テレワーク,課題,ビジネスチャンス
(画像=starmix/stock.adobe.com)

新型コロナウイルス感染拡大を受け、多くの企業がテレワークの導入に踏み切っています。通勤する必要がない、隙間時間に家のことができるなど、たくさんのメリットがあります。一方、実際に始めてみると見えてくる課題もあり、それらに対応するサービスも出現。今後の普及を見据えて、余裕のある富裕層をターゲットにした周辺ビジネスも登場してきています。新しいワークスタイルを支援するサービスを見てみましょう。

テレワークの課題1:自宅に仕事用の椅子も机もない……

今回のコロナショックの中、テレワークを取り入れた企業に勤める人の多くは、「突然、家で仕事をしなければならなくなった」というのが、実感なのではないでしょうか。仕事をする環境が自宅に整っておらず、リビングや寝室にパソコンを持ち込んで仕事、という人も少なくないと思います。

仕事用のデスクと椅子は長時間仕事をする上での必須アイテムです。しかし両方を買い揃えるのはたいへんですし、場所もそうあるわけでもありません。そこでデスクはテーブルで代替、しかし椅子だけでもなんとかしたいという人におすすめなのが、オフィスのチェアを従業員宅に配送するサービス「Kagg Home」です。オフィスで使用中の椅子をクリーニングし、自宅へ届けてくれるサービスで、この4月からサービスが開始されました。「会社で使っている椅子はよかった……」と痛感している人にはもってこいのサービスといえます。

椅子もおけないという場合には、スタンディングデスクに切り換えてしまうのも手です。デスクとチェアのセットよりも、ワークスペースを作りやすく、場所も取りません。運動不足になりがちな在宅勤務中の体力づくりもできるので、一石二鳥です。

テレワークの課題2:オンライン会議用のカメラがない、部屋はちょっと映せない……

仕事をする場所とともに必要になるのがネットワーク環境です。オンラインミーティングがぐっと増える中、ウェブカメラ、マイクといった装備も必要になってきます。ウェブカメラはパソコンに搭載されているものを使用している人が多いかもしれませんが、カメラがディスプレイの下部に取り付けられたものだと、きちんと顔を映すことが難しかったりするので、別売のウェブカメラを装着するのも1つの手です。

マイクも別体のものを使うとかなり音声が聞き取りやすくなるので、複数でオンラインミーティングをする人は揃えておくと安心です。

オンラインミーティングの時「部屋が散らかっていて恥ずかしい」という場合は、各社から続々と提供されている「バーチャル背景」の使用がおすすめです。ジブリ作品やウォルト・ディズニー、ピクサーの背景画像などかわいらしいものから、素敵な部屋をバーチャルで再現するリクシルの「Design Style」まで、用途にあわせて登場しているので、ぜひ活用してみたいところです。

テレワークの課題3:もっと快適な仕事環境がほしい

突然始まってしまった人も多い自宅でのテレワークですが、仕事をする環境が整い、ペースがつかめれば、新たな働き方として市民権を得るようになるでしょう。そうした時代に向け、テレワークが可能な住宅というのも登場してきました。

リコーと大和ハウスグループのコスモスイニシアは、住まいと仕事場の入り口を分ける「ドマワーク」と映像技術を活用し集中できる空間「コモリワーク」という2つのコンセプトを、リノベーションマンション2件で実際に採用しています。

いままで暮らしていた面積はそのままに、どんな切り分けをすることで自宅作業が快適になるのか。余裕のある富裕層であれば実際に着手できる選択肢として、大変興味深い取り組みです。

家のリノベーションまでと考えるとかなり大掛かりになってしまいますが、期間限定で、ホテルの一室をテレワーク用に貸し出すサービスも始まっています。仕事用の机と椅子が整い、ネットワーク環境もあるため、どうしても仕事をする場所がないという人は、この一定期間はホテルにこもるというのも選択肢の1つとしてあります。

通勤時間をイノベーション創出時間に

テレワークは働き方改革の文脈から考えても、今後比重が増えていくべきワークスタイルの1つといえるでしょう。余裕がある富裕層であれば、長い時間を過ごす自宅をオフィス化するといったコストの掛け方は、十分満足できるものになるはずです。ネットワークと電源とパソコンさえあれば仕事ができるという職種の人も多くなってきているいま、通勤時間や社内での移動時間に消えるはずだった時間を、イノベーションにつながる有益なアイデア創出の時間として置き換えることも可能です。このコロナショックを機会として、仕事空間を整備しながら、新しいビジネスチャンスについて考えてみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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