INTERIOR
トガルーム 特別編
初公開! 戸賀編集長の新居で得た“ヒュッゲ”な時間
今年の秋、引っ越しを済ませた戸賀編集長が新居のインテリアを一新。リビングダイニングをBoConceptでトータルコーディネートすることを決めたのは、コロナ禍に増えた自宅時間に、新しい家族との時間の過ごし方に気づいたから。これまでどこにも公開したことのない、本当の戸賀敬城邸、J PRIMEで本邦初公開です!
「引っ越しを決めた理由は大きく分けて2つ、物理的な理由と感情的な理由だね。」
港区住みを公言する戸賀編集長が、区内に新居を決めるにあたり、重視したのは奥様と愛犬マルプーのpちゃんと「3人が心地よく暮らせる家」でした。それまでの東麻布の自宅は、135平米の2LDK。LD以外は寝室と夫婦の衣装部屋として、不自由ないと思って暮らしていたのですが…。
「もともと独身時代から服や鞄、靴やゴルフ用具などモノが大量だったところに妻の服や靴、鞄が加わったことで衣装部屋はパンパン。妻はずっと我慢してくれていたのかな。pちゃんと暮らし始めてからは、明らかにスペースが足りない! 気づいたら部屋中がモノで溢れかえっていました」
もともと戸賀編集長も奥様も、お互い港区内の100平米ほどの部屋に住んでいたそう。100+100=200なのに、100+100=135としていたのでは無理がでてきて当然。さらにコロナ禍には、リモートワーク中も妻にワークスペースの我慢を強いているのでは? もしかしてインテリアの趣味も僕が押し付けているのでは? と思うようになったそうです。
「自宅は90年代のトレンディドラマ風というか、イタリアモダンなクールな印象の家具が中心。僕が33歳で始めて買ったマンションのインテリアをそのまま使っていたんです。妻も僕も自宅時間が増えたことで気付かされることがいっぱいあったと思います。そこへ4年前、pちゃんが来てからはなおのこと。無機質な家具は、冷たくて硬くてpちゃんも嬉しそうじゃない。今まではスタイルを追っていたと思うんだけど、これからはスタイルとともに温もりや心地よさが共存するような、家族みんな温かい気持ちで暮らせる家を真剣に考えようと思うようになったんです」
そこからインテリア探しを始めたのが半年ほど前のこと。以前から「トガベヤ。」をはじめ、J PRIMEのインテリア特集ページを手がけていて気になっていた北欧家具を模索しはじめます。
「デンマーク語で“ヒュッゲ(Hygge)”って言うんだけど、日本語で“ほっこり”とか、“ゆったり”とか、心地よい空間で過ごす幸福感を表すデンマークのライフスタイルの考え方なのだそう。このキーワードにピンときて、デンマークの家具ブランド、Bo Conceptに辿り着いたんだ。温かみがあってモダンで機能的なインテリアは妻も納得してくれそうだし、価格と品質のバランスもいいので、pちゃんが傷つけらも許せるかなって(笑)。それに、以前いただいた一枚板のテーブルがあったんだけど、BoConceptならこのテーブルが使えるのでは、と全部のピースがぴったりハマる気がしたんです」
というわけでBoConcept 青山店へやってきました
北欧デザインで新居を統一したいという結論に至ったところで、先日のJ PRIME記事でも気になっていたBoConceptを実際に見に、戸賀編集長は外苑西通り沿いのBoConcept青山本店へやってきました。
「以前勤めていた編集部にも近く、昔からよく通ってきた道沿いにあるBoConcept 青山本店。何度か足を運んだこともあるのだけれど、撮影用の新作をチェックするなど仕事モードで来ることが多かったので、実際に新居に入れるとなると見え方が違うよね。家族の顔を思い浮かべながら、ときどき妻にLINEしながら、こんなのどうかな?って回ってみます」
店内は各スタジオごと、テーマ性あるインテリアコーディネートがされています。戸賀さんの新居をどんな風にコーディネートするか、イメージしやすそうです。
「北欧デザインもホテルライクだったり、機能的なイメージだったり、バリエーションがあるんだね。今回はリビング&ダイニングをどうするかがテーマなんだけど、寝室や書斎のイメージもアイデアが広がりそう。オフィスっぽいインテリアもあるんだ。ゆくゆくは会社のインテリアも考えたいなぁ」
