ウブロ,腕時計
(画像=Comofoto/stock.adobe.com)

数あるスイスの高級時計メーカーの中で、比較的新しい部類に入るのがウブロです。1980年創業のこの時計メーカーは、芸能人やスポーツ選手などの著名人が愛用して人気が出たこともあって、「成功者の時計」とも呼ばれています。

「ウブロ」はフランス語で「舷窓(げんそう:船の側面の小窓)」を意味し、舷窓は同社の時計のデザインも特徴づけています。ウブロのコンセプトは「融合」。天然ラバーとゴールドの組み合わせなど、異なる素材やアイデアの融合を実践し、成功を収めてきました。

この他にも、さまざまな「融合」を元に、次世代の腕時計を創造し続けています。この記事では、ウブロのコンセプトの中身に迫るとともに、新作や人気のコレクションを紹介していきます。

ウブロのブランドコンセプトとは?

“伝統と革新が共存する場所、ウブロ マニュファクチュールでは、「融合」をコンセプトにした時計製造を行っています。”リカルド・グアダルーペCEO

ウブロは1980年、イタリアの時計・宝石メーカー創業者一族であるカルロ・クロッコがスイスのニヨンで創立。世界最大の宝飾・時計の見本市、バーゼルフェアで、天然ラバーのベルトに金とステンレスのケースを組み合わせたモデルを発表し、時計業界を驚かせました。

コンセプトである“The Art of Fusion (=異なる素材やアイデアの融合)”とは、これまでの既成概念を覆し、他の時計と同じような金属材料は使わず、さまざまな素材を組み合わせ、全く新しい機能性、構造、そして、デザイン性を融合させた腕時計を実現することにあります。

異なるものの融合は、素材だけではありません。アイデアやプロモーションも「融合」によって行われています。スポーツとファッション、アーティストとのコラボも行われています。

最近では、2021年1月の現代アーティスト・村上隆氏とのコラボレーションが大きな話題となりました。コラボレーションといっても、村上氏本人がスイスにあるウブロの工場へと訪れた上で、ウブロの技術と自らのアートを融合させるべく時計をデザインしています。村上氏の代表作「お花」をモチーフに、花弁が回転する機構を搭載した限定モデル「クラシック・フュージョン. タカシムラカミ オールブラック」は即予約完売したといいます。

素材がウブロの中核を成す

ウブロは時計に使用する素材を非常に重視しており、これこそが他に類を見ない時計への現代的なアプローチだと考えています。ウブロが公表している使用素材は、次の通りです。

  • マジックゴールド
  • セラミック
  • サファイア
  • ラバー
  • ステンレススチール
  • チタニウム
  • キングゴールド
  • カーボンファイバー
  • プラチナ

ウブロの注目すべき4つの素材について

上記のように、ウブロの時計で使用されると公表された素材の中から、ユニークで注目すべき4つの素材について見ていきましょう。

ウブロの注目素材1:ラバー

ウブロは、時計製造の世界ではじめてラバーを使用したといいます。ラバーは、ウブロのコンセプトである“The Art of Fusion”の中核をなす素材として位置づけられています。長い歴史を持つ時計業界の伝統として、ラバーを使用することは考えられないことでした。しかし、時計製造への現代的なアプローチを象徴するものとして、いまでは同社にとって不可欠な存在となっています。

ウブロの注目素材2:マジックゴールド

マジックゴールドとは、ウブロが独自に開発し、特許を取得している18Kゴールドの合金です。世界初で他にはないこの新しい合金は、傷がつきにくく、アクティブなシーンで使用しても抜群の耐傷性を誇ります。ウブロは、こうした新素材を開発する技術研究所や鋳造所を自社で完備しているのです。

ウブロの注目素材3:セラミック

ウブロの開発したセラミックは、高温で焼結したジルコニウムをベースにしたハイテクセラミックです。非常に硬く、完全と言えるほどの耐傷性が特徴で、特定のモデルに使用されています。

ウブロの注目素材4:サファイア

サファイアは宝石ですが、ウブロの時計の中にはこのサファイアを使用したモデルがあります。ウブロは、ムーブメントが見えるデザインを基本としていますが、完璧に見せるにはケースを透明にしなければなりません。堅牢で傷がつきにくく、経年劣化しない透明な素材を追求した結果、この合成サファイアに辿り着きました。

ウブロの最新モデルを紹介

常に革新的な時計を追求するウブロの、最新モデルを紹介します。

・ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック オレンジサファイア
2021年の新作です。サファイアのケースでははじめてとなるオレンジ色が登場しました。ムーブメントを見せるためのサファイアケースですが、「トゥールビヨン オートマティック」の名が示す通り、自動巻き機構を表からも裏からも見ることができます。その精巧な美は、「見る」というより「鑑賞する」感覚に近いかもしれません。価格は1,961万3,000円(税込)です(ウブロ公式HPより)。

・ビッグ・バン E プレミアリーグ
比較的安価であり、新作の中でひときわ異彩を放っているのがこのモデル。サッカー観戦用のスマートウォッチで、プレミアリーグを象徴する色、パープルを使用しています。ウブロのコンセプトに基づき、「伝統と革新、最先端の素材と最新デジタルテクノロジーの融合」を具現化したモデルです。価格は60万5,000円(税込)です(ウブロ公式HPより)。

キックオフタイムからゴール、選手交代、イエローカード、そして、アディショナルタイムまで、サッカー観戦に必要な情報を詳しく表示してくれます。

ウブロは資産価値の面でも魅力

ウブロは、ロレックスなどの王道モデルとは異なり、個性を大切にする新しいもの好きの人たちが愛用する傾向にあります。資産価値としてみると、ブームが過熱していた頃と比べ、ひとまず価格は落ち着いているようですが、その価値は10年後も安定していると評価されています。

ウブロが誇るデザインの現代的な機能美は、伝統的なスイス時計の中でも非常にユニークなものです。資産価値という観点からも、この機会に1本所有しておくのはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

>>会員登録して限定記事を読む

【関連記事】