに著名な写真家の切り取ったスポーツにまつわる作品を見ることで従来のスポーツ観戦とはちょっと変わった楽しみ方ができるかもしれません。会期は2021年6月2日~8月24までです。

ライカギャラリー東京とは?

銀座6丁目のライカ銀座店内2Fにあるギャラリーです。コンセプトとして、著名な作家の写真展や職人が仕上げるプレミアムプリントサービス、写真集のライブラリーや写真文化の紹介など、最高の写真を求める方向けのサービス提供を行っているスポットです。

落ち着いた高級感あるギャラリーでアートに触れ、暑い夏にひと時の静けさと心の潤いを求めてみてはいかがでしょうか?

ライカギャラリー京都ではアーウィン・エリオットの写真展が開催

こちらも著名なマグナム所属フォトグラファーです。1928年にパリで生まれ幼少期はミラノで過ごし11歳でアメリカに移住しロサンゼルスのシティー・カレッジで写真を学びました。後にニューヨークで写真家として活動を開始し、25歳という若さで、世界的な写真家であったロバート・キャパに推薦されマグナム・フォトに参画しています。

ユーモアにあふれた人間味のある作品で、ジャーナリスティックな作品やコマーシャルといった幅広い活動をしています。ニューヨーク近代美術館や、世界各地の代表的な美術館で大規模な写真展を開催しており、各界にもファンの多い写真家です。

スポーツと共に生きる人と風景を彼の独自な視点で切り取った作品が15点展示されています。こちらの会期は6月2日~8月26日までです。

コロナ禍の今がチャンス

今までスポーツというと、“動”に溢れるエネルギッシュなイメージが一般的だったかと思います。しかしコロナ禍の今、従来の楽しみ方だけでなく写真を通した“静”のスポーツの楽しみ方も新たな価値として登場するのではないでしょうか?

これまでギャラリーに興味がなかった方も、見方を変えてみると新しい価値観に出会えるかもしれません。ライカギャラリーで開催されるスポーツの写真展、ぜひ一度足を運んでみてください。

文・J PRIME編集部

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