7月1日の記事『ニュートラルにも、モダンにも! ソファもカスタマイズする時代です』でも紹介していた、この「Bergamo」ソファは無駄のないすっきりとしたラインとエレガントなフォルム、そして低い脚によって醸し出される浮遊感は、新居にも似合いそうとお気に召した様子。ラウンド形状のラウンジングユニットも「ここに寝転んだら、リラックスしながらpちゃんと過ごせそうだな」とイメージが膨らみます。
「部屋の中心はこのソファに決めたいんです。色は断然、白。ホテルのラウンジにありそうな、大胆なデザインが自宅にあったら気分も高揚するし、ここで寝転んだら最高の気分だよね。酔っ払って帰宅して、カバンをポンとここへ投げて、ゴロリとしたら絶対に気持ちいい! 絶対妻に怒られるけど(笑)」
一人掛けのチェア「Bolzano」は、回転ユニット式。座ったままくるりと向きが変えられるので部屋の真ん中に置いても。リビングルーム方向、ダイニング方向、自由に向きが変えられて便利そうです。
「窓際に置いて、外の景色を眺めながらコーヒーを飲んだり、くるりと内向きにしたらリビングで映画を観たりもできそう。家でこういう風に過ごしたと思わせる、時間をイメージできるチェアだよね。ソファに合わせた張地も選べるんだって。ソファとチェアを同じにするのがいいのかな?」
テレビ台、照明までセットされたこちらのコーナー。レザーの「Hampton」ソファにセットされたコーヒーテーブルは高さが変えられる「Madrid」。ふとソファに腰掛けた戸賀編集長は、大きな丸テーブルの横に小ぶりの同じデザインのサイドテーブルを組み合わせたレイアウトから、インスピレーションを得たようです。
「テーブルは1枚ではなく、2枚重ねるっていう手もあるんだね。こんどの新居はリビングルームがめちゃくちゃ広いから、リビングにも大きくて低いテーブルが必要なのかなって思ってたんだけど、こういう考え方もあっていいかも」
さらに、こちらのプーフ「Nawabari」にも興味津々。縄で縛ったようなデザインなので「縄張り」と日本語ネーミングになっているところも気に入った様子。
「これはカタチが気に入りました。大きいタイプと小さいタイプ、どっちがいいのか、妻にもLINEで聞いてみようかと」
気にいった家具が多過ぎてセレクトに悩んだ戸賀さんは、BoConceptのインテリアデザインサービスを利用してみることにしました。
お部屋まるごとインテリアデザインサービスにおまかせ
BoConceptのインテリアデザインサービス(IDS)は、お客様のニーズや理想のライフスタイルに合わせて、プロのスタイリストが配置から色、張地までをトータルコーディネートしてくれるサービス。どなたでも無料でご利用いただけます。
あらかじめメモしてきたリビングルームの寸法から、新居の間取りや希望のコンセプトや説明すると、3D画像で部屋のイメージが印刷されてきました。
戸賀編集長が店内でチェックしていたインテリアをすべて白で統一して配置した3D画像を作成していただいたものがこちらです。ダイニングとリビングのスペースを、メインのソファで区分けした上で、チェアやテーブルを適宜配置。スタイリストがセレクトした照明器具、ラグマット、ダイニングチェアを加えたことで、全体のまとまり感が生まれました。
「部屋のイメージが、すごくリアル。シェルフやテレビ台まで選んでもらえる。床材とのマッチングも考えてくれて、ラグの色柄まで選んでくれるんだね。この後、スタイリストさんと一緒に実際に張地を選ぶよ」
ソファの張地は100種類以上から選ぶことができ、白だけでも何十種類もあります。実際に手触りを確認して、メインのソファにはレザーを選びました。
実際に張地サンプルを実物の「Bergamo」ソファに乗せて確認できる様子は、まるで生地を選んでスーツをオーダーするときのよう。
テーブルの板材を選んで、すべて終了。あとは納品を待つばかりです。
「白をチョイスしながらも、張地の素材を変えたり、テーブルの天板で質感を出したりすることで、デザインやスタイルにこだわりながらも、落ち着きと温もりが共存するコーディネートに仕上がりました。
