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“クルマ通”戸賀編集長の愛車遍歴 Vol.7(緊急レポート)

戸賀編集長が語る愛車ヒストリー 【特別版】 「ゲレンデヴァーゲンの限定車にベタ惚れしました!」

2022.11.20

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戸賀編集長が語る愛車ヒストリー 【特別版】 「ゲレンデヴァーゲンの限定車にベタ惚れしました!」

業界でも屈指の “クルマ通”である戸賀編集長。数々の名車を乗り継いで来た彼が「何を基準にクルマを選んだのか?」、または「そのクルマのどこが魅力なのか?」を語ります。J PRIMEをご覧の貴兄の“今後のクルマ選び”の参考になれば…と思います。今回は順番=時系列を無視して、つい最近買ったばかりのメルセデス・ベンツ ゲレンデヴァーゲンのお話。聞き手は戸賀編集長の雑誌編集者時代の先輩、フリーランスエディターの高(「“クルマ通”戸賀編集長の愛車遍歴」参照)です。

「今、メルセデス・ベンツG400dは所有していて最も価値があるクルマ」

高 以前、1997年のメルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲンの話を聞きましたが、今回は【特別版】として遍歴の順番を無視して、つい最近買ったゲレンデヴァーゲンを語ってもらおうかな!

戸賀 僕が最初にゲレンデヴァーゲンに乗った時は、1990年代後半というバブル崩壊の時代。ほとんどのクルマメーカーはコストダウンを余儀なくされてしまい、クルマのクオリティが軒並み低下してしまったんです。でも、メルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲンだけはクオリティを、すなわちメルセデス・ベンツの“妥協を許さないクルマ作り”の信念が残っていました。あれから25年経った今、最新のゲレンデヴァーゲンにもメルセデス・ベンツの信念が脈々と息づいていたんです。その事実に感動したのでゲレンデヴァーゲンを選んだんですが、このクルマの素晴らしさを改めて僕の視点、ユーザーの視点でお伝えしたいなと思ったんです。

新しいゲレンデヴァーゲンのボディサイズは、4660×1930×1975mm.車両重量が2.5トンを僅かに越えるのが、戸賀編集長が唯一不満(?)なところ。「ポルシェ マカンも候補だったんですが、どうやらモデル末期みたいだったので…」と心境を語る戸賀編集長。

高 なるほど。この25年間で設計・製造にコンピューターが導入され、クルマ自体にもコンピューターによるハイテク技術が搭載。クルマはどんどん乗りやすく快適になってきた反面、どのクルマも没個性化している傾向にあるけどね…。最新のゲレンデヴァーゲンには、まだまだ昔の良さが残っているのか。さて、今回はゲレンデヴァーゲンの限定車、『G400D エディションマグノホワイト』だっけ?

戸賀 そうです。その4ドアですね。僕は後席に人を乗せることはまずないので、2ドアが欲しかったのですが、今は無いんですよね。この新しいゲレンデヴァーゲンの前は、ベントレー ベンテイガに乗っていたのはご存知ですよね。でも、ベンテイガは「シーンによってはそぐわないな…」と感じることも多々ありました。ベントレーという歴史と格式が成せるブランドの荘厳さに、今の自分はまだ追いついていないと思うときもあれば、ビジネスシーンとなると先方の視線が気になることもありましたしね。かといって、ベンテイガのラグジュアリーな乗り心地はとても快適だったので、次のクルマもラグジュアリーSUVがいいかなと思って、ゲレンデヴァーゲンにしたんです。

高 ふむふむ。見る人によってはゲレンデヴァーゲンだって、ベンテイガと同じ印象を抱くこともあるかと思うけれど…。でも、メルセデス・ベンツの、しかもSクラスやSLではなくGということで「あぁ、この人は相当なクルマ好きなんだな」と思ってくれるかな。

内装も白。爽やかな白いレザーと、インパネやコンソールのクールなピアノブラックがコントラストとなり、非常にスタイリッシュな空間に仕上がっています。
ステアリングは白×黒のレザー。「去年の限定車はウッド×革だったんです。そっちの方が良かったのになぁ」と不満げな戸賀編集長。12.3インチサイズのワイド液晶を2つ並べたインパネ。ここで車両の状態(装備や仕様をチェック)したり、道路状況といったドライビングに必要な情報を確認したりできます。

戸賀 そうそう。単なるブランドや見た目のカッコ良さでクルマを選ぶんじゃなく、「ブランドの信念とクルマの完成度がシンクロしているか?」が「そのクルマの成り立ちや出来栄えをちゃんと理解しているか?」が大事だと思います。そうした“こだわり”を持って選んだクルマは、自分も周りの人も納得します。

高 「自分も周りの人も納得」という基準は刺さるね。ともすると「俺が金出すんだから、俺が満足すればいいのさ」と思っている人は少なくない。でも、それって完全な“独りよがり”だよね。クルマってサイズも金額も大きいから、そのクルマが乗る人の“人と成り”や趣味嗜好が丸わかりだもんね。常に周りからの評価を考慮しつつ、クルマを選ぶことが大切なんだね。ところで、この限定車のエディションマグノホワイトについて、もうちょっと説明してくれるかな?

戸賀 ガソリンエンジン車(G500)もありますが、新しいゲレンデヴァーゲンにはディーゼルが似合うんじゃないかと思ったんです。実際のところ、ディーゼルの方が大人気で、ここ最近の数あるSUVの中では最も手に入らないクルマと言えます。しかもマグノホワイトという、メルセデス・ベンツ初のつや消しホワイト(※注:AMGなら在る)ですから、プレミアム感はますますアップ! 今、所有していて最も価値のあるクルマがこれ!と言っても過言ではないでしょう。内装も白で、シートのダイヤモンドステッチが高級感も演出してくれます。ちなみに右ハンドルです。僕は左ハンドルの方がペダルの配置やインパネの見え方が自然なので好きなんですが、新しいゲレンデヴァーゲンの右ハンは“右ハン特有の癖”が希薄なので良しとしましょう。リセールも悪くないようですし。

高 で、夏の終わりに納車してから約3カ月経つけど、インプレッションはどうなの?

戸賀 ドアがなかなか閉まらないほどの剛性感&密閉感や、エンジンやトランスミッションが「がっちり駆動しているな!」って感じるほどの機械の精密さは、まさしくゲレンデヴァーゲンそのもの。それでいて、スイッチやレバーなどの操作系が優しくなっていたり、いろいろな電子デバイスが導入されていたりするところは、現代風にアップデートしています。

3リットル直6ディーゼルターボエンジンは、最高出力286PSと最大トルク600Nmを発揮。「加速は重いですけど、一旦スピードに乗ればグイグイ走れます」と、ディーゼルの走りに満足な戸賀編集長。また、「585PSのAMGも良かったんですが…あっちはすべてホワイトですし…今の僕がAMGに乗ると、ベンテイガと同じミスを犯しちゃうかな」とか。

高 大絶賛、ベタ惚れじゃないか!(笑)。

戸賀 でもね…車両重量が2.5トンを超えちゃうので、港区のマンションの立体駐車場に入らないんですよ。なので、マンションからほど近い所に在る平地の駐車場に停めているのが、少し寂しいんです(泣)。

文 高 成浩(POW-DER)

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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

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J PRIME戸賀編集長によるトーク後におこなわれるショッピングアドバイス(1組15分間 記念写真撮影込み)は

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