オリーブオイル
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3月には真冬の寒さが少し和らぎますが、三寒四温という言葉が示す通り、寒暖差が激しい時期でもあります。心身にストレスがかかり、自律神経が乱れやすくなる時期は、免疫力アップを心掛けたいもの。

そこで注目したいのが、健康効果が期待でき、気軽に取り入れられるオリーブオイルです。この記事では、オリーブオイルの健康効果をはじめ、高級エクストラバージンオリーブオイルの品質基準。そして、選び方を解説します。

免疫力アップを期待できる、エクストラバージンオリーブオイルの健康効果

春は、風邪やインフルエンザなどの感染症をひきおこしやすいといわれる寒い冬が終わって、ホッとする季節です。しかし「三寒四温」といわれるように、気温の温暖さが激しく、体調を崩しやすいので、まだまだ注意が必要です。風邪やインフルエンザなどの感染症の予防したいのなら、日ごろの食事から免疫力アップを意識したいものです。

身近な食品の中では、エクストラバージンオリーブオイルに含まれるオリーブポリフェノールのオレウロペインは抗酸化作用があり、免疫力アップが期待できます。

オリーブオイルの健康効果は、アメリカの食品医薬品局(FDA)や欧州食品安全局(EFSA)でも取り上げられており、健康に役立つ食品として注目されています。

食卓へのオリーブオイルの取り入れ方

オリーブオイルは熱に強く酸化しにくいので日常の調理に工夫して取り入れるとよいでしょう。オリーブオイルというと、地中海地方で食べられている料理に使われるオイルという印象が強く、パスタや肉類を炒める洋風の料理に使うことが多いと思いますが、じつは和食との相性もよいのです。たとえば、納豆やオクラと合わせると、ビタミンの吸収率を高める効果も期待できます。

またオリーブオイルは、ごま油やひまわり油などの種子オイルに多く含まれる「リノール酸」が少ないという特徴があります。リノール酸は人間の体内で作れない必須脂肪酸ですが、酸化しやすく、大量摂取すると健康に支障をきたす可能性もあるため摂取量には気を配る必要があります。

日本と世界のエクストラバージンオリーブオイル

品質の高いエクストラバージンオリーブオイルを選ぶときに注目したいのが、グローバルスタンダードIOC (国際オリーブ協会)の品質基準を満たしているかどうかです。

各国における品質基準の違い

グローバルスタンダードIOC (国際オリーブ協会)の品質基準は、日本のJAS法(日本農林規格)の品質基準より細かく設定しており、9つのグレードで分類しています。IOC品質基準ではオリーブオイルが9つのグレードのどれに該当するのかを「化学検査」と「官能検査」によって判定します。

このIOC品質基準の最高グレードであるオリーブオイルを「エクストラバージンオリーブオイル」として認定しています。化学検査の結果が酸度0.8%以下であることと、IOCが認定した10人ほどのテイスタ-による「官能検査」の結果で総合評価としてエクストラバージンオリーブオイルに間違いないと認定されたものだけと規定されています。

一方で、日本のJAS法の品質基準は、オリーブオイルのグレードを「オリーブ油」と「精製オリーブ油」の2つにしか分類しておらず、エクストラバージンオリーブオイルが品質基準としては存在していません。IOCの基準を満たしてなくとも、JAS法のもとではエクストラバージンオリーブオイルと名乗ることができるわけです。

本物のエクストラバージンオリーブオイルを選ぶには?

それでは、デパートやサイトで本物のエクストラバージンオリーブオイルを見分けるにはどうしたらよいのでしょう。ひとつの目安となるのは、日本オリーブ協会(JOA)の認定マークがついている商品を選ぶことです。

JOAはオリーブオイルの正しい情報発信と普及啓発活動を行っており、IOCへの日本で唯一となる加盟団体です。輸入業者や飲食業者など一部の対象者は、IOC国際規格の品質検査を受けることが可能です。検査をクリアし、国際規格と認められたオリーブオイルはJOA認定マークをつけて販売されます。

このマークが付いていれば、間違いなく国際基準のエクストラバージンオリーブオイルです。消費者にも一目で分かりやすいJOA認定マークを目安にするのが現在最も簡単で確実なエクストラバージンオリーブオイルの見つけ方といえるでしょう。

IOC品質規格クリアの高級オリーブオイル3選

それでは、グローバルスタンダードIOC (国際オリーブ協会)の品質基準を満たしたエクストラバージンオリーブオイル3選を紹介しましょう。

カラマノリ ミルストーン(ギリシャ)

オリーブオイルの産地というとイタリアやスペインが有名です。しかし、じつはギリシャはオリーブオイル発祥の地、生産量もスペイン、イタリアに続いて世界第3位です。さらに、エクストラバージンオリーブオイルに関しては、ギリシャが生産量1位で生産量の約8割を占めているといわれます。

「カラマノリ ミルストーン」は、世界最高品質のギリシャ、カラマタ地方産の完全オーガニックオリーブを使った、ミシュランシェフも愛用するギリシャ産最高級エクストラバージンオリーブオイルです。日本では、500mlで4,363円(税込)で販売されています。

ICONO(チリ)

ICONO(アイコノ)は、徹底した品質管理からつくられた本物のエクストラバージンオリーブオイルです。ラテンアメリカで開催されるエクストラバージンオリーブオイルの大会で金賞を受賞しています。

その特長は、IOC国際基準がエクストラバージンオリーブオイルと認定している酸度0.8%以下をはるかに下回る0.2%の低酸度。なお、「酸度」は一般に低いほどオリーブオイルが新鮮であることを表しています。採れたオリーブの実の詰まった果実だけを選別し、収穫後4時間以内に搾油しているなど、徹底した品質管理によって酸度0.2%が実現されているのです。日本では、500mlで2,980円(税込)で販売されています。

Zottopera(イタリア)

イタリアのZottopera(ゾットペラ)社が製造するエクストラバージンオリーブオイルは、数々のコンテストで受賞し、高い評価を得ています。このオイルの原料はシチリア島の固有品種「トンダ・イブレア種」というオリーブで、1000年続く農園で、農薬や化学肥料不使用の有機農法で栽培されています。

品質を維持するためにオリーブは1つずつ手作業で収穫され、収穫8時間以内に低温圧搾されることにより0.25%以下の低酸度となっています。日本では、500mlで3,980円(税込)で販売されています。

高級オリーブオイルは、贈り物にも最適

高級エクストラバージンオリーブオイルは、工夫次第で日常的に使えるオイルです。

現代人の関心が高い健康向上に役立つ食品として注目されていますので、試してみてその質を気に入ったなら、贈り物としても最適ではないでしょうか。その味や風味はもちろん、酸度の話や、ブランドストーリーもあわせて、たのしい健康の話題となってくれることでしょう。

文・J PRIME編集部

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