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1917年の誕生以来、100年以上にわたりセレブリティを魅了

オーセンティックなアールデコスタイルで洒落者に愛されるカルティエ「タンク」

2023.03.15

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オーセンティックなアールデコスタイルで洒落者に愛されるカルティエ「タンク」

いつの時代も洒落モノを惹き付けて止まないカルティエ「タンク」。デカ厚などの迫力時計とは一線を画す知的なエレガンスが大きなポイントです。身に着けるだけで優雅にしてどこかロマンチックな雰囲気を感じさせる時計としてセレブリティからも大人気。そんな魅惑のフレンチ・レクタンギュラーを、J PRIME流に厳選してピックアップ。

カルティエのレクタンギュラーならキバを隠してスマートに振る舞える!?

傑作として名高いカルティエ 「タンク」。最近はファッショニスタによるNATOストラップカスタムや、世界的映画監督ガイ・リッチーによる動画キャンペーンなどが話題となり、新時代のアイテムとしても注目を集めています。過去にはイブ・サンローランやアンディ・ウォーホールなどの天才クリエイターが愛用したように、高感度な洒落モノのハートを掴んできたことでも知られるカルティエの四角時計。複雑機構や多機能系モデルとは一線を画す、アールデコ・デザインならではの知的なエレガンスこそ最大のポイントです。また世界的なジュエラーであるカルティエは、ハイソな女子の間でも大人気。威圧感とは無縁の洗練を極めたデザインゆえに「やだー、カワイイーかも」と注目されることカクジツです。ときにはキバを隠す意味でこんな美的時計に着替えてみるのも、リッチなオジサンだからこその遊び方。そこで、傑作揃いのタンクのなかでもエレガントでスマートなスタイルが手軽に作りだせる、厳選レクタンギュラー4種をご紹介いたします。

【カルティエ 「タンク」】3つの魅ドコロ

1.オーセンティックなアールデコスタイルは時計史に残る芸術作品

カルティエの傑作時計タンクは、その名のとおり戦車をモチーフとしています。第一次世界大戦で活躍したルノー製戦車に感銘を受けた三代目当主ルイ・カルティエは、キャタピラをケースサイドに模した直線的なデザインを採用。アールデコ風の削ぎ落としたレクタンギュラーデザインと、デフォルメの効いたローマンインデックスの融合により、時代を超える時計造形となったのでした。

2.1917年の誕生以来、100年以上にわたり偉人たちを魅了

虚飾を削ぎ落としたエレガンスが魅力の「タンク」。スタイリッシュな造形に多くのセレブリティがこの傑作時計を手にしてきました。先ほど挙げたイブ・サンローランやアンディ・ウォーホールに加えイヴ・モンタンやカトリーヌ・ドヌーブ、それにゲーリー・クーパー、アラン・ドロンといったダンディもこぞって「タンク」の愛用者として知られています。彼等はこぞって超一流のドレッサー。高感度な人に認められた時計なのです。

3.100年以上に及ぶ熟成進化がいまなお続いている

四角というフォルムを極端に研ぎ澄ませた造形が特徴である「タンク」。1917年のデビュー時にすでに高い完成度を確立していました。しかし2023年の現在に至るまで、さまざまな個性を持つファミリーを創出。エッジに丸みを与えるなど微細なマイナーチェンジを重ねることで、新たな美観を模索してきたのです。それは「タンク」が常に時代に即した自由とエレガンスを追求しているからこそ。ゆえに新時代のファッショニスタにも影響を与える存在となっているのです。

1917年にデビューを飾ったカルティエ「タンク」

Vincent Wulveryck, Collection Cartier © Cartier

第一次世界大戦にて使用された戦車をイメージしたデザインは、縦に延びた2つの縦枠がキャタピラを彷彿させる仕上り。その枠はラグと一体化されており非常に合理的なデザインでもありました。またローマ数字によるインデックスや線路型のミニッツマーカーも傑作時計を成すデザインコードのひとつ。後にリリースされる「タンク サントレ」(1921年)や「タンク ルイ カルティエ」(1922年)、「タンク アメリカン」(1989年)に「タンク フランセーズ」(1996年)などもオリジナルのコードをしっかり踏襲しデザインされています。

