ソファとクッション

コロナ禍にあって、今や世界中の人々にとって自宅で過ごす時間は、もっとも大切なひと時となっていることだろう。ヨーロッパの中でも深刻な感染状況にあり、一日の多くの時間を自宅で過ごすことを余儀なくされているフランスでは、マイホームの空間を見直す人が増えている。今は世界を旅できなくても、せめて心だけは豊かでいたい。そんな思いに応えてくれるのが、パリ発のインテリアブランド〈カラヴァンヌ〉だ。心を世界旅行へと誘う美しいインテリアをご紹介しよう。

異国情緒とフレンチシックの優美な融合

モロッコやインド、フィリピン、カンボジア……。〈カラヴァンヌ〉のインテリアに彩られた空間に身を置いていると、ふと頭に異国の景色が浮かぶ。ディレクターのヴェロニク・ピエドゥリューさんが世界中を旅して見つけた、人の手の温もりを感じる家具や色とりどりのテキスタイルが織りなすエキゾチックなムードのせいだろう。しかし、〈カラヴァンヌ〉がこれほどまでに多くの人の心を惹きつけるのは、その異国情緒とフランス流の色彩感覚を見事に融合し、肩の力が抜けたシックなエレガンスに昇華しているという点にある。

様々な家具が置かれたリビング
リネンのソファやモロッコのテキスタイルのクッション、優しい光を通すフィリピン製の紙の照明で彩られたリビングスペースは、ナチュラルシックな雰囲気を醸し出す。