価値,下がらない,東京,ヴィンテージマンション
(画像=PIXTA)

一般的に新築マンションは、入居したその日に価値が2割下がると言われています。「新築プレミアム」といって、分譲価格には広告費用・営業担当の人件費・モデルルーム費用等が上乗せされるためです。

その後、マンションの価値は穏やかに下降を続け、築15年で半分近くに落ち込みます。ただしこれはあくまでも平均で、世の中には時とともに価値が上がる物件もあるのです。今回はそんな憧れのヴィンテージマンションの相場と魅力を紹介します。

ヴィンテージマンションの価値を支えるもの

ヴィンテージマンションの価値を支えるのは、立地条件だけではありません。

高いステイタス、一般では見かけないような特注テクスチャー、流行に左右されないこだわりが感じられる味のあるデザイン、お互いが高め合い磨きあうコミュニティー、行き届いた管理などが相乗効果を呼んで稀少価値を生み、使い込むほど愛着と価値が増していきます。

ちなみに不動産コンサルティング企業の東京カンテイは、ヴィンテージマンションを床面積90㎡以上・築10年以上・坪単価300万円以上と定義しています。

有栖川ヒルズ

広尾駅から徒歩5分という抜群のロケーションを誇るのが「有栖川ヒルズ(1991年施工)」です。建物は石垣が重厚感を醸し出し、周囲に立ち並ぶお屋敷とも調和がとれています。

総戸数はわずか14戸、専有面積の平均が200㎡を超える贅沢さです。4基のエレベーター・各階に配置されたごみ置き場など、住民のプライバシーへも配慮が行き届いています。

港区を代表する有栖川公園に隣接し、都心に居ながらにして四季の移ろいを感じることができます。販売価格は2億円から4億円の間です。

コープオリンピア原宿

完成が東京オリンピックの翌年1965年というコープオリンピアは、原宿駅前のシンボル的存在でもあります。当時は一般的でなかった駐車場を備え付けたことでも話題となりました。

表参道のケヤキ並木と調和を図った、グレータイルの雁行型外観は、目にした者を圧倒します。南国酒家が入っている建物といえば、ピンと来る人も多いでしょう。

いまだ人気が衰えず、住居棟はなかなか空きが出ないとか。築年数が50年を超えているにもかかわらず、いまだに4億円近い価格で売りに出されている物件(4LDK・214㎡)もあります。

フォレストテラス松濤

高級住宅街として知られる松濤に地上4階地下1階の低層マンション「フォレストテラス松濤」が建てられたのは1999年、旧鍋島家跡の900坪という広大な敷地に居室はわずか26戸という豪華な造りです。

茶・緑・白を組み合わせたシックなデザインは、インテリアデザイナーとして名高いテレンス・コンランによるもの。

付近は第一種低層住居専用地域に指定され、瀟洒なお屋敷に囲まれており、さらには観世能楽堂や松涛美術館といった文化施設も点在します。販売価格は2億円から6億円の間です。

元麻布ヒルズフォレストタワー

最後に、比較的築年は新しい(築16年)元麻布ヒルズフォレストタワーを紹介します。麻布十番駅から徒歩6分と絶好のロケーションで、販売価格は1.5億円から5.2億円の間です。

フロントサービス・フィットネスなどサービスはもちろん充実していますが、特筆すべきはタワーのデザインと広い公園スペースです。

マンション名に「フォレスト」を冠しているように、コンセプトは「森の都市」、大樹をイメージしたという特徴的な外観は一度見たら忘れられません。この外観はデザイン性だけではなく、ビル風が起こりにくいという機能性も意識しています。

そして敷地の約半分を占める「四季の丘」には四季折々の樹木が植栽され、都心の超一等地に自然を感じる憩いの空間を提供しています。さらにエントランスの桜並木が彩りを添え、屋上のルーフガーデンからは周辺の眺望を望むことができます。

まさに「未来のヴィンテージマンションはかくあるべし」を体現している、それがフォレストタワーなのです。

文・J PRIME編集部

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