リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

FASHION

敏腕スタイリスト櫻井賢之がリコメンドする

リッチを崩さず、上品さも演出する美脚に見せるジーンズ選び&コーデ

2022.12.05

Facebook
Instagram
リッチを崩さず、上品さも演出する美脚に見せるジーンズ選び&コーデ

トラッドからスポーティ、そしてモードなスタイルにもマッチする、幅広い汎用性を持つ日常パンツの代表格、ジーンズ。ポピュラーかつ歴史あるアイテムだけに現在は非常に多種多様なモデルが出回っています。それだけに、正解を知らずに悲しいくらい場違いなスタイルになってしまっている人が続出しているとか。そこでリッチなオジサンをリアルに格上げする決定版ジーンズを、敏腕スタイリストが厳選してご紹介。

脚をキレイに見せる適細テーパードが正解!

今日はナニを穿いて出掛けよう? ちょっとコーディネイトに迷ってしまうことが良くあるものです。しかしそんなときこそ役に立つのが永遠の定番パンツ、ジーンズ。しかし昨今はスキニーからワイド型やスラックス風、それにカラーだってブルーからブラック、ホワイトまで多種多様。一体どれを選べば良いかかわからな〜い! なんて人も多いはず。そこでベテランスタイリストの櫻井さんに解説をお願いしてみました。

「昨今若い人向けの情報サイトなどでは、極細のスキニーやトレンド性ある太めのワイドなどが散見されます。しかし、大人、特に地位も立場もあるリッチなオジサンが選ぶべきジーンズは、やはり脚全体がスマートに見える適度に細身のテーパードが上品さもあってよいと考えます。なかでも伝統的に美脚パンツを作り続けているイタリアのパンツ専業ブランドのものは、さすがのクオリティ。細身でありながら、窮屈すぎない独特のパターンを長年のリサーチにより編み出しているのです。また、抜群のシルエットでありながら、素材となるデニムも高級素材を用い、ラフに着こなしてもどこか育ちの良いルックスになるところも見逃せません。女性ウケという点でも適細のテーパードスタイルが、よいと思いますよ」

完全なホワイトでないアイボリーは白使い初心者にも使いやすい

ジーンズはとかく粗野な印象ですが、ホワイトを選べば若々しく清潔感ある雰囲気になるもの。イタリアの名匠インコテックスが打ち出すこちらは、ピュアホワイトでなくカントリー調のアイボリー。白より気恥ずかしくなく、しかも他のウエアとも馴染みやすい白系カラーがポイントです。そのアーバンカントリーテイストを意識したダウンベストや、ジーンズと同色のカントリー調セーターを会わせて着こなせば、アクティブにしてエレガントなジーンズスタイルが完成します。

ジーンズ¥60,500(税込)
インコテックス
ダウンベスト¥236,500(税込)
ムーレー
ニット¥181,500(税込)
フェデーリ
バッグ¥176,000(税込)
モロー・パリ
キャップ¥17,600(税込)、スカーフ¥16,500(税込)
バーニーズ ニューヨーク
シューズ¥66,000(税込)
ヘンダーソン

バーニーズ ニューヨーク
https://www.barneys.co.jp/
*外部サイトに移動します

スマートなのに終日穿いてもストレスゼロ

ドレッシーなコートで大人っぽく決めたい。でも堅苦しくなるのは避けたい。そんなときこそ若々しくドレスダウン要素のあるリジッドのブルージンズが役に立ちます。カッティングに定評のあるイタリアはPTトリノ デニムが打ち出す新作は、同社の人気スラックスをベースとしているためドレスアイテムとも相性の良いキレイな細身型。ややトレンドを取り入れワタリ部分にゆとりを設けているため、終日でも窮屈感なく穿けるモデルです。コートとジーンズはダークに抑え、カラーニットを取り入れると、メリハリある高感度なルックスに仕上ります。

ジーンズ¥36,300(税込)
ピーティートリノ デニム/PT JAPAN
https://pt-japan.com/
コート¥115,500(税込)
タリアトーレ/トレメッツォ
http://tremezzo.jp
ニット¥48,400(税込)
ピーティートリノ/PT JAPAN
https://pt-japan.com/
ブーツ¥146,300(税込)
フラッテリ ジャコメッティ/ウィリー
https://wheelieltd.jp/

*上記URLは外部サイトに移動します

ほど良い色落ちデニムで品良くワイルドに

誰もが絶対に失敗しない紺ジャケの装い。カジュアル気分がトレンドの昨今は、グレーパンツよりもむしろジーンズを合わせて軽快に着こなすのが似合います。そんな装いにマッチするのが、仕立ての街ナポリにて30年以上の歴史を持つブリリア1949のジーンズ。サルトリアの技術とストレッチ素材を適度にミックスした一本は、実にスマートで抜群の穿きやすさ。ゆえに、あえて色落ちした一本を選ぶことで上品にして抜け感のあるジャケットスタイルが無理なく打ち出せます。

ジーンズ¥29,700(税込)
ブリリア1949
ジャケット¥154,000(税込)
ストール¥40,700(税込)
ラルディーニ
シャツ¥25,300(税込)
ジャンネット
シューズ¥27,500(税込)
オートリー

ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム
http://www.toyodaco.jp/
*外部サイトに移動します

ジーンズスタイルに個性を加えたいならこんな白と黒

(左)都会的なモダンスタイルに定評のあるデザインワークスが、イタリアの歴史あるパンツブランドとタッグを組んで作りだした特別な一本。ゆとりを持たせつつ、たるみが出ないという、パンツ作りで一番難しいカッティングを実現しています。また、日本人に多いO脚でもスラッとスマートに見せるフォルム作りはさすがのもの。さらにホワイトを選べばクリーンな印象にて穿きこなせます。
(右)ラテンのセクシーさを盛り込んだ高級スーツで知られるラルディーニ。実はジーンズも打ち出しており、洒落モノから人気を博しています。写真はモダンなクールさ漂うブラックデニム。腿部分から脚先に欠けて絶妙に絞り込んだシルエットにて美脚効果を高めています。職人の手による自然な色落ち加工も大きなポイント。

(左)¥35,200(税込)
ベルウィッチ×デザインワークス/デザインワークス 銀座
03-3573-6210

(右)¥51,700(税込)
ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム
http://www.toyodaco.jp/
*外部サイトに移動します

撮影 杉田裕一 スタイリング 櫻井賢之 文 長谷川 剛
Facebook
Instagram
TOPTOP