新古車,購入
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中古車を探しているときに、新古車という言葉を見かけたことはありませんか。 新古車とは、簡単に言うと「未使用の中古車」のことを指します。新古車の購入は、未使用の車を新車よりも安く買えるうえに、新車を購入する際にかかる保険料や税金が安く済むというメリットがあります。

この記事では、新古車の定義や、新車・中古車・未使用車との比較、新古車購入のメリットとデメリットを解説します。

新古車とは一体どんな車?

新古車とは、厳密には「登録(届け出)済み未使用車」のことを指します。ここでいう登録とは、道路運送車両法によって定められている手続きのことで、登録を行うことで自動車登録番号標(ナンバープレート)が交付されます。自動車が公道を走るには、登録およびナンバープレートの表示をする必要があります。

つまり、登録済み未使用車はナンバー登録はされているものの、まったく使用されたことがない自動車だと言えます。新古車(登録済み未使用車)と新車、中古車について整理すると以下のとおりです。

  • 新車:購入者の注文を受けて製造され、ナンバー登録・納車が行われる自動車
  • 新古車=登録済み未使用車:ナンバー登録は済んでいるものの、使用されたことがない自動車。法律上は中古車
  • 中古車:未使用車も含む、登録されたことのある自動車の総称

ただし、「新古車」という呼び名はあくまで俗称です。一般社団法人自動車公正取引協議会がまとめた「自動車公正競争規約集」(2018)の中では、中古自動車でないような誤認を招く表現として「新古車」が示されています。そのため実際に購入する際には、公正競争規約に則り、新古車という表示をしていない販売店を選ぶほうがベターです。

新古車購入のメリットとデメリットを理解しておこう

新古車を購入するメリットとデメリットとしては、以下が挙げられます。

新古車のメリット

最大のメリットは、法律上中古車として扱われるために、新車よりも安い価格で購入できる点です。また新車と比べると、新古車には税制面で大きなメリットがあります。

たとえば重量税はナンバー登録時に支払い済みとなっているため、購入時の支払いが不要です。軽自動車であれば、4月1日以降に購入した新古車であれば、初年度における自動車税も支払わずに済みます。また、車種によっては取得税を減額してもらえる可能性もあります。加えて、新古車=中古車ですから、税制の仕組みにより、減価償却費を短期間により多く計上できることがあります。

もちろん通常の中古車と比べて、走行距離が短く、車体のキズ・汚れ、車内の使用感などがほとんどないと点もメリットです。

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新古車のデメリット

流通在庫が少ない点が、新古車のデメリットとなります。お目当ての車種を購入できる可能性は低いため、たまたま出会った新古車を購入する際に、色や内装その他の詳細部分について、妥協しなくてはならないこともあるでしょう。車種にこだわりたい方には不向きと言えます。

新古車は中古車販売店で購入できる

新古車は法律上中古車に該当するため、中古車販売店から購入します。購入する中古車販売店は、ディーラー系列の販売店と一般的な中古車販売店に大別できます。

ディーラー系列の販売店の場合、価格は一般的な中古車販売店と比べると高いものの、在庫が多いことから、希望の車種を見つけやすい傾向があります。一方で一般的な販売店の場合は、台数はディーラー系列と比べると少ないものの、お手頃な価格で購入しやすいのが特徴です。

なお、インターネット上で新古車を探す場合は、新古車と中古車を分けて検索できるサイトを使うと、簡単に探せるのでおすすめです。

新古車選びには注意点も!?

新古車を選ぶ際には2つの点に注意が必要です。1つめは、新車と大差ない金額で販売されている可能性がある点です。新車の場合、車種にもよりますが値引きされた価格で購入できる傾向があります。「新古車の方が安いと思ったら、じつは値引きされた新車と大差ない金額だった」というケースはよくあります。必ず新車の価格と比較しましょう。

2つめは、値下げ交渉は基本的に応じてもらえないケースが多いという点です。交渉に応じてもらえない理由は、販売時点で相当な金額が値引きされているからです。人気車種の場合、値下げ交渉で粘っている間に売れてしまう場合もあるので、欲しいと思ったらすぐ購入する決断力も必要かもしれません。

購入前には必ず新車との比較検討を

税制面や経済的な面でのメリットが多いため、新古車の購入はいいこと尽くしに見えるでしょう。しかし実は、前述のとおり流通在庫の少なさなどのデメリットも存在します。

メリットとデメリットの双方を理解することはもちろん、新車との比較をした上で新古車を購入すべきかを考えたいところです。

文・J PRIME編集部

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