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ASTON MARTINがロードバイクを開発!

アストンマーティンの超高級&高性能のロードバイクは、誇れるだけでなく健康オタクも惹きつけるか!?

2023.11.04

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アストンマーティンの超高級&高性能のロードバイクは、誇れるだけでなく健康オタクも惹きつけるか!?

去る2023年10月31日、アストンマーティンは英国のチタンバイク界のリーダー『J.Laverack(J.ラベラック)』と共同開発したロードバイク、「J.Laverack Aston Matin.1R」を発表しました。たくさんの“世界初”を導入した最高級のロードバイクで街や峠道を疾走すれば、巷のチャリオジサンに差をつけられると同時に、健康アップも期待できるかも!?

クルマ好きなリッチなオジサンにぜひとも乗って欲しいアストンマーティンのロードバイク

自転車レースの最高峰「ツール・ド・フランス」の2023年度大会は7月1〜23日に開催され、デンマークのヨーナス・ヴィンゲゴーが第6ステージから最後の第21ステージまで一度もマイヨ・ジョーヌを譲らず総合連覇を果たしました。
…ってなことは、ロードバイク・ブームが鎮火してしまった最近の日本ではまったく話題にならず、中でも超絶スーパーカーが大好きなリッチなオジサンにとってはまさしく興味の対象外だったことでしょう。

ところが、「自分の足で必死にペダル漕いでヨタヨタ走るより、右足のつま先でアクセル踏んでドギュ〜ンと走る方が気持ちいいだろ!!」と超絶スーパーカーに…しかもイギリスの名車アストンマーティンに乗っているリッチなオジサンの琴線を刺激するロードバイクが登場したのです!
それが、この「J.Laverack Aston Matin.1R」です。

Ti 6Al/4Vチタンとカーボンファイバーを組み合わせたフレームは、優れた剛性と同時にしなやかさも確保。でこぼこの石畳も急な峠も快適に、速く走ることができます。

アストンマーティンはロードバイクを制作するにあたり、英国のチタンバイクのスペシャリストであるJ.ラベラックと手を組みました。
「バイクのほぼ全ての要素からライダーの正確な測定までゼロから設計および製造する」というアプローチを強調するアストンマーティンに応えるべく、J.ラベラックは3Dプリントされたチタンラグとカーボンファイバーチューブを組み合わせ、しかもF1マシンの製造にも用いられる技術(カーボン繊維のプレスなど)を多用して、この「.1R」のフレームを製造。かくして出来上がったバイクは、レスポンスと快適性という相反する要素を高次元で融合しつつ、エレガンスかつスタイリッシュな美しいフォルムを実現!

この.1Rをチラ見すると、「あれっ!? デザインが美しいのはわかるけど、なんか普通のロードバイクと違う感じがするなぁ」と思うかもしれません。“なんか違う感じ”という印象は、.1Rがフレームやパーツの結合に必要不可欠なボルトを一切使っていない「ボルトレス」だから! つまり、F1マシンのフロントスプリッターに適用されるのと同じ技術を駆使して、ブレーキホースを完全に隠したり、カーボンファイバーハンドルバーとシームレスに融合したり……。その結果、.1Rの外観はボルトどころかワイヤーやつなぎ目の凹凸さえも無くした、極めて滑らかに仕上がっているのです。

航空宇宙グレードのTi 6Al/4Vラグ(つなぎ目)は比類のない強度と究極の精度を実現するために、30ミクロン層で3Dプリントされています。
正確無比な制動力を発揮する専用設計のブレーキキャリパー。ちなみにギヤのコンポーネンツはシマノやカンパニョーロ、スラムの最高級グレードを使用し、いずれも電子シフトを採用。

ブレーキはここ最近の潮流に沿ってもちろんディスクブレーキを採用しているのですが、そのキャリパーも素晴らしい! なんたって自転車専用に設計され、スイス時計のような厳格な公差で作られていますから、極めて精巧かつ正確です。4つのピストンがスムーズかつ適正に可動するので、驚異的な制動力を発揮するのです。おまけに油圧ケーブルやボルトをフレーム&フォークと一体化して完全に隠しているので、見た目はまさに「美しい!!」のひと言。
どうです!? こんなに美しく、しかも素材や製造にウンチク満載のロードバイクなら、四輪の内燃機関に乗ってばかりの人でも食指が動くんじゃありませんか? 

美しく高性能なロードバイク「.1R」で走れば見栄張り=所有欲が満足し、しかも健康も促進!

日頃の美食が祟り(しかもクルマばっかり乗っていることもあって)、お腹の弛みや足腰の衰えが気になるリッチなオジサンは少なくないでしょう。そんな贅沢三昧のおじさんに最適なのが、ロードバイクでの移動です。

自転車運動は紛れも無い有酸素運動なので、適度に走れば確実に身体の脂肪を減らすことができます。例えば、体重60kgの人が時速20km/hくらい(若奥様がママチャリで街中を走っているスピード)で2時間走ったとすると、消費カロリーは860kcalほど。わざわざジムに行って筋トレするのも効果的ですが、そのジムへはもちろん、仕事の打ち合わせなどで市街地を移動する際にロードバイクに乗れば、おのずとダイエットできちゃうってわけ。

しかもロードバイクなら混雑した電車やバスに乗って辟易することもありませんし、道路が渋滞していてもすいすい走れますから、精神的にも良好このうえありません。

で、乗るのがこの.1Rならば、信号待ちで停まった時に、周りから羨望の眼差しが集まるのは間違いありません。イタリアの超有名ロードバイクブランドのカーボンバイクに乗っている若者アスリートライダーも、フランスのクロモリ・ヴィンテージバイクに乗っている熟年こだわりライダーも、アストンマーティンとJ.ラベラックのWネームにはひれ伏しますから!

フレームにはこれ見よがしのブランドロゴやマークはありません。J.ラベラックとアストンマーティンの社名、そしてバイク名の.1Rが然るべく場所にさりげなく記されているだけ。
チューブの長さやフレームの角度といった、いわゆるサイジングはそれこそ「マイクロミリメートルの精度」で正確にカスタマイズ。ハンドルバーのステム(根本)はライダーの微細な寸法に合わせて3Dプリントされ、複雑な形状をしたステンレススチール製のアストンマーティン・ウィングのロゴで飾られます。

…ってな具合に、クルマ好きで健康を気にするリッチなオジサンには.1Rは最適なんですが…。一つだけ難点がありまして…。 というのもアストンマーティンが「バイクのほぼ全ての要素からライダーの正確な測定までゼロから設計および製造する」と謳っていることもあって、オーダーしたお客様はアストンマーティンのゲイドン本社にわざわざ招待され、そこで綿密なるフィッティングと心ゆくまでのカスタマイズをしなきゃいけないのです。例えばクランク(ペダルの長さ)は通常2.5mm単位のところ、.1Rは1mm以下の長さまで調整できますし、あるいはトリムやシートなどのカラーをアストンマーティンと同じカラーパレットで選ぶことも可能なんですけどね。
で、いよいよ納車の段階には、アルミまたはカーボン製の専用ケースが付属し、しかもアルカンタラあるいはレザーが貼られた保護ケースのトラベルケースで運ぶことになります。
そんなラグジュアリーな仕様のロードバイクの気になるお値段は…残念ながらまだ未定です。ただ、2017年にアストンマーティンがStorckと開発したロードバイクが約290万円だったことを考えると、300万円以上になるのは間違い無いでしょう。

Aston Martin Japan
https://www.astonmartin.com/ja/
*外部サイトに移動します

文 J PRIME編集部

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