ブルス ドゥ コメルス
© Tadao Ando Architect & Associates, Niney et Marca Architectes, Agence Pierre-Antoine Gatier Photo by Marc Domage


2020年、フランスはコロナウィルスに翻弄された一年だった。2024年のパリオリンピックを控える中、予定されていた大型施設のオープンはことごとく延期。長きに渡り商店やレストラン、ミュージアムが閉ざされた街は静寂に包まれ、経済は停滞し、空白の時間が流れているようであった。そんなさまざまな面で苦汁を舐めた年を経て、2021年初夏、フランスでは続々とニューオープンのニュースが届いている。中でも今年一番のビッグニュースと呼び声高いのが、パリの中心部にオープンした〈ブルス ドゥ コメルス - ピノー コレクション〉(Bourse de Commerce - Pinault Collection)だ。5月22日、ついにそのベールが剥がされた、今真っ先に訪れるべき現代美術の殿堂の魅力をお伝えしたい。

“アート界の今”を肌で感じるパリの新名所