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都心マンション住まいのクルマ選び
【2024年度下半期】“立体駐車場に入る”“車両重量2.5トン未満”のお薦めラグジュアリーSUV5選
マンション住まいで高級車を購入しようとした際に頭を悩ますのが駐車場問題。狙っていた住まいを手に入れ、所有欲を満たす高級SUVも…と考えたらお気に入りの車種のサイズをチェックする必要があり。ここではサイズと重量の条件を満たす立体駐車場に停められるJ PRIME的納得のSUVを5車種ピックアップしました。
サイズは許容範囲が広い! しかし重量は2.5トン未満がほとんど
さまざまなクルマを乗り継いできた『J PRIME』編集長・戸賀も常々悩んでいる都心マンション住まいの駐車場問題。都内の高級マンションなどでは敷地面積が限られるため、平面駐車場だけでなく立体駐車場も併設されています。その立体駐車場は機械装置でクルマを入出庫する「機械式」と、各階層の駐車スペースに自走して入出庫する「自走式」に分類。港区のマンションには限られた土地に多くの駐車スペースを実現する「機械式」が一般的です。
一番大きな悩みの種としては、マンションの立体駐車場の許容重量は軒並み2.5トン未満ということ。つまり、港区の高級マンションに住んでいる人は大きくてラグジュアリーなSUVに乗りたくても、立体駐車場に入らないせいで乗れないのです。
「そうそう、僕が利用している立体駐車場は大型車枠でしたから、サイズはあまり気にしないで良かったんですが、重量制限が2.5トン未満だったんです」と、自身の経験談を語る戸賀編集長。また、「ゲレンデヴァーゲンに乗りたかったんですが、V8エンジンモデルは微妙に2.5トンをオーバーするので諦めました」とも。
戸賀編集長が「サイズはあまり気にしないでいい」と語っている理由としては、立体駐車場のサイズ制限は全長5m以下・全幅1.8m以下・全高1.55mが一般的なのですが、実は“場所によってまちまち”だから。例えば、大型車を所有しがちな高級マンションでは、全幅1.8m以下の小型車枠よりも全幅2.5mの大型車枠を設定。あるいは全高を2〜2.5mとして、大型のSUVやミニバンに対応している所も珍しくありません。
ところが、「それくらいサイズはゆるゆるなのに車両重量だけは2.5トン未満、ところによっては2.3トン以下と厳しく設定されているんです」と、立体駐車場の重量制限ルールに憤りを感じている戸賀編集長。そんな憤懣やるかた無いリッチなオジサンのために、“車両重量2.5トン未満”のラグジュアリーかつ納得できる高級SUVをお薦めしましょう。
まずはデカくてラグジュアリーで、おまけにバカっ速なSUVをお薦めしましょう。
1.フェラーリ プロサングエ
大排気量・自然吸気・多気筒エンジンという今や貴重なラグジュアリーカー
2022年にデビューしたプロサングエのサイズは4973×2028×1589mmで、車両重量は2210kgとどちらも結構「控えめ」。ですが、その大胆なスタイリングを指しつつ、フェラーリ自身は「このクルマは決してSUVではありません。新しいカタチのスポーツカーなのです」と謳っています。が、いかにフェラーリの象徴である自然吸気V12エンジンを積んでいようとも、“フェラーリ初の4ドア・4シーター”のスタイリングはSUVそのもの!
