「カレラ」60周年アニバーサリーの幕開けは伝説のレトロ顔「パンダ」ダイヤルで

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コレクター垂涎！　世界限定600本のタイムピース

2023.01.12

リッチなオジサンであれば、どんなスタイリングにおいても”大人の懐深さ”を感じさせる時計選びを実践したいところ。カジュアルなファッションが主流となっている今、改めてその汎用性の高さで注目を集めているのがタグ・ホイヤーです。ここでは『タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ 60周年アニバーサリーエディション』をご紹介。カレラは1960年代のジェームス・ハント、1970年代のミック・ジャガーから現代のライアン・ゴズリングに至るまで、モータースポーツのレジェンドや銀幕のスターたちに愛されてきました。さらに伝説の「パンダ」ダイヤルとして知られる『タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ 60周年アニバーサリーエディション』は、スポーティ且つレトロ＆ヴィンテージな顔つきを備えているため、昨今のトレンドとも相性抜群。ファッション目線の時計選びの最有力候補として、リッチなオジサンたちの奥行きを人知れずアピールしてくれるというわけです。

銀幕のスターたちにも愛されるカレラパナメリカーナの精神

1963年に発表されたカレラは、60年にわたり腕時計クロノグラフのジャンルを定義し、そのクラシックでエレガントなデザイン、視認性抜群のダイヤル、そして信頼性の高い技術で、現在では世界中で認められています。ジャック・ホイヤーは、1962年にセブリング12時間レースでロドリゲス兄弟に出会い、短期間メキシコで開催されていた危険なロードレース、カレラパナメリカーナのことを知り、その名をクロノグラフに使うことを思い付きました。1950年から1954年まで5年間開催されたこのレースのスピードと冒険心を体現したのが、1963年に発表されたジャックの「カレラ」です。また、このモデルは、野心的で上昇志向の強い若い世代の願望を表現しています。ラウンドケース、視認性、シンプルなデザインは、クールで野心的で上昇志向の強い若者の憧れでもありました。60年経ってもその精神は受け継がれ、ジャックのレガシーは永遠に輝き続けます。

ヴィンテージカレラの中でも最も収集価値の高いモデルを選択

1年にわたりカレラ60周年を記念する準備として、タグ・ホイヤーのデザインチームとエンジニアリングチームは、ヴィンテージカレラの中でも最も収集価値の高いモデル、1960年代後半に発売された品番2447 SNへの回帰を選択しました。カレラ第1世代モデルは、手巻き式バルジュー製クロノグラフムーブメントを搭載し、シルバーまたはブラックのダイヤルで、外周に目盛りを加えるなどさまざまなデザインがありました。1960年代末には第2シリーズがラインアップに加わりました。それらはシルバーのダイヤルにブラックのサブダイヤル、またはその逆のブラックのダイヤルにシルバーのサブダイヤルで、それぞれ「パンダ」「逆パンダ」として知られます。2447 SNは、シルバーのダイヤルにブラックのサブダイヤルで、命名の法則通り「パンダ」です。「SN」は「シルバー(silver)」と「ノワール(noir)」つまりシルバーとブラックを意味する英語とフランスが混在した、未だに興味深く感じられるモデル名です。これまでと同様に、このジャックのデザイン表現は、視認性を追求しています。カレラのビジョンはラップタイムを簡単に記録できるレース用機器として機能することで、ハイコントラストなダイヤルによって注意散漫にならない圧倒的な視認性を目指しました。

初期カレラの成功を基に、2447 SNは巧妙なデザインを加え、一目で分かる視認性をさらに向上。より明確に確認できるようにアワーマーカーと時分針の中央に入れたストライプ、クロノグラフがゼロになったときにはっきり見える12時位置のダブルストップ、より目立つように採用されたブラックのカウンターにホワイトの針とインデックスなどが挙げられます。カレラ2447 SNは、控えめながらも高機能なデザインの傑作でした。

カレラ誕生60周年の年に先立ち、タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ 60周年アニバーサリーエディションが始動します。世界限定600本で、カレラ2447 SNを忠実に再解釈しています。センター針とアワーマーカーのブラックストライプ、12時位置のダブルストップ、ブラックのカウンターにハイコントラストなホワイトのインデックスなど、ヴィンテージから新モデルへ、カラーリングがそのまま採用されています。シルバーサンレイ仕上げダイヤルには、ヴィンテージの「Heuer」のロゴも定位置に、その上には「Carrera」の名前が配されています。6時位置のカウンターにも「Swiss」の文字があり、スイス製時計のステータスを表しています。また60分計と12時間カウンターが逆になっていることや、オリジナルの時計に記されていた放射性トリチウムを示す「T」がダイヤル上に無く、新モデルでは現代的なスーパールミノバ®を採用しました。

ダイヤルを囲む39 mmのポリッシュ加工ステンレススティールケース、その上にはサファイアガラス製の隆起した「グラスボックス」、ヴィンテージのプッシャー、ベージュの夜光塗料、ダイヤル外縁のスリムなテンションリング。これらによりレトロな雰囲気を醸し出しています。『タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ 60周年アニバーサリーエディション』を裏返すと、そのモダンな分類がより明確になります。サファイアクリスタル製ケースバックからは、タグ・ホイヤー約80時間のパワーリザーブを誇る自社製自動巻クロノグラフムーブメントホイヤー02を観賞できます。

このホイヤー02に施されたジュネーブストライプや、クロノグラフを正確に作動させるコラムホイール、『タグ・ホイヤーカレラ 60周年アニバーサリーエディション』専用ローターも目を楽しませてくれます。

ケースバックには時計のシリアルナンバー、XXX/600と、100メートル防水（10気圧）の刻印がほどこされています。仕上げに、パンチング加工を施したブラックのカーフ製レーシングストラップとピンバックルが付属しています。