一本のバラ


2021年1月14日(木)から1月27日(水)までの2週間、GINZA SIX内のコンセプトストア「シジェーム ギンザ」にて高級食器の製造販売を手掛ける「大倉陶園」のポップアップストア(期間限定ストア)が開催されます。

大倉陶園は100年以上の歴史を有する、まさに日本を代表する高級食器ブランド。繊細かつ華やかな絵付けや装飾が施された食器の数々は、国内外で広く愛されています。ポップアップストアは大倉陶園としては初の試みで、その世界観を堪能できるだけでなく、新年にふさわしい最高級の食器を手に入れられる貴重な機会になっています。

J PRIME編集部では、この期間限定ストアをプロデュースした大丸松坂屋百貨店 シジェーム ギンザ担当の米原健治氏と、大倉陶園の坪内岩男氏に話を聞きました。

▽お話をお聞きした人


坪内氏
大倉陶園
坪内岩男氏
米原氏
大丸松坂屋百貨店 シジェーム ギンザ担当
米原健治氏

大人の女性のためのコンセプトストア「シジェーム ギンザ」

今回のポップアップストアが開催されるのは、大丸松坂屋百貨店の複合施設「GINZA SIX」内の「シジェーム ギンザ」。セレクトショップとも異なる、“コンセプトストア”として打ち出す同店舗について担当の米原氏に聞きます。

――大倉陶園など本物志向のブランドを複合的に展開されている「シジェーム ギンザ」ですが、どのようなコンセプトのお店なのでしょうか?

米原氏:「シジェーム ギンザ」は、東京銀座6丁目にある同エリア最大規模の複合施設「GINZA SIX」内にあるコンセプトストアです。私たち大丸松坂屋百貨店が運営をしています。

「シジェーム ギンザ」が掲げるコンセプトは、“TOKYO ESSENTIAL STYLE”。本物、上質、一流であることを基本に、国内外から雑貨を中心にセレクト。大人の女性のために24時間365日の“今”を楽しむスタイルを提案しています。店内は大人の女性のライフスタイルシーンを、次の6つのエリアに切り分けています。

  • ドレスアップ
  • デイリータウン
  • トラベルアクティブ
  • コージーリラックス
  • ギフト
  • プロモーション

商品・サービスを展開していくなかで一貫したコンセプトを重視した展開をしていることから、私たちは通常のセレクトショップと区別して“コンセプトストア”と呼んでいます。

また、洋服も扱っていますが、雑貨を中心に品ぞろえをし、あくまでライフスタイルシーンにコンセプトを当てて展開している点も「シジェーム ギンザ」の特長だと思います。ショップの名にある“シジェーム”とは、フランス語で第六感を意味する言葉「SIXIÈME SENS」から引用。人の持つ五感の次の感覚=第六感を刺激する。そういう思いで運営をしています。

今回の大倉陶園さんのポップアップストアは、「シジェーム ギンザ」のプロモーションエリアで開催します。このエリアは“ネクストラグジュアリー”を意識した、単にグレードが高いだけでなくお客様の生活を豊かにする、厳選した商品を提案しています。

今回、大倉陶園さんと直接のお取引で可能となった特別な品ぞろえをポップアップストアにご用意いたしました。新年にふさわしい「豊かな暮らし」をお客様に提案します。

つくり手が直接発信する、大倉陶園初のポップアップストア

ポップアップストア


今回の大倉陶園のポップアップストアは、2021年1月14日(木)から1月27日(水)までの2週間にわたって開催されます。開催場所のシジェーム ギンザはGINZA SIX内にあり、もちろん来店に入場料などはありません。「ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたい」と米原氏はいいます。

――今回のポップアップストアは大倉陶園としても初の試みといいますが、いま開催するのにはどのような想いがあったのでしょう。

米原氏:新型コロナウイルス感染症の影響があった2020年、家の中で家族が集うシーンが増えたと思います。新年を迎えるにあたり、生活の中に加えてもらう新しいアイテムとして、使うことで心が豊かになるような器を提案したいと思っていました。

それに加えて、銀座という特別な立地、迎春という晴々しいライフスタイルシーンを考えたとき、私たち大丸松坂屋百貨店としても深いつながりのあった大倉陶園さんの高級食器はぴったりのアイテムだと確信したのです。

ポップアップストアの開催に向け、大倉陶園さんの工場にも見学で伺いました。数名が同行したのですが、一同が大倉陶園さんの卓越した技法・製法に感銘を受け、先の確信を深めることにもなりました。

坪内氏:大倉陶園では直営店も運営していますが、こうしてポップアップストアという形で出店するのははじめてです。当社は100年を迎え、海外ブランドにはない、これまで培ってきた伝統技法により1点1点手仕事でつくり続けてまいりました。こだわりぬいた大倉陶園のモノづくりを、この機会にぜひ知っていただきたいです。

――大倉陶園のポップアップストア最大の見どころはどこにありますか?