6.5リットルという排気量のV型12気筒、しかも自然吸気エンジンですから、「大排気量」・「多気筒」・」「自然吸気」が大好きな戸賀編集長も大満足。725馬力で0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は310km/hという誰もが垂涎するパフォーマンスを誇りながらも、控えめなサイズ&重量なので、立体駐車場にしっかり入ります。これ1台で港区内で超絶スポーツカーとラグジュアリーSUVが同時に乗れるんですから、4760万円という価格も納得できるでしょう。
2.ランボルギーニ ウルス
個性が強いランブルギーニの中でも超絶に“濃いキャラ”モデル
フェラーリの最大のライバルであるランボルギーニは、2017年にウルスというSUVをデビューさせました。が、2022年にフェラーリ プロサングエが登場すると、それに負けじと2022年にウルス ペルフォルマンテを発表しました。サイズは5157×2026×1618mmと、全長が5mを僅かにオーバーするので小型車枠の立体駐車場は気をつけた方がいいでしょう。でも、ボディ随所にカーボン素材を奢ったおかげで、車両重量は2420kgに収まっています。
ボディやパワーユニット、サスペンションなどが全面的に改良されたペルフォルモンテについて、戸賀編集長は「ペルフォルモンテはウラカンにもあるスペシャルバージョン。ポルシェ911で言うところのGT3というポジショニングですね」と説明しています。そんなペルフォルモンテのスペックですが…4リットルV8ツインターボエンジンは666馬力を発揮し、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は306km/hを誇ります。価格は3499万円!
3.アストンマーティン DBX707
名門ブランドの気品溢れる高性能ラグジュアリーSUV
フェラーリ、ランボルギーニにも勝るとも劣らない超絶スーパーカーブランド「アストンマーティン」のSUV。DBX707のサイズは5039×1998×1680mmなので、ウルスと同様に全長がほんの少しだけオーバーするかも知れません。でも、車両重量は2245kgなので、大型車枠の立体駐車場ならば余裕です。
4リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、その名のとおりの707馬力を発揮するゆえに、パワーウェイトレシオは3.17kg/PSを誇ります。0-100km/h加速はプロサングエとウルスを凌ぐ、驚異の3.2秒を実現(最高速は310km/h)。そんな卓越したパフォーマンスと有無を言わせぬブランド性を鑑みると、価格3290万円はかなりお買い得なんじゃないでしょうか。
4.ポルシェ カイエンターボ Eハイブリッド
SUVブームの元祖モデルもパフォーマンス&魅力は健在!
「デカくてラグジュアリーでバカっ速なSUV」ならば、ポルシェ カイエンも忘れてはいけません。それも最上級グレードのカイエンターボ Eハイブリッドなら、港区在住のリッチなオジサンは大満足でしょう。サイズは4930×1995×1652mm、車両重量も2495kgとハイブリッドシステムを搭載しながら立体駐車場に入るギリギリなのも、オジサンは納得! 4リッターV8ツインターボエンジンに高効率なモーターを組み合わせ、システム最高出力は739PSを実現。0-100km/h加速3.7秒・最高速度295km/hという超絶スポーツカーに並ぶスペックには、すべてのオジサンがドーパミン&エンドルフィンを垂れ流すでしょう。価格は2442万円です。
5.アウディRS Q8パフォーマンス
六本木もサーキットもOKな2つも性能が魅力
さらにもう1台、“バカっ速なSUV”をお薦めしましょう。つい先日もご紹介したアウディのRS Q8パフォーマンスです。サイズは5010×2000×1700mm、車両重量は2450kgと、立体駐車場の大型車枠ならば入ります。640PSを誇る4リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.6秒を実現。いや、それどころかサスペンションやブレーキを強化したおかげもあり、スポーツカーの聖地「ニュルブルクリンク」で7分36秒698という、これまでのSUVクラス・オフロードモデル・バン・ピックアップの最速車両よりも2秒以上も速いラップタイムをマークしたんです。そんな驚愕のパフォーマンスを誇りながらも、価格はベース車のRS Q8が1990万円と控えめなところも魅力です。
…以上。あくまでもJ PRIMEの独断と偏見で厳選した「立体駐車場に入る」=「車両重量2.5トン未満」のSUVをリストしてみました。港区の高級マンションにお住まいのリッチなオジサンは、2024年下半期のクルマ購入の参考にしてくださいませ。
※注:車両重量はグレードや、オプション装備の有無で変わってきます。購入の際はディーラーで、具体的な数値をご確認ください。
文 J PRIME編集部
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