ラグビーW杯,東京五輪,銘柄
(画像=www. globalnewsart .com / Shutterstock.com)

オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ規模として世界三大スポーツイベントに数えられるラクビーワールドカップ。2019年の大会は、史上初めて日本で開催されます。全国19都市、12会場で開催される大会は、9月から11月の44日間の間に、約40万人の訪日外国人観光客が見込まれており、その経済効果は約4,300億円に達する予想も出ています。

さらに、2020年には東京オリンピックが控えています。1964年大会以来、約半世紀の時を経て、2度目の東京開催となります。2年続けて国際的なスポーツイベントが日本で開催されることもあり、建設ラッシュが各地で相次ぎ、関連する企業の株価にも注目が集まります。

ホテルから警備、パブまで幅広い銘柄に注目

藤田観光

最初にリストアップされるのは、ホテル関連の株でしょう。2つのイベントを通して日本を訪れる外国人観光客が増加すると見込まれ、宿泊関連の需要は底堅く推移しそうです。その中で注目されるのは「藤田観光」です。「ワシントンホテル」をはじめとして、全国でビジネスホテル事業を展開しています。同社のリゾート関連事業の売り上げは2016年12月期の67億5,700万円から2017年12月期には75億6,400万円と10%以上も実績を伸ばしており、2つのスポーツイベントによる宿泊の特需をうまく取り込むことができれば、売り上げも伸び、株価上昇への期待も高まります。

手間いらず

2つの世界最大規模級のスポーツイベントに向けてホテルの建設ラッシュが進んでいるものの、供給が追い付かない可能性も指摘されています。そこで民泊に大きな期待が寄せられています。また、ラクビーワールドカップでは、熱狂的なファンは大会を通して日本に滞在するため、宿泊費を抑えようと積極的に民泊を利用することも考えられます。世界最大の民泊サイトであるAirbnbは、日本の民泊も扱っています。

そのAirbnbとシステム連携をした企業「手間いらず」に期待が集まります。同社には小規模で個性的な宿泊施設を登録しており、システム連携によりこのリストをAirbnbに掲載できるようになりました。世界的に認知度の高い民泊サイトAirbnbが2つのスポーツイベントで活用されることが見込まれ、手間いらずのポテンシャルも上がりそうです。

ハブ

ラグビー発祥の地であるイングランドでは、パブで試合の観戦をすることも一般的です。また、試合後にはスタジアムからファンがパブに集い、ビール片手に勝利の余韻に浸る光景も見受けられます。日本で英国風PUBを普及させた「ハブ」も、スポーツイベントにおいては底堅い需要が見込めます。同社の売り上げは近年しっかりと右肩上がりで成長しており、そこに大きなイベントの特需がもたらされれば、さらなる躍進の期待が高まります。また、106店舗に及ぶネットワークは、全国各地で開催されるラグビーワールドカップにおいては、しっかりと需要を取り込めそうです。

ALSOK

スポーツの祭典として、盛り上がりが期待できるイベントですが、同時にテロ対策をはじめとするセキュリティにも万全の準備が求められます。特に、近年は国際的なイベントにおける警備の重要性は増しており、日本での2つのイベントにおいても警備会社は大きな役割を果たしそうです。東京オリンピックに向けては、警備会社大手が共同企業体を結成して警備にあたる予定で、その一角をなすのがALSOKです。同社には、実際に大会に出場する選手も多く所属しており、こうした選手が活躍することで、企業として宣伝効果も期待できます。世界最大規模イベントでノウハウを培うことができれば、今後の企業としてのポテンシャル向上にもつなげることができ、今後の株価の押し上げ要因として働きそうです。

文・J PRIME編集部

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