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ファッションアイテムとしても改めて見つめ直す
パネライは令和の大人のコーデと相性が抜群の腕時計
コーデの格を上げる小物として絶対見逃せない腕時計。人気の時計はすでに多数存在しますが、実は一番旬な装いにマッチする一本の最有力がパネライなのです。これを時計と服の組み合わせを探求する『J PRIME』戸賀編集長に事実確認。パネライの持つ魅力や昨今のカジュアルスタイルをリッチに引き立てるコツを聞いてみました。腕時計の合わせ方を模索していた方、必見です。
パネライの独自性の高い機能的デザインが時代にマッチ
イタリア発のダイバーズウォッチとして不動の人気を誇るパネライ。1990年代に巻き起こった“デカ厚”ブームに乗り一気に世界的に広まりました。代表シリーズであるルミノールやラジオミールは、確かなスペックとユニークなルックスも相まって、日本でも広く支持を得ています。時計としての精度や信頼性も確かにトップクラスですが、本誌の時計番長である『J PRIME』戸賀編集長は、「パネライこそは今の時代のファッションに最適なアイテム」と断言します。そこで実際にどういう部分が服装にマッチする要素であるかをインタビュー。ファッション誌の代表を歴任してきたオトコの視点だけあって、実践的かつリアルなキーワードがいろいろと飛びだします。
「2010年代ころから世界的にメンズファッションが急激にカジュアル化し、お堅い職業の方でもスーツを毎日着なくなりました。代わりに出てきたのが軽快なジャケットスタイル。そして2020年前後にはそのジャケットも着用することなく会議に出るエグゼクティブも現われる状況に。となれば、合わせる時計もクラシックなドレス時計では少々チグハグになってしまいます。今現在ブームと言われるラグスポ時計も、そういったトレンドに沿ったモデルだと思っています」
そしてさらに装いのカジュアル化は深化するだろうと戸賀編集長。そう言ったトレンドを踏まえれば、よりスポーティな時計がこれからプレゼンスを上げていくのではと見通します。
「パネライの時計は基本的にダイバーズカテゴリー。ですのでアクティブな外観であるのはある意味当然です。しかし、一般的なダイバーズ・ルックとは異なるデザインが重要なポイント。機能的にして非常にモダンでポップな要素も備えています。代表的なディテールのひとつが文字盤のインデックス。丸文字ではナイけど、キュートなフォント使いはとても個性的です(笑)」
そういった一種角の取れたデザインが、今のカジュアルファッションにマッチする要素だということ。だからこそ、ベルトを替えて遊んでもみても違和感にならず、逆に洒落て見えると指摘します。
「クラシック全盛の時代であったら、ブラウンの装いには同系のベージュだったりダークな茶ベルトを合わせるべきなどキマリがありました。しかし昨今はそういった縛りが皆無。ブラウンのコーデに黒ベルトでも場合によっては成立するのです。僕は黒ケースのサブマーシブルを所持していますが、現在は白色のクロコストラップに替えています。こういった遊びが成立するのも、パネライならではの懐の深さでしょう」
では実際にどういった着こなしにパネライの時計はマッチするのでしょうか。
「J PRIMEで提案しているスタイルにはだいたいパネライがマッチします。というか、パネライを想定してコーデを組んでいるかと思うくらい(笑)。それは冗談ですが、カラフルなニットはもちろんのこと、男クサいミリタリースタイル、それにシンプルなデニムスタイルにもパネライはマッチします。そしてパネライはしっかり高級感も兼備しているので、カジュアルな装いが一気にラグジュアリーなルックスに仕上がるのです」
ということで、戸賀編集長が志向するパネライスタイルを実際にコーディネイトフォトと合わせて見ていきましょう。実は本誌編集部には読者から「パネライはどういった装いに合わせるのが恥ずかしくないですか?」もしくは「秋冬の着こなしに合わせる時計に迷っています」といった相談が少なからず届くもの。そんな“お悩み”を持つ方も、ここをチェックすれば問題解決いたします。
パネライを合わせたい3つの参考コーデ
01.ニットスタイルをセンス良く優しげに
カラフルであったりスポーティなニットを使ったスタイルは、今季も絶対にハズせないもの。そういった装いにもパネライは最適なのです。
「このようなニットウエアにドレスウォッチの合わせは最早NG。とは言え本格スポーティな時計もそれはそれで違和感が出てしまいます。どこか柔和でコロンとしたパネライが、ナチュラルにマッチするのです。でもって防水性やパワーリザーブも充実。こんな時計、意外に見つかりませんから」(戸賀編集長)
02.ワイルドスタイルにこそリッチな小物でバランスを
もはや定番のミリタリーアウターであるM65ブルゾン。お洒落なイタリア人も必ず持っているマストハブアウターです。写真の着こなしは、実際に戸賀編集長もお気に入り。
「無骨なスタイルに対し、無骨な時計の合わせではイイとこ50点。ガチな装いほどソフトな小物でバランスをとる必要があるんです。ですが、チープな時計ではラグジュアリーな着こなしにはなりません。パネライは細部まで緻密な作りとデザインゆえに、着けるだけでリッチな雰囲気が出るのです。こういった装いの場合、スチールモデルもアリですが、セラミックやカーボテックなど異素材モデルの合わせもイイですね」(戸賀編集長)
03.パネライのブルーモデルは日常使いにも万能
デイリーパンツの頂点であるデニムパンツ。このような寛いだ日常スタイルの時こそ小物使いは重要です。パネライが一本あれば、ワンマイルなお気軽スタイルも、堂々と出掛けられると強調します。
「気軽なスタイルは色使いにこだわるのが良いでしょう。なにか軸を設けないと本当にユルいだけの装いになってしまいます。僕の場合はこの写真と同様に、ネイビーやブルーを軸にします。パネライはブルー系のモデルも多いので一本持っておくと非常に便利。デイリーで気軽なデニムスタイルも、一発でリッチかつまとまり感ある着こなしに仕上がります」(戸賀編集長)
*着こなし例の写真は以前のJ PRIME記事より
文 長谷川 剛
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