
しだいに春めいてきたとはいえ肌寒さも残るこの季節に、活躍するのが春のレザーアイテム。冬のレザーとは異なる、淡い色みや薄手の素材感で軽快に演出しながらも、ある程度防寒も維持できるのが春レザーの魅力。加えて、上質素材ならではの遊びのあるスタイリングが、春のお洒落の格上げを約束する。
【KEY ITEM1:大人の男があえて着るピンクのレザー】

ピンクという甘い色に抵抗を感じる人もいるかもしれないが、実に春らしい色なのである。スエードのブルゾンを一枚、ワントーンコーディネートの差し色として加えるだけで、洗練された春の着こなしが完成する。白がベースなら爽やかに、黒ベースならシックに決まる。男があえてピンクを選ぶ、上級の色気や遊びを注視したい。
【KEY ITEM2:ステイタスとしても一目置かれる〈ムーレー〉のレザー】

100%メイド・イン・イタリー、最高品質にこだわったラグジュアリーアウターブランド〈ムーレー〉。薄手のスエードブルゾンは、軽やかで肌に吸いつくような滑らかな素材感が実に心地よい。上質素材が醸し出す品の良いグレーは、合わせる服を選ばず、まとうだけで格が上がる。
【KEY ITEM3:軽やかに高級感をキープできる、ソフトレザートート】

ビジネスシーンでのメンズバッグの概念を変えた、とも言われる〈ダニエル & ボブ〉。カジュアルなイメージが強かったトートバッグを、高級感のあるビジネストートとして定着させたイタリアブランドである。柔らかい風合いのしぼ革にやさしいグレージュが今年らしいトートは、内側両サイドにスナップがついてコンパクトにもなり、内ポケットも充実。レザーでありながら軽量なのもいい。
【KEY ITEM4:ミックス感が絶妙な、ピンクのジャーマントレーナー】

1970年代~90年代に旧西ドイツ軍がトレーニング用に使用したスニーカーがモデルとなった“ジャーマントレーナー”。どこかクラシックな雰囲気が漂うミリタリーテイストが、ここ数年根強い人気となっている。軍ものと甘いピンクのミックス感が新鮮なスニーカーは、履きこむにつれての経年変化も楽しめそうな一足。
【KEY ITEM5:夏まで楽しめる、色鮮やかな一足】

目が覚めるほどブルーがきれいなスエードシューズは、アッパー部分がデッキシューズ、ソール部分がスニーカー風のミックスデザインがユニーク。スニーカーほどカジュアルすぎないので、ジーンズ、チノパン、白パンなどと幅広く履きこなせ、夏ならショーツに合わせても品良く決まりそうだ。
スタイリング/坂井辰翁 撮影/木村慎(HERITIER) 企画編集/横山直美(cat)
※記載の価格はすべて税込表示です。
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