靴磨き専門店
(画像=daniel-kraso/stock.adobe.com)

ビジネスの世界において足元の身だしなみはとても重要です。汚れた靴は相手に「できない」印象を与えてしまいます。この記事では、普段から靴の手入れをしている方にも、磨いていない方にもおすすめできる、別次元の仕上がりを体感できる「靴磨き専門店」を紹介します。

細部にこだわる人は、靴にもこだわる

「靴を磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」――世界中の一流ビジネスパーソンから愛されるフランスの老舗シューズブランド「ベルルッティ(Berluti)」の4代目当主、マダム・オルガの言葉です。欧州の高級レストランやホテルでは、ゲストの靴を見てサービスの質を変えるとまでいわれています。

しっかりと手入れをされた靴を履いている方は、細かなところまで注意を払うお客さまであり、提供するサービスについても気を抜くことはできない――根底にあるこのような考え方は、ビジネスの世界にも通ずるところがあります。

ビジネスの第一線で活躍される方の中には、靴についてもこだわりを持ち、自分で定期的にお手入れをされている方も多いと思います。ですが、一度はプロの靴磨き店に行くことをおすすめします。自分で磨くのとは別次元の仕上がりを体感できるからです。

あなどれない駅ナカ・街中の靴磨き店

駅ナカや街中で見かける靴磨き店も決して侮ることはできません。たとえば、日本全国で300店舗、世界で計600店を展開するミスターミニット(MISTER MINIT)では、5~10分ほどの時間で靴を磨いてくれ、価格も500円~1000円程度とリーズナブル。アクセスしやすく通勤の合間に気軽に立ち寄ることもでき、靴磨き店デビューには悪くないかもしれません。

しかし、“職人”と呼ばれるプロフェッショナルの靴磨きは、ミスターミニットなどチェーン店のさらに上をいきます。

日本最高峰の靴磨き職人がいる専門店3選

普段から質の高い革靴を着用されている方の中には、靴磨きの仕上がりの質にもう少しこだわりたい方もいるでしょう。そんな方のために、靴磨き大会などで入賞するような職人が在籍する靴磨き店を3つ紹介します。

1.ブリフトアッシュ(Brift H)

2017年の靴磨き世界大会で、初代世界チャンピオンに輝いた長谷川裕也さんが手がける靴磨き店です。青山(東京)、虎ノ門(東京)、札幌(北海道)に店舗を展開しています。バーのようなカウンターで職人が靴を磨く様子を観察することができ、自分で靴磨きをする際のアドバイスも受けられます。店内はバーのようなお洒落な雰囲気で、お酒を楽しむことも可能。テレビや雑誌にも取り上げられる新しいタイプの靴磨き店です。

料金は納期によって異なりますが、3,000円~4,000円程度(チャンピオンの長谷川さんに磨いてもらうにはプラス2,000円)。少し値段は張りますが、仕上がりに必ず満足できると思います。

2.Freestyle SHINJUKU

2020年の靴磨き選手権大会準優勝のなかじまなかじさん。歌舞伎町(東京)を中心に、数々のショップやテーラーのイベントで活躍する靴磨き職人です。日によって靴磨きを行っている店舗が異なり、靴磨きを依頼したい場合はInstagram やTwitterで予定を確認する必要があります(配送でも靴磨きを受け付けています)。料金は3,000円程度。SNSを積極的に活用して技術を披露されていますので、気になる方は一度ご覧になってみるのもよいと思います。

3.THE WAY THINGS GO

2018年の靴磨き選手権大会で優勝した、石見豪さんが手がける靴磨き店。雑誌「GQ」が2016年に発表した「JAPANゴッドハンドリストTHE 25 ARTISANS」に関西圏から唯一選出された靴磨き職人で、大阪の船場ビルディングにカウンター式の店を構えています(現在、東京の渋谷にも出店)。

また、2020年の靴磨き選手権大会ではTHE WAY THINGS GO(TWTG)所属の細見大輔さんが優勝を飾りました。2018年の石見さんの優勝にはじまり、同大会は3年連続でTWTGの職人が優勝する結果となりました。料金は納期によって異なりますが、3,000円~4,000円程度。事前に予約すれば、その場で職人の方が靴を磨いてくれます。いま、靴磨き店の中で最も職人のレベルが高い店の1つといえます。

靴磨きの技術はもちろん、トークを楽しむ場としても

「靴磨き」や「靴磨き職人」に対して、あまりいいイメージをお持ちでない方も多いかもしれません。しかし近年、状況は大きく変わり始めています。「おしゃれな店内でおしゃれな職人が、技術をいかんなく発揮して靴を磨き上げてくれる。客はお酒を片手に、トークも楽しみながらその様子を見学する」という新しい靴磨きのスタイルが生まれました。いわば、エンターテインメント要素を付加価値として提供する靴磨き店が出始めているのです。

普段から自分で革靴の手入れをしている方も、一度、このような新しい靴磨き店を訪れてみてはいかがでしょうか。職人がどのように靴を磨き上げるのかを見て学ぶことで、自宅での今後のお手入れの質も自ずと上がっていくはずです。

ちなみに、先に紹介した靴磨き選手権大会は銀座三越が主催し、日本を代表するシューケアメーカーや革靴メーカーが協賛するイベントです。臨場感あふれるライブ配信も、人気コンテンツとなっています。過去に配信された映像も公開されていますので、興味のある方は一度ご覧になってみてください。

文・J PRIME編集部

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