世界,最も稼ぐセレブリティ
(画像=vasyl/stock.adobe.com)

米経済誌フォーブスが毎年恒例の「セレブリティ100」の最新版を発表しました。世界の著名人の収入額(2019年6月〜2020年5月)をランキング化したもので、動画配信サービスの流行で著名人の稼ぎ方にも変化が起きつつあることがわかる結果となっています。

Netflix、トップ100セレブへの年間支払額は2億ドル

フォーブス誌の調べによれば、上位100位にランクインしたセレブたちが動画配信サービス(ストミーミングサービス)企業から受け取った総額は3億ドル(約330億円)でした。

動画配信サービスのうち、特に業界大手の米Netflix(ネットフリックス)からの収入額が伸び、この1年で同社が上位100位のセレブに支払った金額はこの数年においては最高額となる約2億ドル(約220億円)にまで達しています。

動画配信サービス市場は右肩上がりの状況が続いており、各社もオリジナル作品の制作を強化していることから、今後もNetflixなどのストリーミングサービス大手企業から世界のセレブたちに支払われる金額は増えていくことが予想されます。

全収入額で見ると動画配信サービスからの収入はいまだ5%程度

ただ、動画配信サービス企業からセレブが得る収入は増えているものの、TOP100の総収入額61億ドル(約6,700億円)に占める割合は約5%程度です、そのため、特にトップ10に入るようなセレブたちはいまも「従来型」の稼ぎ方で大きな収入を得ています。

▽Forbes「THE CELEBRITY 100」トップ5
1位 カイリー・ジェンナー(女優):5億9000万ドル
2位 カニエ・ウェスト(ミュージシャン):1億7000万ドル
3位 ロジャー・フェデラー(テニス選手): 1億630万ドル
4位 クリスティアーノ・ロナウド(サッカー選手): 1億500万ドル
5位 リオネル・メッシ(サッカー選手):1億400万ドル

1位のアメリカ人女優カイリー・ジェンナーは、経営する化粧品企業の株式売却により多額の収入を得て、ランキング首位となりました。2位に入ったアメリカ人ミュージシャンのカニエ・ウェストは、アディダスとのコラボレーションによって大きな収入を得ました。

一方、トップ10には入っていないものの、Netflixのオリジナル映画である「6アンダーグラウンド」で主演を務めた俳優のライアン・レイノルズは18位と大躍進しました。前年調査ではTOP100圏外だっただけに、Netflixで稼いでいるセレブの代表格と言えます。

Netflixのドラマで楽曲が使用されたシンガーソングライターのビリー・アイリッシュも、Netflixから多くの収入を得たことで43位にランクインしています。

参入相次ぐ動画配信サービス市場、セレブの稼ぎ方が変わっていく

動画配信サービス企業からセレブに支払われる金額は伸びているものの、いまはまだ上位のランキングを揺るがすほどにはなっていません。

ただ、AppleやDisneyなどストリーミングサービスに参入する企業が相次いでいることから、動画配信サービス市場は確実に広がっていき、今後はこうした新時代の稼ぎ方がセレブの間でも当たり前のようになっていく可能性は高いでしょう。

女性富豪ランキングは「資産」ベース。ランキングは大きく変わる

ちなみにフォーブス誌は2020年版の「女性富豪ランキング」も発表しています。こちらの調査では「収入」ではなく「資産」ベースでランキングを作成されています。

▽Forbes「THE TOP 10 Richest Women IN THE WORLD」Top5
1位 アリス・ウォルトン:544億ドル
2位 フランソワーズ・ベタンクール・メイヤー:489億ドル
3位 ジュリア・コーク:382億ドル
4位 マッケンジー・ベゾス:360億ドル
5位 ジャクリーン・マーズ:247億ドル

1位のアリス・ウォルトン氏は米小売大手ウォルマート創業者の娘で、フランスの化粧品メーカー大手ロレアルの創業者の娘であるフランソワーズ・ベタンクール・メイヤー氏が2位にランクインしています。

上位5人にはランクインしませんでしたが、米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の配偶者であるローレン・パウエル・ジョブズも8位(164億ドル)にランクインしています。

このように会社創業者や実業家の妻などが多くランクインしている形となっており、「収入」ベースのランキングとは上位の顔ぶれはがらっと変わります。

こうした女性の富豪たちには、潤沢な資産で慈善事業家として活動したり、書籍を出版したりといった活動をしている人が少なくなく、中には保有資産を元手にビジネスを始まる人もいます。

毎年発表される「収入」ベースと「資産」ベースのランキング。来年以降、どうランキングが変わっていくのか、引き続き注目です。

文・J PRIME編集部

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