リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

リッチなオジサンのビジネスシーンは上品ななかにモダンさをどのように盛り込むかが鍵。ガチガチに着飾るのはもう昔の話で、新時代のドレススタイルは、もっと気軽で快適に進化しています。特にリッチなオジサンは、基本をしっかり踏まえつつラグジュアリーかつ今っぽく装う達人であるべきです。

お仕事着も自分流のちょい工夫で、デキる印象だけでなく色気も

ドレススタイルとはすなわち“一張羅”のこと。以前までは芯地がビシッと入った本格スーツ等がソレに当たりました。しかし時代は一転。軽やかでユルりとしたジャケットスタイルでも、ドレスな場所へ赴いてOKとなっています。とは言えドレススタイルはオフィシャルな服装であることに変わりありません。ということで「あの人、ちゃんとしてる〜♡」と出会った人に思われることがまず肝心。そしてそれだけでなく、オンスタイルにもセクシーさを加味できるのがリッチなオジサンです。

つまりはテーラードスタイルであり、ラペル付きのジャケットを上着とし、スラックス的なパンツをはくことが基本です。でありながら、ジャージーやストレッチ素材など、肩肘張らず快適にすごせる仕立てのものをキチンと選択することで、昨今の一張羅スタイルは完成するのです。“カジュアル化トレンド”ということから、派手な色柄を取り入れようとする人もいますが、それはNG。リラックスした着心地でありつつ、シックなグレー、ネイビー、ホワイト（もしくは黒）といった基本の3色をメインに構成しましょう。トレンドを意識するのはよいのですが、そのままor過度なのは避けたいところ。目立つルックスで強引に気を引くのではなく、寛いだ服装で相手をもてなしつつ、自分らしくその場の時間を楽しんで。能あるオジサンは、ツメではなく余裕な笑顔と装いで相手のハートを掴みます。

セクシーを演出するインナーでノーマルを脱却

ジャケット＆パンツの着こなしは、すでに軽めのドレススタイルとして市民権を得ています。しかし、写真のようにしっかりテーラード仕立てであることが前提に。このジャケットはブルー系で統一されたシックなチェック柄。シンプルなインナー＆パンツの装いでも、しっかり個性が演出できる芸達者な一着です。スタイル的には派手さのない極めてドレッシーな色使い。しかし、さり気なく遊びの要素をミックスしているのがポイントです。胸元をチラ見せできるスキッパーポロと革靴の素足ばきで“ちょいヌーディ”な要素をプラス。小サジ一杯分くらいでも素肌感をしっかり出すことで、こなれた色気を相手に品良くアピることが可能です。

ジャケット¥107,800
エストネーション／エストネーション
https://www.estnation.co.jp

スキッパーポロ¥39,600
グランサッソ／エスディーアイ
https://floens.jp

パンツ¥44,000
ピーティートリノ／PT JAPAN
https://pt-japan.com

眼鏡¥26,400
ターニング／ブリンク ベース
http://blinc.co.jp

¥187,000
ジョンロブ／ジョン ロブ ジャパン
https://www.johnlobb.com

＊すべて税込

トレンドを鵜呑みにせずに自分らしい解釈で着こなす

そこまでドレスコードに厳しくない、知人との会合やお決まりなデートの時など。ガッチリ着込んでしまっては逆に浮いちゃうようなシーンでは、ジャケットはテーラード式のまま、インナーやパンツにカジュアルタイプを選んで脱力気分を取り入れましょう。プレーンなホワイトセーターはリッチなカシミア製。パンツはコーデュロイのイージーパンツなど。素材感あるジャケットに合わせて豊かなタッチや起毛感にて全身揃えることで、見るからに心地良さそうなドレス･リラックス的スタイルが完成します。もちろんココでも色使いはシックな“基本カラー”でまとめたいところ。しかし、これだけだとカジュアル感が少々強めです。足元をキッチリ革靴にて固めることで、「わかってる〜♡」なメリハリ･スタイルとなるのです。

ジャケット¥94,600
タリアトーレ
エストネーション／ともにエストネーション
https://www.estnation.co.jp

ニット¥96,800
グランサッソ／エスディーアイ
https://floens.jp

靴¥231,000
ジョンロブ／ジョン ロブ ジャパン
https://www.johnlobb.com

＊すべて税込

ネクタイは結ばずとも首元は引き締めて上品さを演出

あらゆるシーンに使えると英国紳士もオキニのグレーフラノスーツはリッチなオジサンにもマストアイテム。そのエッセンスを引き継ぎつつ、モダンな快適さを詰め込んだ進化型が写真のセットアップです。伸縮自在のジャージー素材を使っており、終日の着用でも着疲れなんてナッシング。ソフトな起毛タッチで優雅な余裕を感じさせる通好みの一着は、今どきのビジネススタイルにもマッチします。極力芯地を排していますが、しっかりテーラード仕立てゆえに、薄っぺらくなく品格を感じさせるアイテムを選ぶところもポイント。インに着込んだセーターはスーツと同系色の濃いめグレー。年齢の出やすい首元を隠しつつ、品もよく見せられ、バッチリ保温もできる便利なインナーです。ビジネスの会合からレストランでの食事、それに日中のお出掛けにもOKな万能ドレススタイルです。

ジャケット¥74,800
パンツ¥36,300
ともにチルコロ 1901／トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com/

タートルセーター¥27,500
グランサッソ／エスディーアイ
https://floens.jp

靴¥174,900
サントーニ／リエート
https://www.santonishoes.com

＊すべて税込

モデル 加藤章太郎
撮影 杉田裕一
スタイリング 鈴木 肇
ヘア＆メイク 米尾太一
文 長谷川 剛
ヘッダーデザイン 五月女幸希

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