日帰り,紅葉スポット
(画像=segawa7/stock.adobe.com)

10月1日から、ようやく「Go toトラベル」が東京発着分でも解禁になりました。秋の旅行シーズンに向けて、さまざまな旅行プランが企画されています。

一方、旅行に行きたいとは思うものの、宿泊を伴う場合は時間の確保にひと苦労するという方もいるでしょう。そんなときは、一日限定で楽しめる「日帰り旅行」はいかがでしょう。往復の乗車券と旅行先での食事や観光体験などをセットにしたプランが用意されています。12月なら、紅葉を見逃した方もまだ間に合います。紅葉狩りとともに温泉やグルメも楽しめる注目スポットを紹介しながら、Go to トラベルの活用方法を紹介します。

国土交通省が推進する、「Go To トラベル事業」とは?

国土交通省の外局のひとつ観光庁が進める「Go To トラベル事業」は、旅行代金のうち最大50%相当額を支援するキャンペーンです。そのうちの7割(総額の35%)が「旅行代金割引」、3割(同15%)は「地域共通クーポン」として付与されます。支援額は総額の50%相当ですが、旅行代金から割引になるのはあくまでも35%であり、旅行者の支払額は総額の65%となる点がポイントです。なお、地域共通クーポンは第2弾期間中(10月1日以降出発)の旅行が対象で、第1弾期間中は対象外です。

支援額の上限金額は、宿泊をともなう旅行と日帰り旅行で異なります。宿泊旅行は1人1泊あたり2万円が上限、日帰りは1万円が上限です。支援を受けるには、Go To トラベル事業に参加登録している旅行代理店や旅行予約サイトが提供する“キャンペーン適用商品”を申込・購入する必要があります。

個人で交通機関・宿泊を個別手配する場合は、宿泊施設がGo To トラベル事業に参加登録していれば宿泊料金のみ対象となります。実施期間は2021年1月31日までの旅行を目安としていましたが、6月末をめどに延長する方向で調整に入っています。

ひさしぶりの旅行なら季節を感じる紅葉絶景が魅力的。12月でも狙えるスポットは?

紅葉観光は10月ごろからシーズンに入りますが、この時期もまだまだおすすめです。関東では栃木県の日光などが有名ですが、12月となると静岡県なども候補になってきます。ここでは、天城峠・河津七滝(かわづななだる)をご紹介しましょう。

おすすめスポット:天城峠~河津七滝(静岡県)

松本清張の小説『天城越え』の舞台である静岡県伊豆市の天城峠は、例年11月中旬から12月上旬までが紅葉の見ごろ。紅葉を眺めながら散策するのにうってつけの場所です。

付近にある旧天城トンネルは、2001年にトンネルとして初めて国の重要文化財に指定された名所。開通したのは1905年で、国内では最長・最古の石造のトンネルです。また、川端康成の小説『伊豆の踊子』ゆかりの場所でもあり、秋の紅葉だけでなく歴史や文学の面からも伊豆の観光スポットとして知られています。

また、天城峠から8kmほど離れた場所にある河津七滝(かわづななだる)も、伊豆屈指の観光名所のひとつ。河津七滝は、河津川沿いのおよそ2kmに点在する大小7つの滝の総称です。ここは毎年2~3月に見ごろを迎える河津桜でも有名ですが、天城峠と同様に紅葉スポットとしても知られ、シーズン中は写真愛好家たちでにぎわいます。河津七滝は太古の時代、火山噴火によってできました。滝の所々に残る溶岩流の残痕も必見です。

河津では滝のことを「垂水(たるみ)」と呼んでいたそうで、その名残から今でも七滝を「ななだる」と読みます。滝は1つひとつ大きさや形状などに個性があるため、その違いに注目してみるのもよいかもしれません。

滝というと、山奥の山道険しい中を歩き続けたどり着くイメージがあるかもしれませんが、河津七滝は、遊歩道が整備されています。また、天城峠からこの河津七滝までは中級者向けのハイキングコースにもなっています。河津七滝は温泉郷としても有名なので、体を動かしながら紅葉を楽しんだ後は天然温泉に浸かり、疲れた体を癒すのもよいでしょう。

東京でも紅葉を楽しめる?都内観光促進事業もチェック

東京にも、紅葉の名所があります。アクセスのしやすさも、魅力的です。

たとえば、JTBは「2階建てオープンスカイバスでめぐる 東京紅葉名所とホテル椿山荘東京ディナー 日帰り」というツアー商品を提供しています。2階建てのオープンスカイバスに乗り、新国立競技場、神宮外苑銀杏並木、迎賓館赤坂離宮、赤坂見附、国会議事堂、皇居・桜田門、東京タワー、レインボーブリッジ・お台場を経て、夕方5時にホテル椿山荘東京に到着、宴会場で特別和食膳を楽しめます。10月29日現在、この旅行プランは12月10日分までの催行が確定しています。

催行期間からは、東京でも意外に紅葉の時期が長く想定されていることがわかります。このほか12月中旬まで見ごろといわれているのが、葛飾区の水元公園、多摩市の桜ヶ丘公園、皇居東御苑などわずかですがあります。季節の移り変わりにもよりますが、もしかしたらクリスマスシーズンに雪を見ながら紅葉を楽しむといったことも可能かもしれません。

東京都と東京観光財団は10月から、都内観光促進事業(愛称:もっと楽しもう!TokyoTokyo)を開始しています。この事業は、都民を対象とした都内観光の旅行商品を助成する制度で、「Go To トラベル事業」とも連携しています。紅葉の最新情報とあわせて、どのような旅行商品がお得になるのかチェックしてみるとよいでしょう。

四季の移り変わりを感じれば、気分も上向く

先行きが不透明な昨今ですが、自然に触れ、四季の移り変わりを感じることは、気分転換につながるはずです。感染予防に気をつけながら、国全体の経済活動の活性化も意図しているGo to トラベルキャンペーンを、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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