富裕層,億ション
(画像=victorzastol'skiy/stock.adobe.com)

テレワーク化が進み、郊外や地方への移住が話題になっていますが、一方で都心の高級マンションの売れ行きが好調です。

セレブや芸能人の住まいというイメージもある超高級マンションは、しばしば「億ション」と呼ばれ、ほかのマンションにはない仕様や設備があるといいます。今回は、億ションの魅力と売れ行き事情を解説します。

なぜ今、高級マンションが売れている?

新型コロナウイルスの影響で消費が冷え込む中で、都心の高級マンションの売れ行きは非常に好調です。

経済が悪化した中で高級マンションが売れている背景には、大きく2つの理由があると言われています。まず1つ目は、先行きが不透明ななかで「資産形成」を重視する若年層が増えていることです。都心のマンションは資産価値が下がりにくいため、初めから資産を取得するという認識で高級マンションを購入するわけです。

2つ目の理由は、テレワークの広まりにより、高級マンションが持つ広々とした間取りや共用スペースが注目を集めていることです。一般的なマンションと比べて、超高級マンションは同じ間取りでも部屋が広々としている傾向があります。また、仕事に集中できる個室やコワーキングスペースなどの便利な共用スペースを有するマンションも少なくありません。

夫婦ともテレワークであったり、お子さんがいらっしゃる家族にとって、広々した空間で仕事をこなし、プライベートな時間を過ごせる高級マンションは魅力的でしょう。注目が集まるのも納得がいきます。

成功者のみが住める!?「億ション」とは

高級マンションの中でも、1戸あたりの購入価格が1億円を超える“超高級”マンションは、通称「億ション」と呼ばれています。この言葉はバブル期に、人々の羨望の対象として一気に広がりました。

近年では不動産価格が上昇したことで億ションは急増しているものの、今でも成功者の証として多くの人に認識されています。

超高級マンションにしかない仕様・設備

億ションと呼ばれるような超高級マンションには、一般的なマンションにはない仕様や設備があります。

その例が前述の「共用スペース」です。超高級マンションには、コワーキングスペースやフィットネスジム、パーティールームなど、仕事やプライベートで使える充実した共用スペースが用意されています。

また、ホテルのような高級感ただようエントランスやロビーを備えていることも、億ションの典型的な特長です。デザインの良さはもちろん、ソファやテーブルなども上質で洗練されています。

加えて、多くの億ションはホテルのようなフロントがあり、入居者の要望を満たすための「コンシェルジュ」が常駐しています。コンシェルジュは、宅配の配送受付やハウスクリーニングの手配、荷物の預かりなどを行っており、快適な生活を徹底的にサポートしてくれます。このように、極力外出を控える必要があるコロナ下の生活様式にフィットしている点も、人気が高まっている理由です。

どんな人が購入している?富裕層のタワマン節税も?

億ションを購入している人の大半は、言わずもがな経営者や役員、医師・弁護士といった高所得層です。億ションの中でも高価格なマンションを購入するのは、起業で成功を収めた経営者や役員と言われています。

相続税の節税効果を期待して億ションを購入する富裕層も少なくありません。ただし、節税目的で購入した場合は、税務署から否認されるリスクがあるので注意しましょう。

前述した通り、近年は資産形成を目的に、若い方が億ションを購入するケースも増えています。時代の移り変わりとともに、億ションのニーズも多様化していると言えるでしょう。

快適な暮らしや資産形成など、億ションを購入するメリットは多い

資産形成を目的に購入するケースは増えているものの、依然として億ションは富裕層の成功のシンボルとして認識されています。また、ステータスとなるのはもちろん、実用性や資産価値の面でも優れていると言えそうです。

資金に余裕があり、ライフスタイルに合っていると思えるのなら、人びとの羨望を集める億ションの購入を考えてみてもよいかもしれません。アフターコロナを見据えた資産形成として、十分に検討の余地があるといえるでしょう。

文・J PRIME編集部

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