坪内氏:大丸松坂屋百貨店様とは日ごろからお取引があるのですが、今回のポップアップストアでは普段お取り扱いのない商品や展示物をご紹介いたします。

また、つくり手側である私たちが店頭に立って直接、商品の魅力をご説明したり、販売をさせていただきます。

つくり手の生の声を発信すると同時に、お客様からも生の声をお聞きできたらと思っております。

――限定商品やサービスを教えてください。

坪内氏:ポップアップストアを訪れてくれたお客様のために、特別に次の3つの商品・サービスをご用意いたしました。

(1)会期中イニシャル・ワンポイントデザインマーク入れ無料サービス

「シジェーム ギンザ」オリジナル裏印の入った特定のマグカップやプレートに、ご希望のイニシャルやワンポイントデザインが1箇所無料で入れられるサービスを行います(通常は有料ですがこの期間特別に承ります)。受注後製作いたしますのでお渡しに3週間程かかります。

ポップアップストア限定商品
ポップアップストア限定商品の裏印、イニシャルやワンポイントマーク


(2)大倉陶園の会員限定アイテムの公開

大倉陶園ファンクラブ「プレミアムサロン」の会員のみに公開されている特別アイテムが、ポップアップストアに並べられます。ポップアップストアでプレミアムサロンに入会すると、その商品を購入することもできます。

会員限定商品
職人が技法を凝らした会員限定商品


(3)大倉陶園直営店オリジナルアイテム

通常百貨店様ではお取り扱いいただいていない、工場から直接ご提供できるアクセサリーやマグカップなどの特別品をご紹介します。

磁器アクセサリー
通常は直営店でしか見られない大倉陶園のアクセサリー


――名入れのサービスは、どのような方が希望されることが多いですか?

坪内氏:50~60代の女性のお客様が多いですね。今回、そういった世代の方々にももちろんおすすめしたいですし、「シジェーム ギンザ」という場ですので30代、40代の方にもご紹介できたらと思っています。

――ポップアップストアを訪れたら、ぜひ注目したいポイントを教えてください。

坪内氏:4点ございます。

(1)伝統技法、大倉ブルーで描かれる「ブルーローズ」など

まずは、大倉陶園の代名詞ともいえる「大倉ブルー」を見ていただきたいです。大倉陶園独特の伝統技法である“岡染め”が生み出す深いブルーが「大倉ブルー」です。本焼成した白生地にコバルト絵の具で絵付けをし、再度1460℃の高温で焼成することで、この独特な深みのあるブルーを表現します。

この技法を用いているのが、「ブルーローズ」という大倉陶園を代表するバラを描いたデザインの器です。また世界で唯一、当社のみが行っている「エンボス」という技法も独特な世界観を表現しています。

岡染め
「ブルーローズ」の青色は伝統技法によって生み出される


(2)1942年以前の希少アイテム「オールド大倉」

1919年(大正八年)に創業した大倉陶園は、創業以来一貫して美術的価値の高い磁器をつくり続けてきました。創業初期の頃は製品のほとんどがオーダーメードだったため、公の場で目に触れる機会は少なかったのです。特に1942年以前の品は「オールド大倉」と呼ばれ、非常に希少になっています。今回のポップアップストアでは、「オールド大倉」のコレクションを展示します。

(3)大倉陶園ペインターによる「デモンストレーション」 ※土曜日限定

開催中の土曜日、1月16日、23日には国家技能1級を取得したペインターが描く絵付けの「デモンストレーション」を行います。当社は、製品作りだけでなくチャイナペイントの普及のため文化事業としてオークラチャイナペインティングスクールを設置しており、その講師が披露いたします。大倉陶園の商品はもちろんのこと、使用する絵付けの道具や熟練の技に注目していただきたいです。

(4)息を飲む圧巻のアート「大型陶版」

お客様から器だけでなく、アートとしてインテリア装飾となる作品の要望が増え、手掛けているのがこの陶板です。これは、器にも施している岡染め技法と金蝕(エッチング)を用い、ファンタジックな情景を表現した絵画のような平面作品です。モチーフを瑠璃色の濃淡と繊細な金彩で表現することにより格調高いアート作品になっています。これを額装して販売しています。

大型陶板
大倉ブルーと金触によるゴールドが幻想的な、大型陶板の作品「夢のメリーゴーランド」


新年にふさわしい、“飾ってよし、使ってよし”の逸品

最後にお二人に聞くのは、大倉陶園の食器の実用面についてです。大倉陶園の高級食器は、その芸術性の高さから「飾っておく」という人も多いかもしれません。しかし、坪内氏と米原氏は「ぜひ日常のなかで使ってほしい」といいます。その理由とは何でしょうか。

――大倉陶園の食器は見た目にも美しいですが、実用することはできるのでしょうか?

坪内氏:上質な器を使う心地よさご堪能いただきたく、ぜひハレの日や日常で使ってほしいです。大倉陶園は、最高級カオリンを主原料に用い、1460℃という高温で焼成するため薄くても割れにくい特長があります。十分に実用することができますし、長く愛用いただけるはずです。

焼成
1460度の炎は芸術的な色彩を生み出すだけでなく、白くなめらかな硬い生地をつくり出している


また、お買い上げ後も長くお使いいただくためのアフターサービスをご提供しております。たとえば、使い続けるうちに器の縁などの金線が薄くなってきた場合、金線の塗り直しサービスも有償で提供しています。

米原氏:コロナ禍で生活様式が大きく変化した中、大倉陶園さんの素晴らしい商品にぜひ触れてみて、そして新しい生活に取り入れてほしいと思います。今回のポップアップストアは、100年を超える伝統と技術を持ちながら、常に革新性を追求している大倉陶園さんの世界観を体感できる、またとない機会。ぜひ多くの方々にご来店いただきたいと思っています。


100年以上の歴史を持つ大倉陶園のうつわは、まさにアートとも見まがう美しさです。いままで一部の方にのみ提供されてきた製品が、職人の言葉とあわせて、新年の銀座にお目見えします。豊かなおうち時間を楽しむ2021年に、すばらしい作品と出会ってみませんか?

GINZA SIX内のコンセプトストア「シジェーム ギンザ」で、1月14日より期間限定ストアとして開催されます。
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