米国株,買い時,GAFA
(画像=MariaX / Shutterstock.com)

2018年、10~12月にかけて、ニューヨーク市場は大きく下落しました。GAFAと呼ばれる、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの株価ももちろん下落。時価総額の上位を占めるこの4社ですが、2019年以降まだまだ成長し続けるのでしょうか。今後について予測します。

年末にかけて、GAFAの株価は大きく低迷

年末にかけて、米国株は大きく落ち込みました。S&P500指数は、8月末の2,913ドルから、12月末には2,506ドルと、約15%下落したのです。

この下落の主な要因は、GAFAと呼ばれる、ハイテク大型株の下落だったと言われています。グーグルの株価は1,193ドルから1,035ドルへと約14%、アマゾンの株価は2,003ドルから1,501ドルへと約25%、フェイスブックの株価は、164ドルから131ドルへと約20%、アップルにいたっては224ドルから157ドルへと約30%も下落をしているのです。2019年に入り株価は少し戻しつつあるものの、まだピーク時からは遠い株価となっています。

今後、GAFAで明暗が分かれる可能性も?

では、今後、GAFAの株価はどうなっていくのでしょうか。ひとくくりで語られることが多いGAFAですが、2019年はこれらの明暗が分かれる年になるかもしれません。

フェイスブックは真価が試される1年に

2019年、最も真価が試されるのはフェイスブックかもしれません。フェイスブックの直近の決算によると、MAU(月間アクティブユーザー数)が欧州で減り始め、アメリカでも成長が止まるなど、本業の成長に陰りが見えてきているからです。

こういった企業はPERなどの指標ではなく、成長への期待で買われていることがほとんどです。もし、別のSNSが台頭してきたり、アジア圏での成長が止まるようであれば、フェイスブックの株価は大きく下落するかもしれません。

iPhoneの販売台数の公表をやめたApple

Appleは年明け早々に、売上予測の下方修正を行いました。主力であるiPhoneの販売台数が伸び悩んでいると言われています。

これまでアップルはiPod、iPhone、Apple Watchなど、革新的な商品で市場の期待を超えてきました。今後こういった商品がいつ出るかはわかりません。しかし、その商品が出るまで、決算次第では株価をさらに落とすことも考えられます。

グーグルは新しいサービスを収益化できるか

グーグルについても、80%以上が広告収益頼みという、1つのサービスに頼ったビジネス構造であることは否めません。しかし、そのサービスが検索という必要不可欠であること、動画というこれから伸びしろが高いビジネスから来ているということは、グーグルの強みの1つであるでしょう。

現在、グーグルは、自動運転など、新しいテクノロジーにも力を入れています。こういった事業が収益化してくれば、さらに収益は上がる可能性が高く、それに伴い株価が上がることが想定されます。

第二、第三の柱があるアマゾン

アマゾンについては、最も安定している企業かもしれません。なぜならば小売り事業以外にクラウド事業が第二の柱になり、そして広告事業が第三の柱になりつつあるからです。クラウド事業、広告事業は高利益率であり、成長事業となっています。今後、これらの事業が成長していけば、アマゾンの株価をさらに押し上げる要因となります。また、Amazon GOなどの新しいプロダクトも、成長余地があります。そうなると株価が下がっている今の状況は、むしろ買い時かもしれませんね。

GAFAでなくて、個別に企業を評価しよう

ひとことでくくられがちなGAFAですが、今後の成長という観点で見ると、それぞれにキーとなる戦略を持っており、その戦略がどのように動くかで成長するかどうかも大きく変わってきます。

ハイテクバブルが落ち着いた今、本当にそれぞれの企業の真価が問われる2019年になるかもしれません。株価が上がり続けるのか、それとも下がるのか、各社の戦略を改めて確認したうえで、仮説を持って投資するのがよいでしょう。

文・J PRIME編集部

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