ラグジュアリー,高級家電
(画像=nerudol/stock.adobe.com)

ニューノーマルが浸透する昨今、家電のあり方も変化を迎えています。新しい発想を持つ家電から、ウイルス対策や自宅で過ごす快適さを追求した家電まで、コロナ下における需要の変化によって、さまざまな製品が登場しています。

この記事では、ニューノーマル時代によっておうち時間が増える中、まるでホテルにいるかのようにラグジュアリーな気分が味わえる家電を紹介します。

おうち時間が増え、家電市場は大きく伸びている

テレワークの浸透により、従来オフィスで過ごしていた時間を、自宅で過ごすようになっています。「毎日会社に行くから、自宅は最低限の設備でOK」という考え方が転換するのは、ある意味当然かもしれません。自宅で使うものに強いこだわりを持つ傾向が広まっているのです。

それを裏付けるように、家電の売れ行きが非常に好調な動きを見せています。実際、ヤマダホールディングス、エディオン、ケーズホールディングス、ノジマなど大手家電量販店の2020年4月から12月までの決算では、「巣ごもり需要」によって、各社とも営業利益を大幅に伸ばしています。

最大手のヤマダホールディングスの営業利益は、前年同時期の約2倍にあたる744億円、エディオンは、約2.2倍の230億円となっています。特に、日々の暮らしに直結する白物家電が好調で、黒物家電も高価格帯のテレビなど高級家電が伸びているようです。

ホテルライクな暮らしを実現する高級家電

ニューノーマルが浸透し、家電の需要が高まる中、メーカー各社は競ってさまざまな製品を発表しています。自宅にいながら、ホテルに滞在しているかのような贅沢感を味わえるのがポイントです。

おうちで本格料理がスムーズにできるMieleのオーブン

おうち時間の増加で最も変化するものの1つが、料理への考え方です。その中でまず注目したいのが、2020年12月に発売されたドイツの高級家電ブランドMiele(ミーレ)の新オーブンです。Mieleは、そのエレガントなデザインが特徴ですが、機能面でもポイントはたくさんあります。

1つは、料理における「時産」です。コンロだと、調理中はずっとコンロの前で火加減を気にしないといけません。しかし、オーブンならそこまで気にせず、しばらくそのままにしておけます。時短というより、時間を生み出すという意味で「時産」との声も上がるほどです。

Mieleの最上位機種は、庫内天井にカメラを内蔵しており、IoTの仕組みを使って、焼き色などスマートフォンからいつでも庫内の調理状況が確認できます。しかも、遠隔でオーブンの設定も調整できるので、テレワーク中でもスームズに料理ができるのです。

さらに、モイスチャー(蒸気)プラス機能によって、お肉料理からパン作りまで、おうちにいながらプロ顔負けの本格的な料理が楽しめるのも魅力です。

おうちがホームシアターに変わる「家庭用プロジェクター」

おうち時間の増加と外出自粛から、映画やスポーツなどのエンターテインメントを家庭で楽しみたいという需要が増えており、家庭用プロジェクターの売り上げが大幅に増加しています。プロジェクターは、電源を必要とせずコンパクトで持ち運びに便利な「モバイルタイプ」と、設置する場所に余裕がある場合に適している「ホームタイプ」の2つに大きく分けられます。

注目したいモバイルプロジェクターは、中国が誇る人気プロジェクターブランドXGIMI(ジミー)の「Halo」です。通常のモバイルプロジェクターよりも明るく解像度が高く、カラフルで鮮明な映像が楽しめます。また、高性能スピーカーやオートフォーカス機能、台形補正など本格的なスペックを備えています。そのほか、おすすめの製品として、Ankerの最上位機種「Nebula Vega Portable」や、子どもの目にもやさしいアイケア機能搭載のBenQ(ベンキュー)の「GS2」などがあります。

天井に取り付けて使用するホームプロジェクター「popIn Aladdin 2」
天井に取り付けて使用するホームプロジェクター「popIn Aladdin 2」

ホームプロジェクターでは、シーリングライト一体型として話題のモデルの第2弾、popIn(ポップイン)の「popIn Aladdin 2」に注目が集まります。壁までの距離が短くても大画面が楽しめるようになるなど、機能性が大きくアップしています。再現するのが困難とされる黒色も美しく映し出すAnker「Nebula Cosmos」といった製品も要チェックです。

コロナ禍で価値が見直されたニューノーマル家電

ニューノーマルな家電は、新製品だけに限りません。消費者の環境の変化が新たなニーズを生み、既存の家電にも光が当たっています。

ホテルのランドリーサービスのような「ガス衣類乾燥機」

新型コロナウイルス対策という面でかかわりが深い製品が、ガス衣類乾燥機です。一般にウイルスの多くは70度以上で数分加熱すれば、死滅すると言われていますが、リンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」は、80度以上の温風で乾燥させます。リンナイは、2020年度第3四半期におけるガス衣類乾燥機の売上高が対前年比約37%増と、大幅に伸びたと発表しています。

ユーザーからは、ふわふわとした仕上がりに満足という声が多く、ホテルのランドリーサービスを受けたような気分になれるでしょう。以前から存在した製品ですが、ニューノーマルで新たな評価を獲得した製品といえるでしょう。

増え続ける家事の負担を減らす「ロボット掃除機」

また、おうち時間の増加に比例して増えるのが掃除などの負担です。家が散らかるからといって、毎日掃除をしていてはストレスが増えるばかりでしょう。ホテルのハウスキーピングサービスが家にあったら、と思う人も多いのではないでしょうか。そこで選択肢にあがるのが、ロボット掃除機です。

iRobot(アイロボット)の定番ブランド「ルンバ」は、機能を着実に充実させています。最新モデルの「ルンバ s9+」では、最も重要な機能である吸引力が同社別モデルの40倍にもなりました。床拭きロボット「ブラーバ」と連携することで、床掃除を自動化できます。

ニューノーマルな家電がおうち時間を贅沢に演出

ここまで見てきたように、ニューノーマル時代に応える新たなアイデアの商品化が進んでいます。一方、おうち時間の増加と職場時間の減少など、過ごす時間の相対的な変化によって、ガス衣類乾燥機やロボット掃除機といった既存の家電製品にも注目が集まっています。

この機会に、ホテルにいるかのようにおうち時間を贅沢に演出する、ニューノーマルな家電を掘り下げてみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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