高級時計を買うならまずはオメガを検討してみては
(画像=gmstockstudio/stock.adobe.com)

「オメガ」といえば、スイスの時計メーカーとして誰もが知るブランドです。オメガは、オリンピックのタイムキーパーやアポロ11号で初めて月へ行ったことで時計に詳しくない人にまで知られています。世界三大時計メーカーや「超高級」腕時計に比べると、オメガは実用性の高い腕時計ともいえます。今回はそんな、人気高級時計の代名詞、オメガについてその歴史をひも解き、各コレクションの魅力に迫ります。

オメガの始まりは1848年

スイスの時計産業の中心地、ラ・ショー=ド=フォンで1848年に時計師ルイ・ブランが工房を開いたことがオメガの始まりです。

当時は懐中時計を生産していましたが、ルイ・ブランはそれまで手作業で行われていた工程を機械化し、近代的な部品ごとの分業化を進めて、生産効率を高めていきました。

代名詞であるキャリバー

「オメガ(Ω)」という社名の由来は、自ら開発したそのキャリバーにあります。

1894年、「19 ライン キャリバー」という新型のムーブメントを発表しました。「究極」という意味を込めて、ギリシャ文字の最後の文字から、オメガ(Ω)と命名されたのです。1903年それは社名となりました。

創始者ルイ・ブランは、分業化と機械化を進めましたが、その息子たちの代になると高品質のキャリバーが大量に生産できるようになってきました。「ラブラドール」や複雑なミニッツリピーター懐中時計を作り、高い評価を得るようになっていたのです。

オメガ(Ω)と名付けられた19ラインキャリバーとは、懐中時計用のサイズ19 ligne(リーニュ/ライン:約42.8mm)のサイズで、リューズによる巻き上げと時刻設定ができ、時計職人でなくてもすべての部品の交換が可能です。しかも、工場規模のラインで製造できました。これは時計産業に革命をもたらすものとして大きな驚きをもって迎えられたのです。

スピードマスターなどの代表モデル

スピードマスター

「スピードマスター」は、もともとカーレース用に開発されたクロノグラフでした。1957年の初登場以来、多くのファンの心をつかみ続けている代表的なロングセラーです。

「スピードマスター プロフェッショナル」は手巻き式でありながら、1969年アポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げた際に携行され、NASA(米航空宇宙局)が宇宙における船外活動の使用を認めた唯一の腕時計としてあまりにも有名です。

「世界で初めて月面に降り立った時計」という称号はオメガだけのもの。さすがにいかなる時計メーカーも得ることはできません。黒い文字盤に3つのカウンター、12時に「Ω」マークは、クロノグラフの代名詞ともいえましょう。

代表的なモデル、「ムーンウオッチプロフェッショナル」のほかにも「ヘリテージモデル」、「ダークサイドオブザムーン」、「2カウンター」など6つのモデルがあります。

シーマスター

「シーマスター」は、オメガのつくるスポーツウオッチで、長い歴史を持ち多様なモデルが製作されてきました。スピードマスターと人気を2分する存在です。

高レベルの防水ウオッチは、映画「007」で主人公ジェームズ・ボンドが着けていることでも有名です。「シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド リミテッド エディション」など、スパイが持つ特殊な小道具であるかのような魅力的な時計です。

見やすい文字盤と針は、使用する環境における視認性の良さを考慮したもの。機能性の高さのみならず、遊び心、話題性も一杯です。

コンステレーション

オメガのフォーマルな位置づけにあるドレスウオッチとして1952年に登場しました。メカニカルなオメガの雰囲気の中に、優雅さを溶け込ませたデザインが特徴です。6時の位置にある星印と台形の日付窓が特徴です。

⁠オメガといえば、スピードマスターやシーマスターのイメージが強いのですが、先に誕生した「⁠コンステレーション⁠」は、その優れた精度と美しいデザインを体現するオメガのシンボル的位置づけです。

オリンピック公式時計にも採用

オメガとオリンピックのかかわりは大変深いものがあります。公式タイムキーパーとして参加した回数は1932年のロサンゼルス大会をはじめとして全部で28大会です。

今では当たり前のように使用されている水泳選手自らの手でタイマーを止める「タッチパネル」や、テレビ画面にタイムを重ねて表示する「オメガスコープ」などはオメガが開発したものです。

時計好きなら1本は持っておきたい

世界中に時計メーカーはいくつかあれども、時計のカッコよさを一番よく表現しているのがオメガでしょう。

その認知度や耐久性の高さ、世界各国どの国でも人気が高く、中古市場の価格も下がりません。男性的なイメージが定着していますが、レディース用も充実してきています。

時計ファンだけでなく、あらゆる人にとってあこがれのブランドとして、不動の地位を築いたといえます。

ドレスウオッチから宇宙で使える時計、スパイの小道具に至るまで多彩な品ぞろえは人々の心を引きつけてやみません。価格も超高級をうたうブランドと比べるとリーズナブル。時計ファンならば1本は持っていたいブランドです。

文・J PRIME編集部

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