スタイリストさんによると、同じ色調でもいくつか素材を変えたほうが、コーディネートに立体感が生まれるらしい。なのでソファはレザーにして、その他の家具はベルベットのような触り心地のファブリックにしたよ。テーブル板はセラミック、ラグは柄入りといったように、ポイントごとにアクセントのある感じかな。納品されるのが楽しみだね」
その完成が、こちらです。
初公開! これがリアル新戸賀邸のLDです
100平米のLDを3:2に分けるメインの「Bergamo」ソファを主役に、淡いオフ白基調のチェアやコーヒーテーブルを配置。右サイドから肩越しに手元を照らす照明は「Kuta」。シェードの素材選びも家具に合わせています。お義父様にいただいたテーブルには、ダイニングチェア「Adelaide」を組み合わせました。
「長くメディアの仕事をしているけれど、自宅を公開するのはこれが初めて。IDSで作ってくれた3Dとまったく同じ、期待通りに部屋になりました。納品されてからまだ日が浅いけど、もう何年もここで暮らしているかのようにすっかり馴染んでいます」
店頭でも実際に座ってみて気に入っていた「Bolzano」は窓際に置かれました。ここに座って、明日のゴルフ場の天気を調べているときが、戸賀編集長のリラックスタイムなのだそう。
リビングに置かれれた「Madrid」は同じサイズを段違いにしてセット。あえて高さを変えることで立体感を演出するテクニックはIDSで教えてもらいました。
コレクションしているエルメスのクッションとの相性も良好。いくつか購入したBoConceptのクッションともサイズ、色合いともに見事にマッチングしています。
こちらはダイニングスペース。一枚板のテーブルには落ち着いた印象の「Adelaide」。Web会議など仕事用にも使う椅子だけに、座り心地にはこだわりました。
大小2種類の「Nawabari」を入れたことで、曲線を多用したリビングルームにアクセントが生まれました。
戸賀編集長の愛犬pちゃんにとって、滑りやすく脚を痛める心配があったリビングも、ラグを敷いたことで歩きやすくなりました。ソファでくつろぐ姿を見ると「インテリアを変えて良かった」と思えるのだそう。
「最初、物理的な理由で引越しを考えたんだけど、インテリアが揃ってみると、やはり家族が喜ぶ空間を作ることが一番大切だと思う。ひとりで勝手に決めるのではなく、妻には家具の写真を送ったり、3Dの提案書を見せることで納得してもらえたしね。なによりpちゃんが生活しやすい環境になったことが嬉しいんだ。ソファで過ごすことがほんとに多くなったしね。結婚して13年、妻と2人でソファで寛ぐ時間なんてほとんどなかったのに、今ではpちゃんと3人で過ごす時間が増えました。そんな“ヒュッゲな時間”が、本当に心地いいんです。家族との生活の場を考えることは、これからの人生を考えること。”将来はこうありたい”という自分の未来を思い浮かべることの多い部屋作りでした。今回BoConceptと一緒に部屋作りをしてみて、自分の人生を長期的な視点で見ることができたのは感謝。インテリアコーディネートって、未来をつくることなんだね」
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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス
【オープニングトークショー】
2024年12月8日(日曜)15時より
J PRIME戸賀編集長によるトーク後におこなわれるショッピングアドバイス(1組15分間 記念写真撮影込み)は
daimarushinsaibashi@panerai.com
に下記の必要事項をお送りください。
*11月15日(金)締め切り
・氏名(漢字・フリガナ)
・同伴者名(お一人でご参加の場合は不要です)
・電話番号
・誕生日
・ご興味のあるコレクション(ラジオミール、ルミノール、サブマーシブル、ルミノール ドゥエの中からお選びください)
パネライ 大丸心斎橋 ブティック
場所:大丸心斎橋店 〒542-8501 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1