日本人がマスターズを制覇する時代。わが子がプロゴルファーを目指すための方法を考える
(画像=AboutLife/stock.adobe.com)

ゴルフのメジャー選手権大会の1つとして有名な、マスターズ・トーナメント(アメリカ合衆国ジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催)で、松山英樹がアジア勢としては初の優勝を果たしました。

コロナ禍の中飛び込んできた明るいニュースに、国内では勇気づけられた方も多くいたことでしょう。これを機にゴルフ熱の高まりも期待され、業界も若干活気づいているようです。

さて、女子の渋野日向子、勝みなみや宮里藍、横峯さくらの人気もあって、自分の子をプロゴルファーにしようという親御さんもいると思います。

いったいどのようにしたら自分の子をプロゴルファーにできるのでしょうか。そしてその教育にかかるお金はどれくらいなのでしょうか。

この記事では子供のプロゴルファー教育に関するメリットやデメリットについて調べてみました。

松山がマスターズ優勝

マスターズ・トーナメントは、いわゆるメジャー選手権(世界4大トーナメント)の1つで、毎年4月の第2週の日曜日が最終日となるような日程で行われます。1934年以来の長い歴史を誇り、歴代の優勝者には、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウス、トム・ワトソン、タイガー・ウッズなど世界的に有名なプロゴルファーが名を連ねています。

マスターズ、全米プロ、全米オープン、全英オープンの4選手権のいずれかで優勝するということは、世界のプロゴルファーの頂点に立つということであり、最高の名誉とされます。

マスターズの2021年の賞金は、207万ドル。(2億2,697万円)。さらに優勝者には生涯出場権が与えられます。

松山選手の他のいろいろな大会での優勝賞金もあわせると、プロ転向以来、獲得賞金の合計は数十億円になりますし、今後は、CM出演や関連グッズなどのライセンスビジネスも考えられます。プロゴルファーとしての盤石の地位と収入を確立したと言えます。

プロゴルファーになる難易度

わが子をプロゴルファーにしたいという親が増えたと言われます。JGA(公益財団法人日本ゴルフ協会)に登録したジュニア会員の数は、2003年の宮里藍、2007年の石川遼の優勝をきっかけに、うなぎ上りに増えました。1997年が4,000人ほどであったのに対し、ピークとなった2012年では1万5,000人を超えています。

では、実際プロゴルファーになれる人はどれくらいいるのでしょうか。

プロゴルファーと言っても、すべての人がテレビで見るようなツアーに出場しているわけではありません。ゴルフ場などに勤務してレッスンに携わる人、各種競技会の審判や運営に携わる人の方が圧倒的に多いのです。

ツアーに出て各地を転戦するプロになるには次のような条件があります。

  1. PGA(公益財団法人日本プロゴルフ協会)に認定されることが必要です。プロとしての認定を得るには、2つの方法があります。
    ・ アマチュアとしてツアートーナメントで優勝すること。
    ・ プロテストに合格すること。

この条件をクリアするためにプロゴルファーを目指すジュニアは、ゴルフの強豪校に進学したり10代のころからゴルフ留学したりするようです。

  1. プロテストに合格しても、日本国内のツアーに出場するためには、QT(クオリファイングトーナメント)と呼ばれる予選会に出場し、それをすべてクリアする必要があります。

このQTで好成績を収めた決勝進出者(90位タイ以上)が、翌年度のツアーメンバーとして登録されるのです。最終的には、QTに出場したすべての人の中で実際にレギュラーツアーに出場できるのはわずか6%だと言います。

テレビでもてはやされるようなトッププロになるには、この6%の中からさらにトップを目指すわけですので、相当な才能と努力が必要なことがわかります。

習い事としてのゴルフ。そのメリットは?

このように、ツアープロになるための狭き門を本気で目指すかどうかは別として、「習い事」としてのゴルフを子どもにさせることについて考えてみましょう。

ゴルフというスポーツは親子で一緒に楽しめます。フォームやマナーなどを親が直接教えながら楽しくできるでしょう。ゴルフは世界共通の競技ですのでゴルフ場でプレーすることで公共の場で品格のあるマナーといったものも身につきます。

練習にも道具にも、そしてプレーにも相当なお金がかかりますが、ゴルフを好きになることで得られるものは、その後の人生にも大きく良い影響を与えることでしょう。

わが子をプロゴルファーに!

ツアーで優勝を飾れるようなプロゴルファーになるにはなかなか厳しい道が待っているようですが、たとえ一流のツアープロになれなかったとしてもゴルフに携わる仕事に就くことはできるようです。

高額になりがちなゴルフ教育の費用も地方に移住すれば安くなるのではないでしょうか。そういえば、横峯さくら選手、勝みなみ選手は鹿児島、宮里藍選手は沖縄、松山英樹選手は愛媛県の出身でした。

子どものころから親子でスポーツに取り組むことは、体力や技術のほか礼儀、マナー、人間関係、そして何よりもそのスポーツを好きになれるというお金に代えがたい財産を得られます。特にゴルフは親子のきずなを深めるということも言えます。

自分の子どもを小さいころから、ゴルファーにすべくレッスンし始めるのも、それにかけたお金以上の財産が得られるということかもしれません。

文・J PRIME編集部

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