漆黒のミニマル文字盤で渋く攻める

より多くの人にカルティエのクリエーションを楽しんでもらうためスタートしたカルティエの「レ マスト」コレクション。なかでもタンクは1970年代に登場し人気を博したコレクションです。名作タンク ルイ カルティエが持つデザインを、スティールにて表現しておりより優れた使い勝手がポイントです。さらに2021年「タンク マスト」という当時から着想を得た新作が登場し、2022年にはブラックラッカーを文字盤全体に用いつつ、一切のインデックスを排したミニマルモデルをリリース。ブラックを基調としたモードスタイルやスポーティな着こなしに合わせることで、コンテンポラリーなルックスが完成します。

「タンク マスト」

【SPEC】
左/
ケース:ステンレススティール
ケースサイズ:33.7mmx25.5mm
ムーブメント:クォーツ
防水性:日常生活防水
¥434,500(税込)

右/
ケース:イエローゴールドケース
ケースサイズ:33.7mmx25.5mm
ムーブメント:クォーツ
自動巻きcal.1917 MC(21,600 振動/時)
パワーリザーブ:約38時間
防水性:日常生活防水
¥1,742,400(税込)

力強くもスマートな知性溢れる細長フォルム

1987年にデザインされ1989年に発表された「タンク アメリカン」。ゆったりとしながら重量感のあるデザインが何よりの特徴です。細長のフォルムと相まって至極のバランスを描く一本は、1921年に発表された「タンク サントレ」へのオマージュとなるモデル。時計製造の妙と時代性が加味され、幾何学模様を随所にあしらった「タンク アメリカン」。丸みとエッジを交互に配しつつ、カルティエで初めて水性を備えたカーベックスケースも特徴です。レザーブルゾンやミリタリーアウターなど、ちょっとラギッドな装いのときこんな一本で仕上げたなら、男らしくも知的なスタイルとなるはずです。

「タンク アメリカン」

【SPEC】
左/
ケース:ステンレススティール
ケースサイズ:45.10 mmx26.60 mm
ムーブメント:自動巻き
防水性:日常生活防水
¥847,000(税込)

右/
ケース:ピンクゴールドケース
ケースサイズ:41.60mm×22.60mm
ムーブメント:自動巻き
防水性:日常生活防水
¥2,072,400(税込)

歴史的な「タンク」の美観を詰め込んだ王道デザイン

ブランドの三代目当主であったルイ・カルティエ自ら愛用したモデルである「タンク ルイ カルティエ」。華やかなバリエーションにて展開する「タンク」ファミリーの原点となるモデルです。計算されたレクタンギュラーのフォルム、大胆なライン、丸みを帯びたアタッチメントのエッジなど、ルイ・カルティエが取り入れた洗練のアールデコ様式がポイントです。このモデルは色気漂うピンクゴールドケース仕様。クラシカルなジャケット&パンツの装いに取り入れたなら、スタイルがシックにロマンチックに引き立つこと保証します。

「タンク ルイ カルティエ」

【SPEC】
ケース:ピンクゴールドケース
ケースサイズ:33.7mmx25.5.mm
ムーブメント:手巻きcal. 1917 MC(21,600振動/時)
防水性:日常生活防水
¥1,742,400(税込)

熟成進化したキャリバー1847 MC自動巻きムーブメント搭載

1970年代に登場したコレクションに着想を得て2021年に誕生した、名作「タンク ルイ カルティエ」を直接のインスピレーション源とする「タンクマスト」。丸みを帯びた縦枠や再解釈されたダイヤルのプロポーションなど、より多くの人や多彩なスタイルにマッチする一本です。このモデルはカルティエの熟成機械であるキャリバー1847 MC自動巻きムーブメントを搭載。やや大きめのXLサイズであり、腕元をエレガントかつ印象的に引き立てる大きさです。クリーンなスティールケースと漆黒のレザーストラップにより、日常スタイルからモードな装い、パーティスタイルにまで活躍する、大人の万能エントリーモデルです。

「タンク マスト」

【SPEC】
ケース:ステンレススティール
ケースサイズ:41 mmx31 mm
ムーブメント:自動巻き
防水性:日常生活防水
¥599,500(税込)

Cartier(カルティエ)
https://www.cartier.jp/
*外部サイトに移動します

文 長谷川 剛
編集 森谷恵一
ヘッダーデザイン 五月女幸希

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