夏休みにおしゃれを磨く!ファッション映画7選
(画像=Jade/stock.adobe.com)

夏季休暇の定番といえば、買い物やドライブですが、自宅で好きな映画を観て過ごすという人も多いのではないでしょうか。今回は休暇中に自身のスタイルを磨くべく、観るだけで感性が研ぎ澄まされるファッション映画7選をご紹介します。今すぐ取り入れられるコーディネートはもちろん、主人公の生き様や哲学に触れながら、夏の夜長をオシャレに過ごしてみてはいかがでしょうか。

ジョルジオ・アルマーニが衣装を手掛けた『アンタッチャブル』

1987年に公開された『アンタッチャブル』は、実在の酒類取締局捜査官、エリオット・ネスの自伝を元に、ギャング組織を追う捜査官の戦いの日々を描いた物語。衣装はジョルジオ・アルマーニが担当しており、ケビン・コスナー演じるエリオットのスーツスタイルには、古き良き男の美学が凝縮されています。劇中で登場するクラシカルなグレーのスリーピースやダブルカフスのシャツ、幅広のネクタイ、広めのツバが印象的なセンタークリース帽子など、メンズファッションがもっともエレガントであった1920~30年代のスタイルにはクラシックの原点が盛りだくさん。洗練された紳士の装いをぜひ参考にしてみましょう。

『ブラザー』から学ぶ、ヨウジヤマモトの反骨スタイル

続いては北野武監督による日英合作『ブラザー』から。物語は組織の抗争で居場所のなくなった日本の極道がLAに渡り、マフィアにのしあがっていく男の信念を描いたもので、海外でも高い評価を得ました。登場人物たちの過激なセリフも見所ですが、本作ではファッションにフォーカスしてみましょう。衣装はデザイナーのヨウジヤマモトが担当しており、スタイリッシュな黒のブラックスーツがメインに。極道といえば、派手な色や柄を思い浮かべますが、それとは一線を化した程よくタイトなシルエット、流れるようなテーラードのフォルムなど計算されつくしたヨウジヤマモトの哲学とダンディズムが凝縮されています。シンプルながらも独創的なブラックスーツをサラリと着こなしてしまう俳優陣たちの佇まいは、カッコイイ!の一言につきます。

ぜんぶわかったらファッション通!『ズーランダー』の豪華キャスト

2001年公開の『ズーランダー』は、男性スーパーモデルの世界を舞台にしたコメディ映画で、ファッション業界の不可解な事件の謎に迫ります。この作品では、ベン・スティラー扮するかつてのスーパーモデル・デレクと、オーウェン・ウィルソン扮するハンセルにくわえ、豪華ゲストのカメオ出演も話題になりました。ファッション界からは、デザイナーのカール・ラガーフェルドをはじめ、ドナテラ・ベルサーチ、トム・フォード、ほか音楽界からデヴィッド・ボウイやレニー・クラヴィッツらの姿も。2016年には15年ぶりに『ズーランダー NO.2』が公開され、米『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンターをはじめ、多数のファッションセレブリティが出演しています。

謎に包まれた日常があきらかに。『ファッションを創る男 -カール・ラガーフェルド-』

2019に死去したモード界の帝王、 カール・ラガーフェルドのドキュメンタリー。彼は生前、「シャネル」「フェンディ」のデザイナーとして長年に渡りモード界を牽引し、その功績は今もファッション界の伝説として多くの人々に影響を与え続けています。2013年に公開された本作品では、ファッションショーの裏側やドレスをデザインする様子にくわえ、普段見ることのできない移動中のオフショットなどを収録。さらに自身の幼少期やセクシュアリティ、プライベートに迫ったインタビューを通して、彼の人生哲学に迫ります。

白に隠された秘密とは?『We Margielaマルジェラと私たち』

  カリスマブランド、メゾン マルタン マルジェラ初のドキュメンタリー。共同創始者のジェニー・メイレンスとクリエイティブチームのスタッフたちの証言によって、公に姿を見せることのなかったデザイナーの素顔を浮き彫りにしていきます。謎のベールに包まれたデザイナーの裏舞台にくわえ、貴重なアーカイブ作品など、これまで語られることのなかったマルタン独自のファッション哲学を改めて「私たち」で振り返ることができる作品に。ドキュメンタリーに留まらない膨大な資料やサンプル、証言者が語る楽しくも激動の日々、マルタンの不器用な生き方、そしてなにより洋服のレベルを超越した排他的なアイデアなど、物作りへの高貴な精神性を教えてくれます。

『キングスマン』から学ぶ、英国のサヴィル・ロウ

世界最強のスパイ機関〝キングスマン〟のスパイたちが、人類抹殺計画を狙う敵に立ち向かう姿を描いたアクションムービー。本作で使われている衣装はすべてイギリス製で、コリン・ファース演じるハリーのテーラードスーツ姿は、どこかエレガントな大人の色気と知性を漂わせています。さらに見所のひとつとして、劇中でスパイの本拠地として登場するキングスマンはイギリスの高級老舗テーラー、ハンツマンが舞台に。登場人物たちが纏う知性漂うサヴィル・ロウの美意識はまさに紳士の憧れ。ハレの日の着こなしとして参考にしてみましょう。

服に命を捧げた天才デザイナー『マックイーン:モードの反逆児』

2010年に自らの命を絶った天才デザイナー、アレキサンダー・マックイーンの生涯を描いたドキュメンタリー。モードの反逆児と呼ばれた彼の若くして華々しいデザイナー人生、その裏にある孤独と苦悩。そして最後なぜ燃え尽きてしまったのか……。アーカイブ映像を通して彼の劇的な人生を紐解いていきます。クリエイションに宿る彼の優雅で毒々しい表現はいったいどこからくるのか。生前の彼を知る知人へのインタビューとともに、マックイーンの奇妙で壮大なパフォーマンスに触れてみましょう。

衣装とデザイナー人生を味わおう

クールな衣装もあれば、苦悩するトップデザイナーの姿もあるファッション映画を紹介しました。たかが服ですが、されど服。観て楽しんだ後は、ぜひ実際にその服を見に行ってみては?手に取ることでまた感じることがあるはずです。

文・J PRIME編集部

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